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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷生活編 ~奴隷として売られました~
28/59

変態一歩手前


「今日からサイモンさんがお前の契約主になる。自己紹介しとけ」


「サヤ=ムラサメです。よろしくお願いします」



 部屋へと移動して細かい契約内容確認中です。


 新しい契約主は、見た目優男。


 金髪金眼、イケメン、態度って言うか、雰囲気が軽い。


 身長も高めで………死ねばいいのに。



「僕はサイモン=バッティーク、これからよろしく」



 別に貴方の名前なんて聞いてないです~。


 どうせこの人も旦那様とかご主人さまって呼ばれて悦ぶ―――もとい、喜ぶ人種だろう。



 人はそれを変態と呼ぶらしいよ。



 あ~、テンション上がんね~。


 まあ、自分が売られているのに、テンション上がるってのもおかしな話だけど。



「では今日の夕方には―――」


「ええ、時間もギリギリで―――」



 気分はドナドナ。


 歌は知らないけど意味は知ってる。



 子猫が売られていく話だよね!



 別に自分の事を子猫ちゃんって呼んで貰いたい訳じゃないよ。



 本当だからな!



 大体子猫ちゃんとか、年齢的に無理があるって言うか、ああ、でもこっちだとちょっとだけ若く勘違いされて――――



「盗賊には気を付け―――」


「その為に―――」



 あ、何か今フラグが立った気がする。


 話聞いてなかったけど………



「では旅の支度もありますので、これで失礼させて頂きます」


「またのご利用、お待ちしておりますよ」


「はは、そこまで奴隷は必要としてないが、何かあったらよろしく頼みます」



 話し合いと言う名の雑談が終わったところで二人が腰をあげる。



「ムラサメ、旅の準備を手伝ってくれるかい?」


「ええ、ご主人さまの命令とあらば」


「…………」



 え、何その微妙な表情。


 なんか悦んでいるけど、素直に喜べないみたいな。



「えーっと……僕の事はサイモンかバックティークって呼んでくれればいいよ。家に付けば妻と子どもが居るから、名前で呼んでくれた方がいい」



 なんだ、ご主人さまはダメか、そうですか。


 いきなり名前はハードル高いな。



「はい、サイモン様」


「――――様もいらない。出来れば呼び捨てで、もしくは『さん』付けで、僕が変な趣味に目覚めそうだ」



 変態だと思ってたけど、実は変態一歩手前ってアレですね。


 でも奥さんと子供さんか。


 仲良くなれと良いな。



 ちょっとだけテンションを上げつつ。


 回れないと思っていた祭りの街並みを楽しみながら。


 旅支度を手伝った。



 途中。


 自ら売られていく準備をしているようでテンションが下がったのは言うまでも無い。



設定集もアップしました

読んでも意味はありませんが

読んでくれると嬉しいかと思います


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