友人
私の友人にとても賢い人がいた
いろんなことをよく知っていて
ピンポイントで教えてくれる
興味のない事はなかなか覚えられない私は
あっ これは覚えられな?
と事前に自覚できる事も多い
その友人は何回も聞かれることが嫌なのか?
私には言わないものの 私以外の人が
何回も聞いてくることに毎回文句を言っていた
すぐに機嫌が表情に出るからわかりやすい
私は案外こういう人の方が好きなのも
私自身も素直な自分でいられるからなんだと思う
そんな姿を見ながらも
覚えられない自覚がある私は
あっこれはまた聞くと思うから
なぁんて冗談ぽく言いながら
何度も聞いていたが
途中 呆れたのか?
呆れた笑顔で教えてくれるようになった
調子に乗って辞書のように聞いていた私だが
聞かれるのが嫌?と思うところがまだあった
そんな目で 観察してると
あることに気が付いた
それは
聞かれたときに自分の知らない事だと
調べずにはいられない?性格?なのか?
仕事の手を止めて調べようとしてくれる
知らないと一言 言ってくれれば
私が調べるのに 自分で調べようと
資料が置いてあるとこへ行って調べようとする
最初は嫌々やってない様子だったので
気が付かなかったが 嫌な時もあるよう
まぁ忙しい時って感じではあるが
そこは注意して こっちから引く術を学んだ
とても賢い人
何でもできてしまう人
そんな人が陥りやすいのは
自分と同じレベルまで求めてしまう
自分が普通で できて当たり前
そんな感覚の人も多い
そんな場合は普通よりできる人だよ
と何回もアピールする
あっちの世界的には「よいしょ」
と思ってやることになるのかもしれないが
こっちの世界的には違う
本当にできる人や賢い人で怒りっぽい人は
その優秀さを自覚してないから の場合が多い
だから その事実を何度も伝える
もちろん こっちの世界的「よいしょ」はない
できの悪い人を褒めたりしない
もちろん 自分基準だから
その人が凄いと思う人は褒める ということになる
もちろん その友人も自覚と共に
できない人を見ても怒ることはなくなった
あっちの世界の人でもあの有名人のように
自分ができる事を自覚し できない相手を認め
おそらく 音楽の仕事の時は厳しく
自分の求めるレベルまで求め 取捨選択してる?
できない人には 甘やかせない程度にレベルを落としつつ
言いたい事は 容赦なく言ってるが 愛があるように思う
家族の様子を見てると 全ての人が 自由に
それぞれのキャラを出しながら
言いたい事を言いながら 楽しそうに見える
自分を知っているからこそ
距離感とやるべき事のバランスを
うまく保ってると思える
自覚することで
自分を自由に放てることができる
自覚し 相手を感じることで
思いやりと距離感とやるべき事を
最大限 良い方向へ 引き出すことができる
最初は怒りっぽい友人でいつも攻撃的だったが
少し観察してればそこには必ず原因があって
そこを解していけばとってもいい人
今はいろんなことを仕切ってくれるし
とてもいい人で 文句を聞くことも無く
退職後も関係が続いてる
2023 0211 0802
最後まで読んで頂きありがとうございました




