ケース3 山田大翔・佐藤玲愛 19歳 大学生 の場合 ⑤
光が収まり目を開けると先ほどまで乗っていた車は消え、一緒に乗っていたはずの人たちもいなくなっていた。
大翔「とりあえず…帰るか」
玲愛「そうだね…」
重くなって思うように動かなくなってしまった体でとぼとぼと大翔の家に向かった。
大翔「やっと着いた…」
二人で息を切らしながらようやく帰り着いたと思って顔を上げると来たこともない一軒家の前にいた。表札には『江藤』の文字が刻まれていた。
大翔「あれ?なんでだ?家に帰ってたはずなのに…」
玲愛「もしかしてさ、新しい立場に合った家に帰って来ちゃったってことなんじゃない?」
そういわれて一人暮らしをしていた部屋への道を思い出そうとしたが全く思い出せなくなっていた。
いくらやっても無理だったので諦めて目の前の新しい我が家に入ることにした。
リビングのソファに座ってみたがどうにも落ち着かない。そわそわしていると玲愛が口を開いた。
玲愛「それにしてもヒロト、ダサい格好にされちゃったね。でもなんか似合ってる感じもしちゃうんだよねえ」
大翔「見んなよ、恥ずかしいだろ」
と言って体を捩りながら恥ずかしそうにしている大翔を見て急に玲愛が立ち上がった。
玲愛(なんだろう、恥ずかしがってるヒロトがすっごくエロく感じる)
玲愛は気づくと大翔のことを抱きしめてお尻を撫でまわしていた。
玲愛「なぁ最近ご無沙汰だったし、いいだろう」
大翔「おい、玲愛、どうしたんだよ!?」
急に様子が変わった玲愛を引き離そうとするが力では全くかなわず玲愛の腕の中でもがくのが精いっぱいだった。
しかし大翔の抵抗に気付いた玲愛は、ハッとした表情を浮かべ大翔を離した。
玲愛「ごめん。しおらしくしてるヒロト見てたらなんか急にムラッとしちゃっていつの間にか…」
大翔「しっかりしろよ。ちょっと汗かいて気持ち悪いからシャワー浴びてくるな」
大翔はそう言って浴室に向かった。玲愛はその後ろ姿を見て先ほどの行いに自己嫌悪するとともにまたしても劣情を抱いてしまっていた。
性欲に流されてしまう乙女と、乙女に力でかなわないをとこ
萌えませんか?