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第3話 名誉男性兼オスの奴隷の女

 今回は、主人公がとある家に寝ているところから始まります。

 その発言は、ツイフェミ独特の悪いところばかりです。

 私は、気が付くとある家の中のベッドで眠っていたらしい。

 そこは、暖かくてとても過ごしやすいので、つい二度寝をしそうになる。

 なんだか、懐かしい感じがした。

 だけど、私はそれをなんとか止めて、目を開けて起き上がる。


「ここはどこ?」


 私は、何だかカントリーな部屋の中にいた。

 その部屋は、焚き火があった為か、より暖かくなっており、ポカポカする。

 それは、おばあちゃんの家のような雰囲気漂わせている。

 昔ながら木材を使った家具などがあり、木しか使われていない感じだ。



 暫くすると、長いスカートをはいてる、金髪のオス共が好きそうな胸がでかい女が現れる。

 明らかに奇形の女だった。

 私は思わず、その為叫んでしまった。


「名誉男性!!」


 つい、私はそう叫んでしまう。

 ツイフェミのさがなのか。

 それを聞いてか、金髪の女は首を傾げていて、言葉がどうやら通じてないようだ。

 それか、そう言う文化がここにないのかもしれない。


「あなた? 大丈夫? まだ、体悪いの?」


 私は、その発言を聞いて怒りが込み上げてきた。

 この女からは、どこか男に媚びた感じがしてきたからだと思う。

 しかも、明らかにバカにしているような、表情もしていようなさ気がしていたから。


「大丈夫よ!! バカにしてるんじゃないの!? あんた!」


 更に、金髪の女は何をいってるのか、何に怒ってるのか分からないみたいな表情をしていた。

 やはり、この世界では私達ツイフェミはいないみたいだ。

 だからこれ以上、言及しても意味ないと思い、私はその話をするのを止めた。


「それより……ここどこよ!?」


「ここは……田舎の村よ。私と旦那で暮らしてるの。旦那が、森に入ったらあなたがいて。倒れていたのを聞いて、私は旦那が連れてきたあなたを看病していたわけ。分かったかな?」


 どうやら、私はこの金髪の女の旦那とやらにここまで運ばれたらしい。

 つまり、その男に体を触られたってことになる。

 これは、痴漢に値するわけだから。

 今すぐ、警察を呼んでその旦那とやらを逮捕してもらおう。

 そして、その男には体を触ったことについて、謝罪してもらいたい。


「キャーー! つまり、あんたの旦那は私に痴漢したんじゃないの! 今すぐ、警察を呼ぶわ!」


「はあ? あなたに何を言ってるの? 私の旦那は、命恩人よ? 感謝される覚えはあっても。恨まれる覚えはないわ」


 私は、この金髪の女が何を言ってるの分からなかっ

た。

 だって、その行いを正当化したいが為に、そう言う嘘をついたに違いないから。

 オスが、そんななんの見返りもないのに、女性に親切にするわけない。

 そもそも、体を触られて喜ぶ女性なんて私の世界に居ない。

 ただ、よくよく考えてみたらこの世界は私の知っている世界ではない。

 だから、そうなのかと諦めたが。

 少しは、その男に反省してもらわなければならない。

 女性は、オスなんかより価値があるのだから。

 汚れたらどうするのかと。


「あんたみたいなのがいるから、私達まで誤解されるんじゃない! 奇形のくせに、生意気よ! それに、クソオスに媚びうるとか。同じ女性として、恥ずかしいわ」


 私は、金髪の女の旦那の悪口を言い終わった瞬間。

 金髪の女は、体を震わせている。

 どうやら、完全に怒ってしまったらしくて、その形相からは先ほどの私を心配している様子はない。

 金髪の女は、ついに私に説教をし始めた。


「あなた! 酷いんじゃないの! 私のことは何を言ってもいいわ! ただ、旦那の悪口だけは止めなさいよ! 私の旦那は、性格がいいし。頼りになる、最高の旦那よ!」


 私は、何が最高の旦那だと思った。

 オスなんて、どれもこれも女性をそう言う目でみて、女性を性的消費しようとしか思ってないじゃない。

 それなのに、この女はそんな男を庇おうって言うの!

 まさに、典型的な名誉男性だわ。

 そんな時。

 一人の人間が、家の中に入ってきたのが見えた。

 しかも、それ男だったのだ。


「やあ、起きたかい? 突然、森で倒れていたからびっくりしたよ!」


 私は、この男を見て鳥肌がたった。

 だが、それは男だからではない!

 その男は、筋肉ムキムキでいかにもイカツイがたいをしていて、明らかにそう言う見た目をしていたから。

 襲われると思い、大きな声で威嚇し叫ぶ。


「キャァァ!! 痴漢! 変態! 近寄るなぁぁ!!」


 その男は、それを聞くと身を引いて私の間に距離をとる。

 男は、しゅんとして落ち込んでいたが、私にとってはオスなんかに同情する必要はない。

 だが、金髪の女のほうは、旦那がバカにされたのが許せないのか。

 私にまた、説教をする。 


「何ってこと言うのよ! 旦那は、あなたの命の恩人よ! その行為に対して、あなたは恩を返すどころか。そう言う、酷いことを言ってくるとか……人として、どうなのよ!」


「まあまあ」


 金髪の女は、自分の旦那を悪く言われて怒っていたが。

 旦那は、それを静めるために説得している。

 まあ、確かに私がそう言うことを言って悪かったかもしれない。

 だけど、普通男がきたら警戒するものじゃないの?

 この世界の常識は、全然私には分からないわ。

 本当に、理解しがたいわ。

 男の為に、必死になって怒る女なんて。


「まあ、いいわ……」


 どう見ても、その女はまだ怒ってはいたが、これ以上詮索すると面倒臭いのでやめた。

 それから、金髪の女とその男は自己紹介をする。

 まあ、歓迎してはいなかったが。


「初めまして。私は、セレフと言うの。ここで、夫のガイアと暮らしてるわ。」


「俺は、ここで妻セレフと一緒に生活しているガイアだ。仕事は、モンスターの討伐をしている。さっきは、驚かせてすまない」


 それからも、話をしてみると、ここは町から離れた場所らしい。

 しかも、魔物が出やすいためか、この二人しかあまり人は来ないと言われた。

 セレフも、元はギルドに勤めて魔物を狩っていたが、夫のガイアが自分が金を稼ぐといい、妻を養っているとか。

 まあ、私はそんな事を言われても、ちっとも羨ましいとかはなかった。

 だって、それはいわゆる専業主婦と同じだと言うこと。

 明らかに、家事をこのセレフに押し付けて。

 自分は、魔物を狩って遊んでいるだけ、これは明らかに女性差別だ。

 だから、私はそんなセレフとか言う金髪名誉男性に言ってやった。


「はぁぁ!! あなた、これはどういうことか分かってるの!? このオスに、一生家政婦まがいの奴隷としてこき遣われるって、ことなのよ!!」


 そう私が、こんな関係は良くないと熱弁するも、それに耳を貸さないどころか、セレフは旦那のガイアの顔をずっと見ていた。

 まるで、なにか良いことでも起きたかのように、その表情は頬を真っ赤に染めて、目がぼーっとしていた。

 明らかに、ガイアにベタぼれの状態だった。

 私は、その光景を見ていると、なんだか嫌な気分になってくる。

 それも、嫉妬のようなそんな気持ちに。



 その後、いつの間にか眠ってしまったのか、窓を見ると外は暗くて、月がでていた。

 だが、その雰囲気を楽しんでいると、何か喘ぎ声みたいな物が聞こえた。

 よく聞くと、それはセレフの声だ。


「あなた……好きよ! 好き!!」


「しょうがないな。セレフ……今日は頑張ってみるか」


 その声は、うるさくて静かな夜の余韻に浸ることもできない。

 しかも、寝ようとしても気になって眠れない。

 私は、なんとかベッドで眠ろうと頑張ってみたが。

 その声がやはりうるさくて、私の安眠を妨害してくる。

 特に、セレフの声は響いてくるから、正直言ってこんな状態で眠れる方が可笑しい。

 こんな女、私は産まれて初めて出会ったと思う。

 元の世界では、女性がオスに対して、尊敬したり愛することがなかったから、私には何がいいのかさっぱり分からない。

 それに、こんなにこのオスに魅力があるのかと疑問に思う。

 本当に、不思議だった。

 だが、それは紛れもない現実だ。

 そのセレフとか言う女は、明らかにガイアとか言うオスに虜になっていた。

 本当にそんなことになるのは理解出来ない。

 私は、絶対にオスなんかに魅了されない。

 そう誓い、騒がしい夜をすごしていた。

 相変わらず、セレフの声は大きくて寝れなかったが。

 今回の主人公は、特にムカつくしツイフェミの嫌なところ全面にしていましたね。

 ツイフェミとは、本来こう言うものです。

 特に、人の恩を仇で返すのが特徴。

 感想、レビュー当お待ちしております。

 励みになりますので。

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