表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートなジョブで転移無双  作者: 綾瀬 律
第2章 王立学院

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

115/118

114.擬人化

誤字報告ありがとうございます…

「…という訳です」

 成る程な。具現化で人まで具現化したと。ただ、全く意志のないものを具現化して人とする事は出来ない。流石にそうだよな。じゃなければ幾らでも生み出せる。倫理的に真っ黒だろ。


 俺はセイを見る。

「大丈夫だ。父上にも相談した。そして結果、支障がないと判断した」

「まぁな、俺と双子ばっかりな、その…なんだアレしてて。みんなも幸せになれたらと思ってはいたんだ。まぁ、なんていうか…元が俺だから分身が結婚するみたいで変な感じだが。為人は良くわかっているから。幸せにしてやってくれ。そして、幸せになってくれ!」

 決まった、と思ってみんなを見たら微妙な顔をされた。


「カスミの分身」

「カスミと結婚」

「ほぼカスミ…」

 セイ、アマラン、ウルグが呟くいてクリスたちを見る。そりゃそうだろ、なんで驚くんだ?


 双子までクリスたちをガン見する。

「今すぐする!」「最初は僕たち」

「「カスミの分身はほぼカスミ」」

 それも違うけどな。


 誰が誰をいつ抱くって話で揉めた。だから

「なら俺が味見してやる」って言ったら全員に冷めた目で見られた。


(ケッ)

(最低)

(不潔)

(浮気者)


「うわ、最低」

「そう来るか」

「自分で自分を抱くのか」

「「ダメ!」」


 で、結局はクリスの

「思考は主と繋がっていますが、別人格です!」

 の一言でそれぞれの婚約が決まった。一応、貴族家との婚姻は相手が平民でも婚約期間が必要だ。


 だから俺が入学してしばらくを婚約期間とした。トーカとリグは結婚すると平民になると思ったら、アマランとウルグをパルシェン公爵家の騎士として騎士爵を持たせると言った。


 実際に、商会の専属護衛なので騎士にしようという話はありタイミングを伺っていたのだ。

 元は子爵家なので、王立学院はそのまま卒業まで在籍が可能なんだと。


 入学前にそんなやり取りがあり、全方位から守られることになった。


 実際に、要注意と言われていた奴らには少し絡まれたが、セイにレオとブラン、ミロの存在のお陰で事なきを得た。

 ミロの実家からはパイナップルとドラゴンフルーツを取引することが出来た。これで、夏はパイン串が食える。ドラゴンフルーツも瑞々しくて美味いからな。

 もちろん、俺たちが食うためだけに買うんだ。楽しみだ。


 パーティーでは何故かセイにエスコートされた。もうなんでもいい。そう思ったのに、ダンスの後に頬にキスしやがった。クリスがいるのに。

 だいたい、婚約してるんだからクリスをエスコートしろって思ったが、それだと俺を守れないと言われた。

 そもそもクリスやトーカ、リグが入学したのは俺のためだからな。仕方ない。


 その後も魔法学の授業に俺が出なかったり、魔術の授業で色々免除されたりと目立ったようだ。セイにも、そしてカエサル導師にもくれぐれも本気を出すなと言われてるからな。


 魔術の授業で、夏休み前に実践練習として対戦の授業があった。俺はクリスと戦うと決めていた。もちろん、それはすんなりと終わった。ただ、同じクラスの公爵家令息のエルサダに指名されてしまった。

 面倒くせえ、カエサル導師とセイには目線で魔法を打つなと言われるし。ハンディやり過ぎだろ。


 で、はじめの合図の前に奴は魔力を練って発動して来た。ルール違反だ。そしてすかさず次も。簡単に避けられるんだが、力は見せるなと言われてるからな。

 適当に髪の毛でも切らせるかと思ったら顔を狙って来たから仕方なく薄皮一枚だけ、頬を切らせた。


 で、睨み合って降参した。退場するとセイとクリスが付き添ってそのままトーカとリグも帰宅した。

 で、もうケガしたから夏休みに突入だ!と気が逸ってベルシティの屋敷に転移したんだ。



 転移陣は俺の部屋にある。

 なのに、俺の部屋にルキとロキがいて休んでいた。ルキはソファにロキはベットにもたれている。転移陣が光るから俺が戻ってくると分かり、待っていた双子。


 そして俺を見ると転移して俺の横に来た。

「カスミお帰り」「お帰り」

 双子の笑顔がなんか怖い。その細い指が髪に頬に触れる。ヤバッ慌ててたからリグに回帰させてない。


「誰?」

「誰が?」

 …ヤバい。双子が手を繋いでいる。俺の手の中の髪の毛は2人で分けている。そんなんどうするんだ?


「ピアスに付ける。カスミの匂い」

「カスミの魔力も…いつも一緒」

「「後で付けて…色の濃い魔石も付けて」」

 腰を撫でられた。結局俺が作るのな。

「で?」「誰が?」


 あ…と思ったら王都の屋敷にまた戻っていた。

「乗り込む」「切り刻む」

 こらこら、人殺しじゃねーかよ!ダメだぞ。

「り、リグ…回帰!」

「はい、主人」


 俺の髪と頬に触れると戻った。双子は俺を見るとにっこり笑った。

「事実は消えないよ」「お仕置きは必要」

 仕方ない、奥の手の魔法の言葉だ!

「せっかく夏休みで2人とも仲良く出来ると思ったんだけどな…?」

 ピクッとした。

「仲良く」「する!」



 またベルシティの屋敷に転移して、そのまま押し倒された。双子の暴走は防いだが、結局は俺が犠牲になっただけじゃね?エルサダ、許さん!

 その日、双子はご機嫌だった。子供を抱えてご機嫌だった。

「これから毎日」「一緒」

 マジで?俺は一人寝を…あ、はい。子供と寝ます。子育てもするって怒られた。


 こうして、ちょっとしたパプニングはあったが、一学期が終わった。久しぶりにレナン湖のツリーハウスでまったりと過ごした。

 セイは屋敷と繋いだ転移陣を使って、ツリーハウスからギルドに通っていたぞ。クリスと同室になって、まぁなんだ。夜は仲良くしてるみたいだ。


 それはアマランとトーカ、ウルグとリグも多分、同じだ。

 俺?俺はもちろん双子と子供たちに挟まれて寝てるぞ!


 昔取ったうなぎは毎年の取りに行っている。なんちゃって蒲焼のタレを作ったらみんなが美味い美味いとたくさん食べるから。それに夏には必要な栄養が満点だからな。


「ふわふわ」「香ばしい」

「柔らかい」「美味しい!」

「「最高!」」

 これにはいつも辛口のトーカも

「カスミは天才!」

 と言った。だろ、だろ?


 もっと褒めていいぞ!って思ったら

「調子に乗るな」

 と言われた。

「冷たいとアマランに嫌われるぞ」と言えば真っ赤になるトーカ。可愛い奴だ。頬を撫でたら固まった。

 あれ、ツンデレか?抱きしめたら真っ赤になったまま力が抜けた。意外な発見だ。



 後は米粉で麺を作った。そうめん風だな。ツルツル食える。これは妊娠中のルキとロキもよく食べた。夏バテ防止にオークのしゃぶしゃぶにゴマだれ、キムチ(自作)にきゅうり。カラスの卵も入れて混ぜればスタミナそうめんの出来上がり。食べやすくてビタミンも豊富。野菜も食べられる。

「ツルツル」「食べやすい」

「美味しい」「コクがある」


 妊娠していないヤローにも人気だった。

「肉が美味い」「辛いのもいいな」

「美味え!」

 だろだろ?あっさりしたものばかりだと栄養が取れないからな。

 体を冷やしすぎないようにちゃんとお湯に浸かって、出てから凍らせた果物。

 冷凍庫を作ったから簡単に誰でも凍らせられる。


 ちなみに今年はパイナッパル。こちらではパインだ。おっぱいの方じゃないぞ?果物のだ。ただ、こちはのパインは木になる。でも見た目はまんまパイナップルだ。甘くて美味い。凍らせたパイナップルは最高だ。


 おチビたちも手をべとべとにして必死で食べる。鼻の穴を膨らませて。なくなると手を出して

「ない」「あ…」「ん…」「あー」

 おかわり希望だ。でも食べ過ぎると腹を壊すからな。


 すると涙の大合唱だ。うるさいうるさい。

 ちなみにルキは男女1人ずつ、ロキは男2人を産んだ。

 髪と目の色を俺たちから譲り受けたが、顔は双子に似ている。そう、めちゃくちゃ可愛い。


 まん丸で大きな目、くっきりした二重、細く形のいい鼻に小さな唇。

 可愛いのは嬉しい。嬉しいがまた追いかけ回されると思うとな。心配だ。

 俺も双子も色素が薄い。そのまま薄い色素を受け継いだから。そりゃ可愛い。


 これには俺のお父様方、お母様方も大喜びだ。他の孫はもう大きくなっていたから尚更、小さくて可愛いと大人気だった。特に双子のお父様は銀髪に紫の目。俺の髪色と双子の目の色を受け継いだ子は色味が似てるからと、デレデレだった。




*読んでくださる皆さんにお願いです*


面白い、続きが読みたいと思って貰えましたらいいね、やブックマーク、↓の☆から評価をよろしくお願いします♪


評価は任意ですが…もらえるととっても嬉しいです!

モチベーションになりますのでどうぞよろしくお願いします♪


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ