表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春したいのに青春出来ない俺の日々。  作者: あだち りる
第一章「青春したいのに出来ない。」
8/44

8.人選ミスった。

昼休みの終わりのチャイムが鳴った。


「あら、もうチャイムが鳴ってしまったわね」


「ふぅ…」この地獄の時も一先ず終わりだ…


「そんじゃ式ノ、俺の制服返してくれ」と、俺はうんざりしながら言う。


「ん?だから捨てたわよ?」


「は?冗談じゃなかったのか?」


「私が冗談で言うと思うの?」


と、式ノは満面の笑みを浮かべた。


「て…てんめぇぇえ!!!!」


残り授業二時間あんだぞ!?

このままでどうしろと…。


「あ!そうだジャージに着替えれば!」


「捨てたわよ?」


「ッ…お前後で弁証出来んの!?!」


「彼方君、便所出来るかだなんて…女の子に聞くことじゃないぞ!」


「おいてめぇ何処のオタク釣ろうとしてんだ?」


てことは俺このまま学校の中を彷徨かなきゃいけないのか…?


「ッ!!」嫌だー!!そんなの絶対に嫌だー!!


「ん…?待てよ…」


笹塚先生ならどうにかしてくれるんじゃないのか…?

確かこの前色んな服を持ってるって…。


「よし!」


俺は保健室へ向かうことを決意する。

と…その前に…「早くこの縄ほどきやがれー!!」と、じたばたしながら言う彼方であった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄

「たく式ノの野郎!時間とらせやがって!」


さっきまで縛られてた腕は解放され、今俺は保健室へ向かうため廊下をあえて歩いている。

走ったりしたら目だってしょうがない…てか…何で俺こんなに…。


「何あの子可愛い…」一人の女性徒が小声で言う。


「あんな子学校にいたかおい!?」


「お前わかるか!?」


「わかんねぇよ!俺のデータベースにはねぇ!!」


と、三人組の男子生徒が小声で言っている。


「ッ…!!」見られてんだぁあ!?

てかデータベースって何だよ…。

モブらしからぬ台詞だなおい…。


「ッ!!」てか視線がめちゃくちゃいてぇ!!

何!?何なの!?視線恐怖症になりそうだ…。

でも保健室までは後もう少しだ!

耐えろ!耐えろ!泉彼方!

俺は顔を真っ赤にしながら廊下を歩く。

そして、さっさと保健室へと向かうため早歩きで行く。


「ッ…!」あの角を曲がれば保健室だ!

そして、俺が早歩きをやめ走る。


「よし!やっと!んな!?」


「ん?」


角を曲がろうとした瞬間、見覚えのある奴が前を通り、そして、ぶつかってしまった。


「クッ!!」


「フッ!!」


そして、俺は受け身をとる。


「あの大丈夫ですか!?」


彼方はぶつかってしまった相手を心配する。


「あぁ問題ない、受け身をとれたからな」


あれ?この声何処かで…。


「そう言う君こそ大丈夫か?」


「はいまぁ…」


そして、俺が顔をあげて見ると目の前に「なッ…!?」君月獅子野がいた。


「君月!?」


「私の事を知っているのか?」


「やば!」俺は両手で自分の口を塞ぐ。

やべぇ!!墓穴掘った…


「で、では私用事があるので…」


俺は下を向き、裏声になりながら言う。


「あ、あぁ…」獅子野がは何か疑問を持ちながらも彼方を見送ったのであった。


「ふぅ…」危なかったぁ!!そしてやっと!


「ゴール!!」と言いながら保健室の扉のドアを開ける。


「笹塚先生!」


「ん?」


俺が笹塚先生に声をかけると、何かを書いてた様子の先生がこちらを向く。


「笹塚先生!お願いがあります!!」


「その声は…泉か!?その格好は…ハッ!!」


笹塚先生は何かを察した用に満面の笑みを浮かべながら言う。


「私は百合プレイも大歓迎だぞ!!」と、親指を立てる笹塚。


「どうやったらその考えに至るんだ!?」


「お前が女装癖で百合プレイ大好きな奴だとはなぁ…だが!先生はそんなお前でも大歓迎だ!さぁ!私の処女と泉の処女卒業式を開催しようじゃないか!」


「もういい、あんたをもう教師とは呼ばん…」


クッ……人選ミスった…。

けどもう時間もない…この人に頼るしかないんだ!!


「あんたに頼みがあるんですけど服を持ってないですか!?」


「服ならあるぞ?」


「本当ですか!?」


「あぁ」そう返事をした笹塚はベッドに向かいベッドの下の引き出しを開ける。


よっしゃ!!

これで一件落着だ!!


「ほら!好きなものを選べ!!」


「はい!是非そうさせて…って…」


彼方が引き出しの中を見ると。


「クッ!!女物の服しかねぇ!!しかもメイド服とかスク水とかチャイナ服とか全部コスプレ用じゃねぇかぁ!!」


引き出しの中にあったものは恐らく全て笹塚の私物だった。


「クッソ…」思いっきり…人選ミスった。


頭を抱える彼方であった。

PV1000ユニーク350を突破いたしました!!

これも皆様のお陰です!!本当にありがとうございます!!

1000まで後もう少しだった時は全然眠れませんでしたw

999まで来たときはずっと「後1!!後1!!」と言いながら今か今かとずっと待っていましたwそしてやっと!深夜に入り1000を突破致しました!!皆様には感謝しようにもしきれません!!

本当にありがとうございます!!これからも!

青春したいのに青春出来ないな俺の日々。をよろしくお願い致します!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ