パクリについて話そうか
2023/3/17、遂に畏れていた事態が発覚した。
ことの起こりは大陽出版さんから確認したいことがあるのでお電話ください、とメールを頂戴したことだった。
まあ、なんのことはなく、おれの注文履歴の確認だったのだが、「そう言えば」と、先様が続けた。
「他にもご注文履歴を頂戴しています」
「いや、知らないです。それは?」
「『孤独について話そうか』という出版物についてですね」
おれは、そのデータがアプリごと消されたことを、近々に確認したばかりだった。
つまり簡略すると、そのデータをウェブでアップロード、ただ支払いがないため確認すると何の彼の言ってデータを返せという。先様はそれはできない、何かに焼いて「ご自宅に」お送りするなら、と言うと急にキャンセルすると言ったそうだ。
おれは関係省庁にことの次第を叩きつけた。
「もし『発行されていれば』著作権に係る」というのが返答だった。
データを作っていたClipStudioごとファイルを消されたので、今度はClipStudioのフォルダにデータを保存しないようにし、進捗を全てTwitter(当時)で報告することにして、「孤独について話そうか」は無事刊行された。