悪魔の刺客 吸血キラーラビット襲来
雪山のふもとの隣町から電車で1時間ほどの山は高すぎず斜面も緩やかで山道も用意されているピクニックに適した山だった。ここで若者のグループがキャンプの休憩の昼食を摂っていた。そんな時若い女性がたまたまちらりとよそ見をしたとき視界にウサギが入った。止まって遅いスピードで動いたり止まったりしていた。それに気づいた女性はふいに追いかけたくなった。席を立ち、ゆっくりと歩を進めながらうさぎの近くで一気に近づいた。しかし捕まえようと手をのばしたが気づいたうさぎに逃げられてしまった。
「ああ、おしかったなあ、あれ?」
ウサギはおどろくような速さではしりさり女性の視界から消えた。
「あれ、もういなくなった?随分早いなあ。」
ウサギのあまりの速さに違和感を感じた女性は木の多い場所をうろうろした。
「こっちの方?」
しかしその付近は人も生き物もいないのに不気味な雰囲気があった。
「かえろう。」
そこへ突如女性をうしろから羽交い絞めにし口を塞いだ動物のようなロボットが現れた。
「んー、んー!」
女性は息が出来ず苦しんだ。そのロボットはシーラカンスロボットと同じ位の大きさで、体はやや寸胴だが短い脚に対し俊敏で、体毛に覆われた幼児が遊ぶ白い縫いぐるみの様で耳は大きくたっているが目は白目で凶悪なまなざし、顔は細くきつねの様にも見えた。
「はーっはっはっ!おれさまはキラーラビット!若い女の血を集めるのが使命だ。」
女性は悲鳴をあげようとしたが口をふさがれている。いたがる女性をすごい力で押さえつけキラーラビットはゆっくりと顔と口を女性の肩に近づけ鋭い牙で噛みついた。女性は激痛と恐怖で叫びたかったが声が出なかった。精神は錯乱状態でだれでもいいから助けてほしかった。キラーラビットは女性の血をすいとると女性はがっくりたおれた。心配になった仲間たちが助けにくるとキラーラビットの姿はなく、女性の一人が悲鳴をあげた。
「あそこ!」
そこには流れた血があった。男性の一人が青ざめた。
「ま、まさか!」
男性は恐る恐る確かめるためちかづいた。すると血が突然火を出した。まるで重油に火がついたように燃え広がり巻き込まれた男女は炎上した。
ボルトはスノーボルトを整備した。
「大分水が浸水したな。外部は防水処理があるが、中は一部ない。」
「少しやすめ。」
スタインが言うとボルトは
「だが一刻も早くモルフェスを助けないと。」
ハンザ・ペーターがいった。
「すまない、シーラカンスロボットに居場所を聞き出さなきゃいけないのにとどめをさした。」
一瞬場が止まった。ハンザ・ペーターは聞いた。
「あれ?何か変?」
ヒューストンは取り繕った。
「あ、ああなんでもないよ。」
ヒューストンとスタインは小声で話した。
「あいつ、大分かわりましたね。」
「マーグの方がこれからどうすればいいかわかると思う。でも根性と裏技は俺の方が上だ。」
「全部は変わってない。」
「ところで基地をどうやって探るかじゃ、受け身の姿勢しかとれんと後手に回ってしまう。」
その時ニュースが流れた。
「キャンプに行った若者と一人暮らしの女性が襲われました。不可思議な事に現場に流れた血から火がでたと言われています。」
「これって。」
ヒューストンの問いにスタインは答えた。
「ああ、雪男のしわざか。」
「また新しいロボットが?」
ヒューストンは不安になるとハンザ・ペーターは言った。
「俺のせいだ。俺が基地の場所を聞かなかったから、俺が探してくる。」
「お、おい。」
ヒューストンは呼び止めた。
最新話「悪魔の刺客 吸血キラーラビット」を更新しましたが、少々この作品は古典SFと昔の子供番組の様な雰囲気で若干のりと趣味で書いてしまった感じで、今までテーマは徹底して突き詰めてましたが、ネタみたいな悪役出したりして前はもっと考えてたな、と思いました。戦いや暴力が苛烈化してしまうのできり良く終わらせます。この作品少し悪役もあらすじも安直でそれをわかってて続けてる部分あるのです。




