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あなたの一票お大事に  作者: シュガー
3/16

ケース1 谷原公人 48歳 会社員 の場合 ②

エロシーンはありません

光が収まると先程と同じようにニコニコ顔の白雪が立っていた。

(何しやがったんだ、くそアマ!)

谷原は怒りをぶつけようとした。

「ねーねーいまのなーに?おねーちゃん」

が口から出た言葉は全く違うモノに変えられていた。

自分の口から出た言葉にギョッとしていると

「これで処置は完了いたしました。こっちばかり見ていないで自分の姿を確認してみてはいかがですか?」


谷原は下を向くと年の割には引き締まっていてゴルフによって日焼けした体に、ピンクのヒラヒラとした小さな女の子が着るようなワンピースを着せられていた。

(なんだこの格好は!?俺は男だぞ!)

「あれ?なんでわたしおんなのこのふくきてるの?」


「さっきも言ったけど谷原さんには年中さんになってもらいました。なのでその年頃の子が着てて普通のものを着てるだけですよ。女の子になってるのは総理の趣味です♪」

「今の谷原さんは体は元のままですが立場は4歳の女の子です。なのでそんな格好してても誰にも変態扱いされることはないので安心してくださいね」


「谷原さんの自意識は自覚を促すためあえて残していますが、立場に合わせて喋り方や知識なども弄っているので同年代の女の子としゃべっててもボロがでないですし、同年代の女の子が知らないことは一切思い出せません」

「最初のうちは思ったことが口に出ずもどかしいかもしれませんがそのうち口調も一致してくると思うので慣れますよ」


「身体能力も4歳の女の子と同じぐらいになってます。一応これから重ねる年齢が元の年齢に追いつくまでは老化はしないので安心してください」


「谷原さんの戸籍ですが、谷原さんの娘さんの子どもということになっています。この後世界をそういう風に書き換えるので心配なさらずに」

「何か質問はありますか?」

その問いに谷原は何も答えられなかった。


「それでは、谷原さん。しっかり選挙のことをお勉強して、ちゃーんと選挙権を使える大人になってくださいね」

パチンと指を鳴らすとまた眩い光に包まれた。


このジャンル流行ってくれねーかなー

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