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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷生活編 ~奴隷として売られました~
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9割は無駄になる




 人の努力って、9割は無駄になるモノだよ。



 うん。


 いきなり何言ってんだって思うでしょ。


 私だって言いたくないよ。



 実は日課になりつつある朝の魔法の練習してました。


 いや、しようとした。


 そしたらなんだ、ええっと………


 バケツ一杯の水を出そうとした。(今の全力だと思ってた量)



 空から滝が降ってきた。



 い、今起こった事をありのままに話すぜ。


 それは空から突然現れたんだ。


 いつも通り水をそうとしただけなんだ。


 そしたら滝が現れた。


 まさにバケツ―――それも特大の―――を引っ繰り返したような水が現れた。



 きっと調子が良かっただけだ、何かの間違いだと思いながら焚火を作ろうと思ったんだ。


 ちょっと濡れちゃったし、薪を集めて火を付け様としたんだ。



 キャンプファイヤーが現れた。



 もう何が何やら………



 そして気が付いた。


 と言うよりも、一つの仮説を立てた。


 あの感じていた違和感。


 お腹の中に在る大きな塊。



 たぶん魔力だ。



 丁度下腹部の当りに在るし、何よりあいつ魔術師とか名乗ってたし。


 まさかとは思うけど、もしかしたら、あの魔術師取り込んじゃった?


 うわぁ。


 何か私の知らない知識とかも一杯頭の中に在るし、魔法についての知識とか知らないはずの魔法陣の知識も考える必要もなく答えが出てくる。


 まだ人間辞めたくないな………


 手に入れた知識はもともと持っていた知識から考えると数世代前のモノなんだけど、それでも、その当時(今は知らないけど)では最高のモノだと思う。


 サイモンさんの『世界のゴミ場庫アカシックレコード』に在るモノは結構古いモノから新しいモノまであるけど、ここまでのモノは無かったと思う。



 手に入れたモノの中で一番使えそうなのは魔術回路の基礎っぽいモノ。


 今では(?)魔力を通し易い物質で作って、武器や防具に埋め込んでるような感じだと思うんだけど。


 魔力で道を作って、そこに魔力を通す。


 これなら武術と組み合わせれば結構面白い事が出来る気がする。


 演武ならぬ炎武とか、ちょっと憧れるな。



 魔法陣については使えなかった。


 いや、私には使えなかったが正確か………



 美術評価1の私に正確な図形を期待してもらっても困る。



 ○書こうとしたら□になっちゃうし。


 なら逆に□書けばいいんじゃね? って思って□書いたら△になるし。


 △書こうとしたら△以外にならないんだよ。


 私に書けるのは三角だけか………



 ごめんね。美術評価1で、ごめんね。



 まあ、書けないモノは仕方ない。


 すっぱり諦めて魔法回路の方を武術と組み合わせるの頑張る。


 幸い、魔法回路の方は正確じゃなくてもいいっぽい。


 適当に書いてもそれなりに発動するし、逆に、これでもかってくらい適当にやると魔力がそのまま衝撃波っぽく放出される。



 ハド○ケン。



 習得しました。


 まあ、牽制くらいにはなると信じたい。




 結局3ヵ月を費やした翻訳作業は、私の能力によってほぼ全て無駄に終わり。


 私が4ヶ月ほどを費やした魔法の特訓は、なんやかんやで全て無駄になってしまった。


 うん、人の努力って、9割は無駄になるもんだよ。




毎日5時起き

そして

家に帰って来れるのが6時過ぎ……

ゆっくり寝たいです

先週と今週は土日も仕事で……


ほんと、ゆっくり寝たいです

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