ケース3 山田大翔・佐藤玲愛 19歳 大学生 の場合 ⑧
投票を終え家路についてるとこちらに歩いてくる懐かしい人影に気付いた。
大翔「ねぇあなた、あの二人・・・」
玲愛「おぉ!礼子君、努ちゃん!」
玲愛の呼びかけに二人が反応する。
礼子「もしかして江藤さんですか?お久しぶりです!」
流行を抑えた清潔感のある好青年といった出で立ちの礼子と、そんな礼子の腕に抱きつき全身を清楚系のファッションで固めた努が駆け寄ってくる。
スカートから伸びた努の足はストッキングに包まれているとはいえ老齢の男のものとは思えないほど綺麗なものだった。
玲愛「あの日以来だね。元気にしてたか?」
礼子「はい!あの日立場をいただいてからとても満足した生活を送らせていただいてます」
大翔「もう大学を卒業する頃だったかしら?」
努「はい、次の春で卒業です」
玲愛「もう進路も決まったのかね?」
礼子「はい、おかげさまで。僕は銀行に就職することになりました」
努「私は化粧品会社に」
玲愛「それはよかった」
礼子「それにしてもお二人ラブラブですね。もともとの僕らより仲よさそうに見えますよ」
玲愛「あぁ、最初はどうしたことかと思ったが今となってはヒロトとこんなにいい関係を築けてよかったと思ってるよ」
大翔「そういうあなたたちもとっても仲よさそうじゃない」
努「えぇ、彼とってもかっこいいんですもの。それに・・・」
礼子「僕たち卒業して仕事が安定したら結婚しようと思ってるんです」
玲愛「おぉ!それはめでたい!もし決まったらぜひともお祝いさせてくれ」
礼子「はい!もちろんです!」
その後もいろんな話を続けていたが玲愛と大翔が立ち話に疲れた様子が見え礼子が話を切り上げた。
礼子「こんなところで長話させちゃってすみません」
玲愛「いいんだよ。もともと話しかけたのは私たちだ」
大翔「気にしなくていいわよ。まだ話足りないぐらいだからまたどこかで落ち着いて話がしたいわね」
努「私もまだまだ大翔さんに聞きたいことがあるのでぜひ!」
玲愛「これから投票にいくのかい?」
礼子「はい。折角幸せな生活を手に入れたのにまた変えられたりしたらたまらないので」
玲愛「いい心がけだ。それじゃあまたな」
寄り添って歩く二人を見送り礼子と努は将来あんな夫婦になりたいなぁと思うのであった。
ちょっとだけ番外編
立場交換の直後、元大翔の家、現礼子の家にて
礼子「あらあなた、とってもかわいいわよ」
努「お前もとっても凛々しく見えるぞ」
そういいながら唇をついばむようなキスをする。
礼子「抱いてもいい?」
努「初めてだから……やさしくしてね」
礼子「もちろんだよ」
このあと滅茶苦茶セ○○スした。
以上で終わりです。
まだ書き始めてはいませんがネタは出てるのでそのうち新しいのを投稿したいと思います。
このジャンルの作者よ増えろ!!