表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春したいのに青春出来ない俺の日々。  作者: あだち りる
第一章「青春したいのに出来ない。」
11/44

11.マジ怖いんだけど。

久し振りの投稿となります!!

大変お待たせしてすみませんでした!!

忘れた方も覚えてる方も楽しんでいただければ幸いです!!

何故だ…何故こうなる…


「ん~♪おいしいね!!花菜ちゃん!!この肉じゃが!」


式ノは頬を右腕で抑えながら満面の笑みで言う。


「ありがとう!式ノちゃん」

花菜も満面の笑みで答える。


今、俺達は晩御飯の最中である。


だが俺は「……」この状況に適応など出来るはずもなく…


そんな彼方を見ていた式ノは彼方に声をかける。


「あれ?彼方君箸が全然進んでないけど?」


「あぁ進まないよ、誰かさんのせいでな」


俺はあえて名前をふせた。

名前をふせる理由は簡単だ。

怖い。


「お兄ちゃん、ご飯が胃の中に入らないのを誰かのせいにしちゃダメだよ!」


「俺の味方はゼロかよ…」


俺は涙目になる。

俺何かしましたかね…?

そして俺はこの状況に耐えかね立ち上がり言った。


「あぁもういい!!俺は寝る、後は好きにしててくれ!!」


彼方はスタスタと自分の部屋へと向かったのだった。


その後ろ姿を眺めていた式ノ。


「ッ……」とてもよからなぬ事を考えている不気味な笑みをしていた。


そう「うっ…」花菜が引くほどに。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄

「はぁ~…」俺はため息をつきながらベッドを倒れこむ。


何でこんな事に……本当、俺に青春の二文字はないのか?てかいくらなんでもこりゃないぜ青春の神様よ。


そもそも、奴は何故俺に絡む?

何故好きと言う嘘をつく?

何故ドS?あ、これは関係ないか。


「はぁ…」


俺はなんとなく電球に右の手の平をかざす。

初恋の相手は昔俺をいじめてた同級生。

それも超絶美人になって帰ってきた。

認めたくないけどな。


「……」


それにしても静かだな。

さっきまでの楽しそうな話し声はまったく聞こえない。

あれ?もうそんな寝るような時間だっけ?


俺は時間が気になりスマホをとり確認する。


「7時…」


スマホの時計機能は十九時零六分をさしていた。


「やっぱそんな時間じゃねぇよな…」


俺は嫌な予感がした。

予感と言うより、嫌な気配だった。


「彼方くん…!」


「っ…!!」


後ろから、あのトラウマを呼ぶ声が聞こえた。

そして恐る恐る後ろを振り返る。

そこにいたのは、式ノだった。

平然と俺の部屋にいて、平然と俺の後ろに立っている。

そして、不気味すぎる笑みを浮かべていた。

てかエロい表情をしていた。

別に興奮はしていない、むしろ怖い。


「いいこと…しよっか?」


ふと俺は気づいたことがある。

部屋の鍵は閉めたはずなのだ。


「お前…魔法使いかなにか…?」


俺は怖すぎて苦笑い。


「違うよ!私は彼方くんの…」


次に言う言葉を予想できた俺は思った。

やっぱこいつは何処までいっても…


「ご主人様♪」


神無月 式ノなのだと。

いやてか本当にどうやって入ったの?マジで怖いんだけど。

読んくださりありがとうございます!!

これからはもう少し更新速度をあげて行きたいと思っております!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ