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チートなジョブで転移無双  作者: 綾瀬 律
第2章 王立学院

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116.うなぎは最高

 俺はというと隠蔽を掛けた状態でうなぎをかば焼き風に仕立てている。

 焼きたては美味い。

 今まではいわゆるかば焼き串を作っていた。簡単だからだ。


 捌くのはクリス。うなぎ職人の手を具現化した。ふははっ。

 で、新鮮なまま七輪で炭火焼きだ。七輪もいつの間にか10台に増えた。


 転移でもらったポイント。結構残っていたあれでたまに買い物をしていた。七輪もそれの内だ。

 使っていればそのうち無くなる筈のポイントなんだが、ある時、減っていないことに気が付いた。


 もしかして?

「転移時に持ち込んだものにカウントされている」

 トーカが視た。マジか。補充のチェック凄え。ほんと隠しコマンドみたいなんだよな。


 で、それが使えるってことは諸々買えたりする。もっともジョブとスキルは一つしか買えない縛りは健在だから、買えるのは装備とかに限られるが。20万Pも残していたからな。


 しかも現金化した10万Pはポイントに還元出来た。

 さらにはこっちも毎日補充だ。 

 ってことは持ち込んだ補充される現金をポイントに全て還元したら、とんでもないポイントになる。


 で、あったら便利セットを青い稲妻たちには俺がポイントで交換して、彼らに適正価格で売った。

 なんせ便利だからな。

 その代わりトーカが正しく価格を査定した。実に30万リラ。マジかよ!

 でもな、Aランクパーティーともなると依頼の額も大きい。しかもルーガスへの荷運び依頼は定期的に入る。


 さらにはリクたちがえげつない数の魔獣を刈る。

 まぁリクは俺の従魔だから、同じパーティーに入ったのでセーフだ。

 しかも野営の時の見張りは相変わらず免除してもらっているので、全く問題ない。

 それぞれが俺のジョブやスキルとなぜか家族となったので、結局は大家族みたいな関係性になった。


 話を戻すとポイントで追加購入した七輪でウナギを焼く。

 たれを塗って焼く。周りからの圧が凄い。トーカに頃合いを教えてもらって皿に盛った。

 さっそく被りつく面々。


 リクの前の台にも小山と作ってやった。行儀は悪いが食べながら焼く。

 次は白焼きだ。それで焼いて軽く塩を振って皿に盛る。

 柚子胡椒や一味、七味をかけて食べる。

 一押しはやっぱり柚子胡椒だ。


 満足するまで食べて、ほっと一息。まだまだある。

 夜もうなぎづくしだ。


 帰りながらやっぱりリク、白玉、イナリにコハク。カラスと大きくなったスズメも無双した。

「適度に残せよー」

 魔獣を狩りつくす勢いだ。

 俺たちはギルドに入らずにリクと外で待つ。


 俺の前にはウルグ、横にリク、足元にイナリとコハク、肩の上に白玉とカラスにスズメだ。

 相変わらずぎゅうぎゅうしている。

 さらに両脇に双子。後ろにクリスとトーカ、リグが控える。

 過保護じゃね?


 かえって目立つのかいろんな奴らに見られる。居心地が悪い。

「カスミが予想以上に目立っている」

「むう、僕たちのカスミは見ちゃダメ」

 おい、俺には普通の暮らしすらダメなのかよ!


 そして朝、俺に話しかけた冒険者たちがまた声を掛けてきた。

「ご、合同で護衛任務を受けてもらえませんか?」

 諦め悪いな。言葉遣いが丁寧になったのが救いか?俺たちがCランクと組んでいいことなんてない。

「ねえな、なんでCランクと組まなきゃならないんだよ」


「ふざけるな!」

 ギルドの中からアマランの怒鳴り声が聞こえた。珍しい。

 ドカドカと音がしてバーンと扉が壊れる勢いで開いた。やべっ怒ってるわ。

 実は怒らせちゃいけない筆頭はアマランだ。普段は冷静なんだが、怒ると手が付けられない。

「行くぞ!二度とこのギルドで仕事は受けないからな!」

 たいそうな怒りようだ。


 まぁ予想はつくか。例のCランクパーティーと合同で依頼を受けろと言われたんだろ。

 俺は双子を見る。

「殺す」「泣かす」

「お父様に進言しておこう。セイにも」

 アマランにはトーカが寄り添い、なんとか収まった。


 街を出てレナン湖に戻った。

「バカにしてやがる。俺らにCランクのお嬢ちゃんのお守をしろだなんて!」

 あーもしかして貴族か?

 トーカは頷いた。

 だから俺に話しかけたのか。冒険者としてなら爵位は関係ないからな。


「主、ベル様から緊急の依頼があるそうです。セイ様から連絡が」

 セイにはチビクリスがいるからこうやって連絡が取れる。


「アマラン、喜べ!ベルからの緊急以来だ。多分、ルーガス。夏の終わりはルーガスへの旅と行こうじゃないか!」

 と俺が言えばにやりと笑った。

「悪くないな!」

 俺もにやりと笑うと

「新婚旅行だな」


 珍しいことにアマランとウルグ、クリスにトーカとリグまで真っ赤だ。

 うわ、なんで双子が俺に抱き着くんだよ。

「僕たちも」「新婚旅行する」

 あー確かに、俺たちは結婚してすぐにロキが妊娠したからな。


 双子を抱きしめると「楽しもうな!」

 真っ赤になる双子。自分で言ったんだろうが!子供たちはどうするかね?


 で、ちょっとズルしてみんなでセイの屋敷に転移して、冒険者ギルドに向かう。

 入るとノナさんが奥を指さす。

 勝手知ったるセイの部屋に向かうと、中から扉が開いた。ヒルガさんだ。

「早かったな」

 セイがソファで紅茶を飲んでいた。優雅だ。足長いな。


「ちょうどむしゃくしゃしてたんだ!で、緊急の依頼って?」

「あぁ、ベルナ商会からのに運びだよ。ルーガスまで。ちょうど私も休暇が取れてね」

 そう言ってクリスを見る。ちょっともじもじするクリスはかわいらしい。頭を撫でてやった。


「そういう訳で、受注していいか?明日出発なんだが」

 俺と双子を見る。子供たちのことだな。

「大丈夫」「お母さまが離さない」

 まぁな、みんな可愛いから。ってことは預けるのか?


「受けようぜ!」

「みんな新婚旅行」「いちゃいちゃする」

「「楽しみ」」

 俺のルキとロキが可愛すぎる件。

 こういうところが本当に素直なんだよな…温室っていうか箱入りか?

 そう考えると双子の両親は良く俺との婚姻を認めたよな。


「カスミ意外とは結婚しない」「言い切った!」

 嬉しすぎてちょっとドキドキした。まだ昼間だ。期待している双子。うん、夜は頑張ろう。


 ノナさんに依頼の手続きをお願いして、ベルナ商会に顔を出す。

「やぁ、カスミ。久しぶりだね」

 そう、ベルナ商会との取引はリナがしているから。そもそもが昼間は学院だしな。

 夏休みに入ってからはレナン湖で休暇だったし。


「久しぶりだな、ベルにリノ」

「あぁ、カミール商会の窓口はリナだからな。で、依頼を受けてくれて助かった」

「何かあったのか?」

 アマランが聞く。


 ベルは困ったように

「それがな…とにかく大量の物資が欲しいとしか。どうやら青い稲妻たちをルーガスに呼ぶための注文みたいなんだ」

 どゆこと?


「つまり、ベルナ商会に大量の注文を出せば商品を納品するためにやって来る。護衛が専属では足りなくなるから俺たちに依頼を出す。本命はそちらだと思うんだな?」

 アマランがそう確認した。

 ベルは肩をすくめると

「推測でしかないんだが、間違いないと思う」


 ウルグがベルたちに聞こえないように

「俺たちってより本当はカスミなんだろうな。単独でそういう依頼は受けさせてないだろ?俺たちがカスミと受けているから」

 と言った。俺ってか俺のジョブとスキルだがな。もう別人格なら俺のジョブですら無いんじゃないかと思ったりもする。


「俺たちは別に構わないさ。カスミの新学期に間に合うようにか、または少し遅れていいなら普通のスケジュールでもいいかもな」

 確か二学期の始まりはまたオリエンテーションだったな。

 セイ次第だが相談しよう。


 挨拶がてら持参した化粧品を卸して屋敷に戻った。

 夜ご飯の仕込みにはまだ早い。みんなで居間に集まるとソファでコーヒーを飲んだ。

 完全に食後のコーヒーが定着したな。


 セイが

「カスミ、あの箱で食べた甘いのが食いたい」

 箱?

 耳元で

「ラウラリアダンジョンの朝」

 あ、あークレープか。そういや、あれ以来使ってないかもな。




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