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ノンフィクションと言うには余りにも  作者: シキウタヨシ
2/8

毎夜ナイフを抱いて寝る

2023/2/15、下宿先で侵入の痕あり。

おれは上階がクサイと睨んでいたが、誰一人真面目に取ってくれなかった。それどころか、「侵入できない(密室)じゃないですか。これじゃ事件性はないですよ」



それからあとは地獄だった。

毎夜ナイフを抱いて眠った。

実家に帰ったとて同じことであり、ナイフを抱いて寝る夜は変わらなかった。簡易監視・盗聴探知機は、wifi をあっという間に乗っ取られて使い物にならなくなった。

おれは、襖につっかえをして暮らすのがせいぜいの抵抗だった。


それからも、アプリごと全てファイルを消されたり、仕事場にハックをかけられたり、少し油断して席を外すとちょいちょい現金が無くなったりと、気の抜けない生活が続いていた。

もう目的はおれの邪魔ではなく、単なる刺激、更なる刺激を求めるだけの中毒者にしか思えなくなった。



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