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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷入門編 ~奴隷になりました!~
3/59

愉しくなってきちゃった




 私は木から飛び降りると、そのまま近くの敵へと走り寄る。


 男、身なりは山賊の様にも見えるみすぼらしさ。


 もちろん背後から走り寄る。


 正々堂々? 何それ美味しいの?


 首筋に手刀、一撃で意識を刈り取る。


 後、4人。


 また近くの男へと背後から近寄って首筋に手刀。



「変な奴が居るぞ! 気を付けろ!!」



 運悪く発見されたらしい。


 後3人、流石にキツイか?


 辺りを警戒していた敵の背後に回り込んで背中を蹴り飛ばす。


 倒れこんだ男に対し、踵を首へ振り下ろす。


 グキッ、と言う音と共に沈黙。


 後2人。



「周囲を警戒しながら馬車に戻れ! 体勢を立て直すぞ!!」



 逃がすと思ってんのかね?


 馬車へと向かって走っているのであろう男を発見。


 側面へと回り込んで木の影から足を引っかける。


 派手に転倒、首筋に踵を振り下ろす。


 後1人か。



「畜生! 何処のどいつだ!? こんな辺境の森に誰が居るってんだよ!!?」



 馬車の近くで喚いている男の背後から忍び寄り、手を掴んで捻る。


 そのまま足を掛けて上に乗る様に膝で背中を抑え込む。



「ねぇ」


「ひっ………お、俺は何も知らねぇ!」



 いきなりそんなこと言われても………


 困ったな、愉しくなってきちゃった。



「何であんなかわいこちゃんを追っかけてたのかなぁ~? お姉さんに教えてくれる?」


「お、俺達は雇われただけだ。本当だ! あの娘を王都まで連れて来いと」



 おうと? 嘔吐? 王都か、地球にそんな国あったかな?


 情報収集の為に今居る場所など、根掘り葉掘り聞き出して行く。


 説明が面倒なので簡潔にまとめる。



 ウールヴェス大陸、現在私が居る大まかな地名。


 南のマイゼル山脈の麓に広がる森、現在私が居る細かい地名。



 結論、日本じゃない。


 最低でも私はその名前に聞き覚えはない。



 他にも、あっちの方の村からアイリスを連れて行くためにあーだこーだと長ったらしく説明があるのだが、面倒。


 そろそろネタ切れらしい最後に残った男の首に、手刀を叩きこんで黙らせる。



「終わった終わった」



 立ち上がり、アイリスを迎えに行こうとしたところで、『狩り取れ、闇』と言う声。


 え、何その中二―――――



 意識が途切れた。




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