第1話 転校生『鷹木 美生』
昔…というより結構最近の話しをしよう
それは唐突に現れた
今から約10年前日本を襲った怪奇現象だった始まりは10年前の6月20日観測史上1番の豪雨だった。
最初は梅雨だからという認識があったしかしそれから色々不快な事が起こったのだ
次の日は嘘の様な快晴そしてまた次の日は
豪雨それが約1週間繰り返された
流石におかしいと思い様々な学者が調べに調べ回ったしかし異常な事は何も見つからなかった
その後はいつもの天気に戻った筈だった
その後から約2週間たった頃都市部で大規模な爆発が起きたその爆発は地上ではなく空中で起きた物だか規模は壮大で半径3kmにも及ぶ巨大な爆発だった被害総額は15兆を越え
死者行方不明者は合わせて10万人も越えた大災害が起きたその後は世界各地で大規模爆発や災害が相次いで起きた
そして話は現在になる
…
「ん.は〜〜」
情けないあくびを漏らしながら起きたのは
『南雲 葵』四条市の高校に通う少年だ
彼は実家で暮らしているのだが両親が単身赴任で妹と実質2人で暮らしていた
時期は4月まだ新学期が始まったばかりだった
朝食を取り家を出た葵は道で奇妙な物を発見したそれは綺麗に輝く黄緑色の宝石だった
「何だこれ?」
葵は黄緑色の宝石を手に持ってみた
「綺麗な石だな…」
葵は石をズボンのポケットにしまって学校に向かった
「お〜葵 おはよう」
「ああ おはよう」
声を掛けて来たのはクラスメイトの 河田 伊織 だった
「相変わらずのイケメンだな」
「そんな顔すんなよ俺たちの中だろ」
「朝からそんなイケメンみたら憂鬱になるわ」
俺たちは他愛もない話をしながら教室に向かった
丁度席についた頃にチャイムがなって先生が入って来た
「はい皆さん少しお話があります」
「?」
「実は転校生が来たんですよ」
「え!今?」「何で初日じゃないんだ?」
ちらほら周りから話し声が聞こえて来た
葵も気になっていた転校生が来るというのはやはり気になる物だ
「じゃあ、入って来て下さ〜い」
皆の視線がドアに集まったガラッと音を立てて入って来たのは女子だった
彼女の名は『鷹木 美生』と言った腰まであろうかという長い黒髪そしてとても整った顔立ちをしていた。葵は只々見惚れていた
それに気づいた伊織が声を掛けて来た
「おい、何ボーっとしてんだ。」
「はっ!つい…」
「てかあの子めっちゃ可愛くないか?」
「あ、ああ俺もそう思う。」
「はい、じゃあ南雲君の隣に座ってもらっていい?」
「はい」
葵は驚きを隠せなかった
(そんなラブコメ展開…)
「南雲君宜しくね。」
「よ、宜しくお願いします。」
「はいじゃあHR始めるわよー」
…
場面は放課後になる
「その南雲君鷹木さんに学校案内して上げてくれない?」
「いいですけど俺ですか?男子より女子の方が…」
「鷹木さんが何回か話した南雲君がいいって言って」
「それならいいですけど。」
「じゃあ宜しくね。」
「はい」
…
教室に向かうと鷹木さんの姿がいた
「鷹木さん」
「あ、南雲君」
「じゃあ行こうか」
その後は話をしながら案内をし何事もなく終われて帰ろうとした時鷹木さんに声を掛けられた
「あの、南雲君少し聞きたいことがあるんだけど…」
「なに?」
「南雲君前に会わなかった?…東京大規模爆発の時」
「ああ、あの時か…俺は覚えてないな
ごめんね」
「ううん、大丈夫だから」
「そう、じゃあ帰ろうー」
「何で今『生きてるの』…」
「…」
「あなた昔私を庇って死んだはずじゃなかったの…」
「…」
「もう一度言うよ…貴方はあの時
『死んだ』
よね」
どうも1ヶ月ぶりです美羽でございます。
こんなに間を開けてすいませんでした。
理由は言いませんが色々ありました
さて新しく書き始めた小説『消滅の軸』如何でしたでしょうか。タイトルの後ろに英語が書いてありますがあれはただ
消滅の軸を英語にしただけです。
この物語を書くのに色々苦労しました。
まず書きたいのが思いつかないこれのせいで遅れたも同然です
まぁ色々あったけどかけました次の話ではもっと面白く出来る様精進します
また皆様に会える事を祈って。