城岩蝸牛の号砲
2.城岩蝸牛の号砲
場所:ドサンド砂漠
名物の蝸牛。幼体時、灼熱の岩石地帯だったドサンド砂漠の鉱物を喰らっていた。
最初は地表だけだったのだが、大きくなった蝸牛は地面に潜り、質の良い鉱物を求めて地下に空洞を作った。
その空洞が今のドサンドの街だ。
ある程度食い尽くしたころ、岩石地帯の端から這い出た蝸牛は城岩(殻)を背中に生やし、生体になった。
成体は肉体表面に渦巻の紋様の、この近辺の金属を多量に含んだ。太陽光をエネルギーに変換する岩の殻を纏う。
日光の熱エネルギーを殻に浴びせ、殻の中の空気を熱音響によって 日光熱→音に変換する。
これによって発生した音を、更に冷却に用いる。
鉱物が太陽光を吸収。エネルギーを生み出す。
これにより、蝸牛は太陽の熱を肉体の冷却に用い、太陽の光を生命活動用のエネルギーに変換する。
熱を音にするとき、漏れた音は蝸牛の身体を振動させ、周囲の岩を少しずつ砕く。
それが砂になり、この地域を岩石地帯から砂漠に変えた。
これこそがかの有名な、『城岩蝸牛の号砲』である。
音が五月蝿いから、行くときは耳栓必需です!
試し読みはここまで。
後は本屋にレッツゴー………と言いたいのですが、残り98個は私の頭の中にしか今の所在りません。
流石に1000字で100箇所は無理でした。
その代わり、『なろうラジオ大賞応募作30選以上』なら黒銘菓のサイトにシリーズとして有りますので、良ければそちらを見て下さい。
要は宣伝です。