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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷生活編 ~奴隷として売られました~
41/59

枚数にすれば16枚



 魔法の練習は日々欠かさず、本と睨めっこが続く毎日。


 遂にコップ一杯の水を発生させることに成功しました!


 家事の合間に練習してるからあんまり時間も無いしね。



 あ、免許?


 バレない罪は罰を受けない。


 これ世間の常識よ。



 大きな家の家事をこなして行く事にも慣れて来たよ。


 そして今日は絶好の布団干し日和。



「よし、今日は布団を干そう!」


「ワタシも手伝います」



 サラちゃんとも随分仲良くなった気がする。


 ラミアさんのペースには未だに慣れないけど。



「サラちゃん、ありがとう! まずは布団を運ぼうか」


「はい!」



 家中の布団をロビーへとかき集めて行く。


 とは言っても、使用している布団は4組。


 お客様用や予備を含めても計8組。


 枚数にすれば16枚。



 数字で見ると意外と多い気がする………



 ま、軽い羽毛布団(何の羽毛かは知らない)は2枚3枚といっきに運んでいけるので15分程で家中の布団を集める事に成功。


 サラちゃんの手伝いもあって意外と速く済んだな。



 集めた布団は庭に作った簡易干し竿に掛けたり、梯子を使って屋根の上に運んで行く。


 サラちゃんが屋根の上に上がりたそうにしているが、屋根の上は危険なのでサラちゃんを上がらせる訳にはいかない。


 落ちたりしたら骨折じゃ済まないんだよ。



 しかし、いい眺めだな。



 住宅街と言う事もあってか、屋根の上からの見晴らしはそこそこ良い。



 天気もいいし、お昼寝したいなあ。



『寝ちまえよ。布団だってすぐ傍に在るじゃないか』


(悪魔の囁き、でもサラちゃんも手伝ってくれてるのに………)


『サラちゃんと一緒に寝ればいいじゃないですか』


(おっと、天使のキミは普通止める側じゃないのかい?)


『眠い、寝よう、布団ふかふか、天気最高』


(くっ……… 睡魔軍まで来るなんて)



「サヤお姉ちゃん、これが最後の布団だよ~!!」



 下からサラちゃんの声が聞こえる。



『サラチャンを呼べば一緒にお昼寝だぜ~』


『いちゃいちゃしながらお昼寝………最高じゃないですか!』


『ネヨウ、ネヨウ、ネヨウ』


(おおう、お前ら一斉攻撃か、でもそんな誘惑に私は負けないんだ!)



「サヤお姉ちゃん?」



 心配そうな声に、天使や悪魔、睡魔の誘惑を振り切って応える。



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