200文字小説集 窓の外(200文字小説) 作者: 日下部良介 掲載日:2013/07/01 彼女からのメール。 『今、どうしてますか?』 『何もしてないよ』 『電話をかけてもいいですか?』 そのメールを見て僕の方から電話をかけた。 「どうしたの?」 「…」 モジモジしている彼女の気配が伝わって来る。 そんな彼女の気持ちを察して僕の方から切り出した。 「会いたくなったのか?」 「はい!」 声を弾ませる彼女。 僕もなんだか嬉しくなった。 「すぐに出るよ。どこに行こうか…」 「窓から外を見て」 手を振っている彼女が見えた。