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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷入門編 ~奴隷になりました!~
7/59

チキンな私を許せ








 すいません嘘付きました。


 でも内装が変わってる。


 さっきまで質素な城の中だったのが、今度はもっと豪華、荘厳って言うのかな?


 なんか偉い人が住んでるような………ってまさか。


 手近な窓に駆け寄る。


 さっきは窓も無かったのに、じゃなくて!




 たっけー…………




 見て見て、ほら。


 あんな所に雲があるよ~。


 遠い目をする私の眼下に、白い雲が広がっていた。


 あ、鳥が飛んでる~、やっほー。






 ……………………………………………っ!?



 思わず現実逃避していたらしい。


 たぶん今居るのは、下から見上げた時に見えた一番上の城。


 何処のラ○ュタだよ。


 ………○ルスって叫んでも大丈夫かな?


 落ちたりしないかな?



「バルシ」(ボソ)



 チキンな私を許せ。



「何をやっている、こっちだ、早く来い」



 またトボトボとローブの後を付いて行く私とアイリスちゃん。



 城の中って独特な(以下略



 場違い感、5割増しで半端ないっす。



 右へ曲がり左へ曲がり。


 うん、逸れたら私迷子確定。


 は○れメタルよりもデロデロになって発見される自信あり。


 大きな扉の前でローブが立ち止まる。


 如何にも偉い人がいますって言う感じの扉。


 豪華、煌びやか、本格サスペンス……は意味わかんねぇな。


 ローブは徐に、ってか乱雑にドアを押しあける。


 それでいいのか、ローブ。


 ドアを開けると……………って此処マジで王様とか居そうなんですけど。



 赤い絨毯、奥には金色の椅子、着飾った小太りのオッサン、周りには騎士が6人。



 あ、ごめん、王様っぽい人の事、太ったオッサンとか表現したかも、今の無しでお願い。



「連れて来たぞクソオヤジ」



 ………………………………………………え?



 おやじ、オヤジ、親父?


 父?? え? この偉そうな奴が? ローブの、父?


 きっと何かの聞き間違いさ、だって此処は一番上にある城、一番偉い人が住んでるはずなんだから!



「実の父に対して、それ以前に国王に対しての言動では無いぞ。まったく、親の顔が見てみたいモノじゃ」



 実の父、だと!?



「俺もお前の顔をお前自身に見せてやれたらと何度思った事か」


「おお! お前は良く父親にだと言われているからな、お前の顔を見れば自分の顔も想像できる訳じゃな」


「くっ……虫唾が走る!」



 なんか普通に憎まれ口叩き合ってますけど。


 アイリスちゃん、ドン引きを通り越して、後ろの扉を開けて今にも逃げ出しそうな感じ。


 そして私も逃げ出したい。


 このジジイって本当に王様なの!?


 その王様に対して此処まで砕けた口調で喋れるこのローブって何者?



「お前の所為でお嬢さんたちが退屈しておるだろう」



 王様が此方を向く。


 正確には、アイリスちゃんの方を。



「ぐっ………納得は出来んが、その通りだな、話を進めよう」




 私、帰っちゃダメですか?



内容の切り方 やってみたかっただけ


反省も後悔もしていない


感想とかいろいろ待ってます

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