衛星から来た最強生命体
キール1号は2020年に作られたロシア衛星だが、原因不明で12月12日にふもとの町のはるか100キロの地点、人のいない荒れ地に墜落した。調査員3人はすでに到着していた。
「ああ、だいぶ壊れてる。」
「本部からじゃ墜落理由がわからない。」
「人の手か、それとも未確認生物でも入ったのか?」
「あれ?何かあそこで動かなかったか?」
「あっ、生物のような、いや違う。」
調査員は覗きこんだ。
「ん?」
その瞬間見えない熱が調査員の顔を直撃した。
「ここから去れ。」
「生物なんていないぞ。なんだこの声は。」
「ここから去れ。」
また聞こえた声に二人は怯えた。
「だ、だれだ?」
「その方に近づくな。」
また別の声が後ろから聞こえた。振り向くとそこにはDケルベロスがいた。
「ば、化け物。」
Dケルベロスは1人を槍で串刺しにし、もう1人も刺した。
「Dケルベロスか?私を箱の中に入れろ。」
「はっ!」
Dケルベロスは細胞のような生命体を箱に入れ去った。
基地では兵士たちがDケルベロスを迎えた。
「その箱が。」
「この箱は私が開ける。」
そして司令室で箱を開けようとするとライアンがきた。
「何故それを持ってきた!指揮はまだ私が出すはずだろう!あの方の出る幕ではない。」
「私が直接Dケルベロスに依頼した。」
箱から思い声が聞こえた。ライアンはぞっとした。
「私のやり方に口を出すな。」
煙が箱からでて、手と目が気体から表れさながらガスの生命体のようなものが現れた。
「レイ.ビースト.ゴースト様.」
ライアンは震えていた。煙の生命体が話しかけた。
「軍の指揮は私がとる。貴様はもういらん。」
「そ、そんな!」
「軍の指揮はシャロットがとれ。」
そこにはにやついたシャロットがいた。ライアンは怒った。
「なぜこいつが、何故任されるのです。」
シャロットはにやついて言った。
「私は適宜進言したからです。」
「いつの間に。」
ライアンは兵士に腕を取られた。
「何をする!」
レイ.ビースト.ゴーストは言った。
「お前は牢に入っていろ。」
スノーボルトたちは病院にいた。ヒューストンが五階の病棟に入院していた。手術はすでにおわり一命をとりとめたていた。いま医者はいないためスノーボルトはおもむろにヒューストンの腹に手を当てた。スタインは驚いた。
「俺のエネルギーを分け与えたい。」
「ああ、きっと喜ぶと思うよ。」
家に帰るとボルトがいた。
「わしの手でヒューストン君を救いたい。一部が機械になるが。」
しかしスノーボルトは
「いや、体が機械になるのはよくない。」
「儂は捕まる。その前になにかしたい。」
その時ニュースが流れた。
「町の上に突然山から取ったような岩がおちました。岩は直径5メートル。」
「あいつらのしわざか?」
スノーボルトは乗り出したが、スタインは
「いや、こんな科学など聞いた事はない、とすると超能力か。」
「Dケルベロス、お前はA地点に行け。私はB地点に行く。離れた場所を攻撃し、スノーボルトを待つ。」




