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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷生活編 ~奴隷として売られました~
42/59

ピュアピュア




今そっちに行くからあがっておいで!」



 あれ?



「良いの!?」



 いやいや、良くない、良くないです。



私がそっちに行くからふとんもいっしょにね!」



『勝敗は決した、諦めろよ』


『幼女とお昼寝ですよ。もっと喜びましょう!』


(幼女とお昼寝………最高だな!!)



 梯子を掛けてた辺りに白い悪魔が!


 まあ、布団背負ったサラちゃんなんだけどね。



「わあ、本当にいい天気ですね」



 上がって来ちゃったものは仕方無い。


 これは是非とも一緒にお昼寝しなければ!



「良い天気だし、お昼寝しようか!」


「いいですけど、眼が怪しいです」


「何を言っているんだい? 私の眼はピュアピュアだよ」



 ついでに体もピュアピュアですよ。


 修学旅行で行った某所の有名な占い師さんによれば、彼氏居ない歴は前世から続いていますが何か?



「オーラも怪しいです」


「何を言っているんだい? 私のオーラはピンク色ピュアピュアだよ」


「言動も怪しいです」



『完全に変質者ですね』


(天使の癖に何言ってんの!?)


『完全に変態だな』


(悪魔は黙ってろよ!)



「ワ、ワタシ、もう降りますね………」



 どうしよう。


 完全に警戒されてる。


 幼女とお昼寝出来ないなんて、神は我を見放した!!



『力が、欲しいか?』


(力より知恵だって何度言えば分かるんだよ、この役立たず神!)


『幼女を押し倒す力が、欲しいか?』


(―――!?)


『力が欲しければ、願え―――』


(待て待て待て! それ変質者とか変態以前に犯罪者の仲間入りだろ!?)


『性犯罪者の力を!』


(もう眠っててくれよ! 私の中で永遠に眠っててくれよ!!)




 煩悩を振り払うように布団へダイブ!



 ボフッ―――という良い音を立てながら見事な着布団に成功。



「ああ、気持ちいい~」



 最初の方に干して置いた物にダイブしたので割と暖かい。


 ああ、お日様の匂いって奴だね。



 豆知識。


 お日様の匂いって言われてるアレ、実はノミとかダニの死骸の匂い。



 あ、要らなかった?


 でも良い匂いだから私は気にしな~い。



「…………ぅ」



 おや、サラちゃんが仲間に入りたそうにこちらを見ている。


 仲間にしますか?

 > YES

   はい


 む、難しい選択だな。


 人生でトップ3に入る選択だよ。



 しかし、私の答えは既に出ている!


 はES!!



「サラちゃんもこっちにおいで~、気持ちいいよ~」



 傍から見たら幽鬼の如く、私はサラちゃんを天国ふとんへと誘う。



「…………うぅ~」



 サラちゃんは悩んでいるようだ。



「むぅ―――――――――えいっ!!」



 意を決したように私の隣の布団へダイブ。



「わあ! 本当にふかふかで――――すぅ」



 即寝!?



 何秒とかじゃないよ。


 これは○び太くん以上の早さだった気がする。



 あれ!?


 そう言えばいちゃいちゃ出来てない!!


 いちゃいちゃする前に寝るなんて、想定の範囲外だった。



 仕方ない、私も寝よう。


 今日は本当に良い天気だ。




次からやっと物語が動きます

動くはずです

動かして見せます

きっと 動いたら いいな~ 

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