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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷入門編 ~奴隷になりました!~
20/59

面白そうだから

2話同時ですので、読んでない方は1話前からお願いします。




 それから私は、この世界の事について聞いて行く。


 もちろん、後で自分で調べるけどね。



 こっからは長くなったので要点だけまとめようじゃないか。


 ああ、このまとめも久しぶりな気がするよ。


 体感時間では3年くらい経ってる気がする。


 心が安らぐね。



 まず、魔法について。


 主に帝国が使っている古語エンシェント・ルーン


 帝国語の基になったとも言われていて、短い詠唱で大きな効果を発揮するが、魔力消費が大きいのが特徴。


 次に王国が使用している魔語ルーン


 いろいろ混ぜた結果生まれた一番使い勝手の良い物、呪文や魔法陣、魔法回路を使用して相乗効果を発揮させるのが特徴。


 後は教会が使用している神語ディオ・ルーンや精霊が使っているといわれている精霊語ニンフ・ルーン、竜が使用しているらしい竜語ドラゴニス・ルーンなどなど、個人、個別に分けて行くと切りが無いのでメジャーなところだけ紹介しました。



 この説明中に、私はどんな言語でも理解でき、話せる事が分かった。


 迷探偵には帝国語、王国語の二つが理解できていれば十分とか言われたけど、どっちも日本語に脳内変換され、日本語で話そうとしている私としては、実感がまったくない。


 結論、どうでもいい。



 次、各国の情勢について。


 今は平和そのものって感じらしい。


 帝国は静かだし、教会サイドも中立を通している。


 王国は内輪で揉める事も無く、寧ろ王がもうすぐ死ぬって分かっているからその関係で忙しいとかなんとか。


 その他の小国家も何をするでもなく自国の繁栄に忙しくて他に手を出す余裕がない。



 最後、私を巻き込む理由について。



 面白そうだから。



 はい、本音頂きました。


 まあ、それが全てでは無いだろうが、8割は本気だったね。


 あの口調だと。



「じゃ、期待してるから」



 語るだけ語った迷探偵は、もう帰るらしい。


 はいはい、さっさと帰ってくれ、自分の星に―――って此処がその星か。


 普通に扉から出て行く迷探偵。



 ちょっと待て!



 扉を開ける。


 書庫に入る前と変わらない、静かな廊下。


 右、誰も居ない。


 左、やっぱり誰も居ない。


 そこには迷探偵の影も形も無かった。



 何処から来て、何処へ行った。


 まあ、また会う事になるんだろうし、今気にしても仕方ないか。



 寝よう。今日はもう疲れた。




 部屋へ帰る私の足取りは、たぶん異世界に来てから一番重かったと思う。




1万PV感謝を込めて、二話同時掲載です!


と言ってもこっちの文量は少なめなので、特に何がって訳でも無いです


ただ丁度良く切りが良いので、1万PVに合わせて公開

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