113.レイラ湖畔にて…
ロキが女になった時に、レイラ湖畔にツリーハウスを出した。そもそもがレイラ湖に人は近寄れない。知らずに俺は近寄ったが、普段は水龍が結界を敷いて人が入ることを拒んでいるそうだ。
俺が入れたのはリクやイナリ、コハクと共にいたから。聖なるものに連なると判断されたようだ。
実際に、コハクの伴侶だしな。
で、人が入らないから安全だ。
ツリーハウスの俺の部屋に双子と俺で暮らした。アマランとウルグもここに住んで、レイラシティに一時拠点を移して依頼を受けていた。もちろん、ルキと俺も。
水龍は自分と俺の子を抱いて、ロキに子供の扱いを教えた。水龍と人の子はしばらく人型だから。
ルキと俺だけじゃなく、アマランやウルグ、セイまで。おしめの替え方とかな。ヤローどもは頑張った。
そして、その年の年末にロキは元気な子を産んだ。それを見たルキが
「僕も産む!」
なんとなくそう言う予感はあった。そして、また一時的ににルキは女性になり、夢みたいにパインに囲まれた俺はご満悦だった。
ふふふっいいハリと柔らかさ。顔を埋めるのがお気に入りだ。
双子は
「もう…」「今だけ」
と好きにさせてくれた。パイン最高!
で、ルキも妊娠した。だがまたロキも妊娠した。パインに溺れて息子が頑張った成果だ。
リク、白玉、イナリ、コハク、トーカとリグの視線が痛い。だってな、男でもあんな美形だったんだぞ?
それが大きめのパインを持った双子はマジで最強だった。薄い胸も嫌いじゃ無い、いや、双子ならパインだろうが薄かろうがいいんだ。
でも、俺の息子は素直なんだ!
って事で、嫉妬したコハクに呼ばれてコンコンして…コハクとの子も授かった。子沢山か?
ルキとロキは同じタイミングの12月に妊娠して、翌年、俺が14才の9月に出産した。乳飲児の間は女性のままの方が良いんだが、いかんせん俺のバズーカが頑張ってしまう。
そう言えば
「「バズーカって?」」
無垢な目で見られる。なんとなく意味が分かったのか、俺の股をみて
「ほどほど?」
「ちまちま?」
失礼な!まだ子供なだけだ。手足は大きいから期待しておけ、と言ったら顔を見合わせて首を振った。
なので、子育ては水龍とコハク、イナリに任せた。水龍との間に2番目の子が出来て、イナリとルキの間に子が出来たからな。
そうして、双子は男に戻ってアマランとウルグにセイも加わって人間の子供4人と水龍の子2人(生まれてしばらくは人型)、そしてコギツネ3匹の子育てをしていた。
そうこうしている間に年末を迎えて、俺は15才まで後3ヶ月となった。
そう、王立学院に入学する年だ。
ルキとロキはもう普通の生活に戻れる。とはいえ子供はまだ小さい。
どうしようかと思ったら水龍が
「私がそちの住む街に行こう」
えっ?湖は?と思ったが
「遠隔で監視が出来るし、それ以前にカスミの完璧な隠蔽で誰も寄り付かん、ふははっ」
って事で久しぶりにベルシティの屋敷にみんなで戻った。
ヒルガとタウロスは俺たちが抱く子供を見て唖然としていたが、子供たちはすでに俺と双子の子供として登録済みだ。この世界では戸籍とかないから、結構あるあるなんだ。高位貴族みたいに血が重要では無いからこそできる。
ちなみに、今のルキとロキは侯爵家が保有していた伯爵家の家名を名乗っている。
アスタリスタ伯爵家だ。俺はパルシェン公爵家の子息でありアスタリスタ伯爵家の配偶者となる。
準成人で婚姻すると、情報が秘匿される。解除しない限りは誰にも分からないのだ。
公開するかどうか話し合ったが、何故かセイも双子も反対した。
「婚約者がいないと狙われないか?」
と聞けば
「結婚している方が危ないぞ」
とセイ。
「ダメ」「絶対」
なんでだ?婚約者がいた方がいいって、だから早く結婚したのに。
「あーそれな。予想以上にカスミがな…魅力的に成長してしまったんだ」
「可愛いくて守りたい子から儚くて目を惹かれる少年になった」
「結婚してると安心感からやってくる女がいる」
「「「危険」」だ」
声を揃えて言われた。
「でもな、婚約者はいないだろ?結婚してるんだから」
そこでセイが臨時教師として王立学院で教鞭を取ると聞いた。マジか…過保護すぎだろ?
そう言ったら
「足りない」
「全然ダメ」
セイは
「大丈夫だ。各所に根回しをして…ふふふっ見守り体制はバッチリだ」
そこで聞いたのがクリスとトーカにリグの事だ。何故かトーカとリグが大きくなっていた。なんで?
クリスを見たら胸を張っている。そうか、そもそもが具現化によるんだからサイズも自由自在なのか。
あ、だから以前、小さくて抱けないと言ったらトーカとリグが冷たい目で見ていたんだ。まじまじと2人を見ると背中に手を回す。
「羽は?」
「収納したに決まってんだろ!」
トーカのシャツを脱がそうとしたら抵抗したので
「トーカ」
大人しくさせてシャツを脱がす。背中には翼がない代わりに突起があった。触ると嫌がった。
「痒いのか?」
「気持ち悪い」
手を離した。それは申し訳ない。
リグを見るとクリスの後ろに隠れた。なので
「リグ、おいで」
手を出すと本当に嫌そうに渋々近寄って来た。だから抱きしめる。うん、程よいな。
リグの顔を覗き込んだら
ベシッ
痛いよ、コハク。しっぽ5連発だ。
(変態!)
それはむしろ褒め言葉では?
ルキとロキも
「「ダメ、浮気ダメ」」
まだ何もしてないぞ!胸を張ったら
(最低)
(不潔)
(浮気者)
(ケッ)
最後のはリクだな。
仕方なくリグを離す。セイを見るとドン引きしながらも
「クリスは俺の実家が保有する伯爵家に、そしてトーカとリグはルキたちの実家が保有する子爵家に、それぞれ養子とした。クリスはニア兄様の養子、トーカとリグはリベリアーノ殿の弟となる」
へっ?って事は…?
「主と共に学院に入学します」
何故だかセイも双子も、クリスとトーカ、リグまで胸を張る。待て待て、クリスもトーカとリグも…人じゃないだろ?バレないのか?
そんな事は分かってるとばかりに
「擬人化しました!」
ドーンとクリスが胸を張って腰に手を当てた。
なんて?
「擬人化です!ほぼ人ですね。魔力もあります。血ももちろん脳みそも」
倫理的に問題だろ!
頭が痛い。いいのか?クローンとは違うが、人造人間じゃないか。
「主の単細胞ですと人造人間とか思ってそうですが、違います。全くもって違います。魔女の秘薬で男性が妊娠をするのと、女性になって子供を産む。それくらい違います」
どっちもあり得ないって括りは一緒だと思うが?
「カスミ、深く考えなくてもバレない」
「大丈夫」「完璧」
何故かセイと双子が言い切った。もういいか、考えても仕方ない。
「本当に大丈夫なんだな?」
と念を押す。
「大丈夫です、排泄もナニもちゃんと作用しました」
思わずクリスの股を見る。確かについていた。トーカだって小さかったが付いていた。リグにも小さなパイン、もはやパインじゃないな、ちょこんがあった。
「つまり?」
「ナニも出来ます!」
下ネタじゃねーかよ!
「なら抱けるのか?」
リグをガン見する。自分で体を抱きしめて
「変態!」
「いや、そもそも俺のジョブだろ?なら俺のもんだ!ふははっ」
「「ダメ!」」
双子に抱きしめられた。はい、さーせん。調子に乗った。正直、俺は双子にしか反応しない。世の中の少年みたいに年中発情はしないのだ。
リグはウルグを見つめてもじもじしている。
ん?
ウルグを見ると満更でも無さそうだ。ん?
交互に見ていると
「カスミ、俺にリグをくれ!」
はい?リグは人じゃないぞ。
「大丈夫です、産めます」
誰が、誰の、そして何を!
「リグがウルグの子を…」
俺には冷たいくせにリグがウルグの前でデレた。指をツンツンさせて上目遣いだ。お前、誰だ?目を擦った。リグはいつも俺のことを冷めた目で見てる筈だ。
「大丈夫だ、ウルグはリベリアーノ殿に挨拶を」
セイ、なんでそうなる?
何故かトーカももじもじしてアマランを、クリスも恥ずかしそうにセイを見る。まさかな?
「クリス、トーカ…もしかして?」
セイが俺の手を掴むと
「カスミ、クリスを俺に…」
もう片方の手をアマランが掴み
「トーカを、俺に…」
「「下さい!」」
もうどうなってんだよ…クリス、説明を頼む。いや、クリスも当事者か。誰か俺に説明をプリーズ!
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