6.UUURYYYYYY!!!
岩崎「お前ラァ!!!」
全員「うわっ!」
す「なんだよ、煩いんだが」
飯「ビビったわ〜」
けんち「いつもの事だろ。」
岩崎「どうやらこの先はゾンビが多過ぎて通れないみたいなんや」
けんち「また轢き殺せばいいじゃろ」
橋「考えがどんどん卑劣になってんな俺ら」
岩崎「とりあえず外に出てもらおか〜」
全員「え〜」
樽井さん「なんか、大変な事になっちゃったなぁ」
橋「つーかまじでどうすんだよこれから」
飯「なんか向こうから波みたいになんか来てる」
す「は?」
ハマ「……!!??」
岩崎くん「ゾンビの大群ヤァ!!お前ら逃げるんやで〜」
す「はぁああ!!?何処に逃げれば良いんだよぉ!!」
鈴木2「ヤバイヤバイって!このままじゃ潰されるわ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
飯「ニゲルォ!」
す「うっひゃあ!」
岩「待ていやお前ら!お前等の世話役を置いて行ってどうするんヤァ!!ワシは足が腐ってて走られんやで〜。担いでいくんやで〜」
す「うっさいよ〜」
飯「ゾンビ映画で真っ先にしぬやつですわ」
橋「ウヒ〜。ハマくん何処いった?」
樽井さん「ホントだ!?」
ハマ「ふ、ふわ、フハ、フ…助、たすmdxawけ、」
鈴木2「はまくんがゾンビの大群にいいいい」
飯「二人飲まれたゾ!どうすんだこれ!もうじき俺等も」
橋「そんなこというなww」
す「何笑ってんだよぉww!」
鈴木2「スーさん!車、アレ君のじゃない?」
す「ふわあああ!!ブーブーあるよ!ブーブーあるよ!」
樽井さん「でも全員乗れなくない?」
効果音:「キッー!!」
車「バタンッ!」
???「ほら、乗れよ!みんな」
全員「えっ?!」
万葉「ゴミ屋敷メンバーこっちだよ。5秒以内に早くしな。」
けんち「ナイスゥ!!」
飯「助かったわぁ〜」
ションキ「飯村すまないけど、この車四人乗りなんだ。」
けんち「感動の再会はいいからwあくすんだよw」
飯「ヨッシャア!!」
梨元君「メンバァー!!メンバァー!!」
すーさんのブーブー「ブォオオオオアアア!」
す「行くよ!ブーブーでお家帰るよ!」
橋「スーさん頼むわぁ」
樽井さん「よおし」
鈴木「其れでは来たる時まで」
全員「アディオス!!!」
そして、やっと落ち着いたゴミ屋敷メンバーの車内
鈴木2「いゃあ〜、助かったわ本気で」
万葉「なんか外どんどんやばくなってない?」
梨元君「俺たちもゴミ屋敷探しててさ。飯村くんとスズケンを探しに来たんだけどね。」
ション木「おまえら何やってたの?」
飯「なんか話せば長いんだけど、朝から臨海公園に呼ばれていきなり学スタやれ!みたいな」
けんち「それから刺客とかに何度も殺されそうになったりね」
ションキ「フーン、お前らも中々ヤバかったわけね。」
飯「お前らも?」
梨元さん「そー、そー、俺らも二人を呼んだんだけど来なかったから三人でゴミ屋敷を探してたんだよ。」
鈴木2「ん?」
飯「待って。俺らゴミ屋敷捜索に誘われたの?」
万葉「普通に連絡したじゃん?携帯は?」
飯「ん、いや、持ってない。二人共。」
ションキ「じゃー、しょうがねーかー」
梨元「つか、やばかったんだよ聞いてよ。ゴミ屋敷の住民が今日は暴走して来て、俺らも殺されそうだったわ!」
けんち「ゴミ屋敷の住民がぁ?!」
飯「なんか今日だけ、いつもと違うよな。外にゾンビとかもいるし。」
ションキ「ああ。え?前!前!」
梨元「ふあああ!なんかデカイのがああ!!」
万葉「横行って!横!」
けんち「梨元さん!傾きスギィ!急クゥ!傾クゥ!」
万葉「かかり万ンンンン!!」
飯「ふあああああああああ!!!」
ションキ「後ろwwうしろ来てるww」
梨元「何あれ!?火噴いてるし!ドラゴンかよww」
飯「ドラゴンじゃんwパネェww」
俺達はただ呆気にとられていた。これ迄もそれなりにいろいろな生き物を見て来た。ヤツの大きさは桁外れに大きいわけじゃない。
でも何かこうさ、やつの見目形には特別な感慨を抱かせるものがあったんだ。きれいだとか美しいとか、そういうものとも違う。一言でいえば、恐ろしい、ということになるだろうが、それだけでは決してない。
ヤツの全身はやや赤みがかった、もしくは、赤く光沢のある黒い鱗で覆われていた。
その点でいえば、爬虫類に近い。実際、巨大な蜥蜴と言えないこともないが、やはり違う。
やつは四つ足で歩行するようだが、その前肢は物を掴む事さえ出来そうではないか。存外、器用そうな手をしていた。首はそこそこ長く、頭はわりと小さい。小さいって言っても人間くらいならあっさり丸呑みにしてしまうのだろう。バランスの問題だ。
ヤツはぼってりしていない。純重そうには見えず、巨体のわりに素早そうだりあの逞しい後肢で全力疾走したらかなり速いだろう。長い尻尾はピンと張っていて一振りで薙ぎ倒されそうじゃないか。翼膜を拡げると赫の粉末か鱗の残骸の様なものが飛び散ってこれまた美しい。
火竜だ。
おそらく、竜という存在をまるで知らない者にもあれがある特異な位置を占めている生物だということは一目瞭然だろう。あれこそ竜だと言われたらそのものは納得する。
なるほど、あれが竜か、と思うに違いない。きっと竜は、我々の本能に刻み込まれている。
竜、すげえ。
正直、かっこいい。いるんだ、こんな生き物。ある意味完璧っていうか。ある意味ってどういう意味なんだって話だけど。すげえ。
ションキ「飯村顔伏せろ!後ろが見えねえだろ!」
万葉「どうすんのおおおww俺今日しぬのかよおおお。もっとラーメンだべだがっだアアァァアアアァァア!!!」
飯「万葉さんだけじゃなくって俺らも死ぬからwwwww」
梨元君「相手速過ぎてもう、保たないよ」
ションキ「しょうがねえ…」
けんち「どうすんの?!お前まさか」
ドア「ガラッ」
ションキ「じゃあな皆、帰って来たらラーメン食ってまたゴミ屋敷探そうぜ!」グッ
全員「ションキーーーーーッッ!!!」
バッ
一方スーさんブーブー亭。
す「フオオオオオオ!!」
樽井「みんな、大丈夫かな。」
橋本「あいつらお馬鹿グループだけど。やる時はやるっしょ」
樽井「そうだね。」ニコッ
abeポリス「ハァーイ、こっから通行止めでーす。止まって下さ〜い。」
橋本「マジかよ。」
abeポリス「止まりなさぁ〜〜い」ボスッ
スーさんのブーブー「ギャアアアア」
す「うわっ!車壊れたよ!車壊れたよ!」
橋本「一撃かよww」
樽井「やっばいねコレ。どうすんの。」
橋本「つかこの前にある建物………」
樽井「学校………か?」
そしてその頃、ゾンビの群れに襲われた岩崎君の中では急激に胎内でZURAウイルスとゾンビウイルスが混じり合い殺し合っていた。
ZURAウイルス「頼むから殺さんといてや〜〜!頼むで〜!ほんまに!ほんまやからァ!!ギャアアアアアァァアアアァァアアアァァアアアァァア!!!」
二つあったZURAウイルスの片割れは死に至り、断末魔と共にもう一方も正気を失った。もう二度と目覚める事は無いだろう。
それから正気を取り戻した本来のIWASAKIくんはなんと吸血鬼と化し、蘇ったのだ。
IWSK君「あれぇ?なんか足が痛かったんだけど、治っちゃったんだよねぇ〜」ニタァ
其れとほぼ同時に別の場所で彼は死に掛けていた。
???「辛いか?」
死に掛けのハマくんとスマフォ
「………フォ?!!」
???「哀しいだろう…」
はまくん「え、ぇ、ぇ、ぁ、あ。」
吸血鬼「俺はドラキュラだ。」
はまくん「ぼ、僕、はまくん………」
吸血鬼「ほぅ、まだその状態で喋れるのか?」
はまくん「……………!!」
吸血鬼「フ、まぁいい。お前は生き延びたいか?」
はまくん「ふ、ふ、ぁ、あ、ウン、」
吸血鬼「そうか、まぁその様じゃ今まで生きるのに苦労したんだろう。」
ハマ「……………」
吸血鬼「恐らく女も抱けずにただ、只、俺の刺役した、グール、若しくはゾンビ、屍人達に喰われ身体はゾンビ化せず、朽ち果ててこのまま腐って死んで行くんだお前は。お前の人生はそういうものだったんだ。」
ハマ「……………お母さん!おとうさん!」グッ
吸血鬼「何者かが我々を魔界から逆召還、逆転生させたのだ。通常転生される者はしたものより劣るからな、逆転生した者は吸血鬼である俺より強い訳だ。
これは皮肉だがな。そしてこの一帯も魔界の門の影響で変質している。恐らくその場所はこの街の中心。」
ハマ「………………」
吸血鬼「つよい、強い者が居る。何処かに、どこか、この近くにな。
そしてお前は恐らく童貞だろう?屍人達は非童貞、非処女がドラキュラ、ドラキュリーナにより刺役される事によってなる。
なら、お前はとっくにグールになってる筈だろ?」
ハマ「?!」
吸血鬼「力が欲しいか?」
ハマ「へ、ぇ、え?」
吸血鬼「このまま腐らず若く美しいままの肉体が欲しいなら俺と契約しろ。そして、ゾンビ共を俺と従え。この一帯を占領し支配するのだ。
力が欲しいなら汝の趣きのままに血の契約をと言え。そして、おまえは一度死ぬ。それからドラキュラとして蘇るのだ。」
ハマ「ち、血の、け、契約を、ぉ、ふぉしゅ (し、しにたくない、こんなトコで、僕は吸血鬼となって、脱童貞化するんだ。)」
吸血鬼「よ、し。お前は此れで我々の仲間だ。その力、存分に遣うがイイ!!」バサッ
Haま君「は、へ、ぇ、えふ?ゴバッ!」
スマフォ「こ、これは……?!」
バス編もとりあえずここで終了となります。ここから学校編となり、また魅力的なキャラクター達を増やしていく予定です。
一人友人の提案でオリキャラを出してみました。作者もネタが枯渇してるので、アイディアを出して貰えればバンバン出したいと思います。