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ラディウスソリッシュ ~古代神の聖剣~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第六章「第三の門 / 燎(りょう)の天の門」
263/1026

26-3 火炎の宮殿

 

 バーネットは、上がってきた階段の右脇に置かれている、下を向いた高さ一メートルくらいの鳥の像の前にアニスを連れていくと、持っている門の鍵であるペンダントヘッドを像の背中の(くぼ)みに()めるよう言い、アニスが言われたとおりにすると、下を向いていた首がカクンと音を立てて上を向く。


 その後、ペンダントヘッドを外して走って戻ってくるとバーネットが再度石を拾い、台の上に投げると、今度は炎が出ない。


「成功ね。アニス、あのラチェルタの額にペンダントヘッドを()めて!」岩の上にいる蜥蜴(とかげ)の像を指すと「でも……」戸惑うので「三分しか時間がないの。急いで!」


「アニス、おいで!」ロイが彼女の腕を(つか)んで階段を上がり、一呼吸して一歩台の上に足を乗せると「あと二分十五秒」アニスの隣に立つマーティが腕時計で時間を計る。


「大丈夫、行こう」アニスを連れて巨大なラチェルタの像の前に立つと、像の額に(くぼ)みを見付け、アニスにペンダントヘッドを()めるよう言うと「あと二分」マーティが残り時間を告げる。


 (おび)えるアニスに「大丈夫だよ。君は僕たちが守るから、心配ないよ」隣に立つマーティも「さあ、第三の門を開けてくれ」声を掛けると二人の顔を交互に見て、持っているペンダントヘッドをラチェルタの額に()める。


 すると台が揺れはじめるので、慌てて降りると台がせり上がり、下から茶褐色(ちゃかっしょく)の重そうな扉が現れて内側に開いていく。


「第三の門が現れたぞ」扉の前に立つロイ。


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