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衝撃のハンバーガー

作者: 晴読雨読

臨時収入を得た。どう使おう。


くたびれ新卒OLは、残業してヘロヘロのまま、気力もなくふらふらと家に向かう。


新人だから、雑用は降ってくるし、仕事の知識だけじゃなくて、知らない人の顔とか名前も覚えないといけない。


そんなくたびれた帰路、何だかギラギラデコデコした派手な財布を拾った。


そのまま交番に持っていったら、これまた派手なキラキラしたギャルがいて、そのまま渡したら、お礼に5000円もらった。


薄給で給料日前だが、こういう時くらいは贅沢しないとやってられないと思い何を食べようかと悩む。

ただ、もう疲れちゃって、騒々しい店では食べたくないのでとりあえず家でご飯が食べたい。


スーパーへ足を運び、まずは肉から!

と精肉コーナーへ、みてみると悲しいかな、ひき肉が割引している!と、咄嗟にかごに入れてしまった。

(ステーキ食べたい気分でもないし、ひき肉で組み立てるかぁ。……ハンバーグいや、ハンバーガーにしよう。こないだ広告見てからハンバーガー欲高まってたし。)

レタス、トマト、玉ねぎと野菜を素早く回収し、バンズもラスト一袋をゲット出来た。


(以外と売り切れてるから……今日はラッキーだな)


仕上げにチーズとコーラ、惣菜の割引ポテトもかき集めてレジで会計する。

キャッシュレスアプリで、全額ポイント還元という奇跡みたいな

当たりを引いた。

(今日はラッキーすぎる)


逆に不安になりながら家に帰った。

ささっと着替えて、ハンバーガーを作る。トマトや玉ねぎ、ひき肉も分厚く、一口で入らないようなアメリカンなバーガーに塩コショウ、ケチャップ、マスタードで大味に味付けする。


チェーン店ではほとんど食べられない、バカでかいハンバーガーにがっついて、幸せを噛みしめる。

肉汁の旨味をケチャップと共に感じると幸せが込み上げてくる。


夢中で食べ尽くすと、満たされた心地になる。


アフターバーガーでポテトを温める。氷入りのコーラも用意してちまちま食べると疲労感も忘れる。



食べ終わると悲しい事に明日の残務を想像してしまう。

今は忘れてさっさと寝よう。


おやすみ。

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