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奴隷少女は規格外  作者: 猫師匠
奴隷入門編 ~奴隷になりました!~
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13/59

普通に涙出た




 これは無い。


 何これ?


 これが厨房?


 バカにしてんの?



 食材はある、見た目だと何が何だか分からんけど。


 調理器具もある、包丁、まな板、フライパン、見た感じ一通り全部。


 調味料が無い、食材本来の味? 化学調味料万歳!



 って事で、困った。


 塩と胡椒は見つけた。


 最初は塩も胡椒も見当たらなくて、バルとかゲシの実とか書いてあった瓶を見つけ、何か分からんかったから、舐めてみた。


 結果、バルが塩、ゲシの実が胡椒と判明。



 私の脳内変換は固有名詞に対しては上手く働かないという事も判明したが、分かった瞬間、バルが塩、ゲシの実が胡椒と脳内変換されるようになった。


 印象によって変換内容が変わる弊害らしい。



 そんなどうでもいい事は置いといて。



 調味料が少なすぎる。


 移送中は現地調達が基本で、こんなもんかと諦めていたのだが、昨日の夕食も良く言えばシンプル、ぶっちゃけ質素なモノだった。


 それでも美食に対しての希望は捨てきれず、奴隷に対してはこんなもんかと思っていたのだが、調味料の少なさを見て原因が判明。


 これは料理自体もそこまで発展してないと想像できてしまう。


 ゲイルと言う結構偉い貴族でこれなのだ、一般家庭には塩と胡椒すら無いかもしれない。



 これは情報収集と並行して、調味料の発見と普及にも手を出さなければ!


 むしろ情報収集は料理中心で、この世界の情報? 食材と調味料さえ分かればこっちのもんだ!



 しかし、困ったな。


 何を作ろう。


 私の周囲では既に料理を始めている人もいる。


 試験は3つの班に分かれて、家事、礼儀を順番に審査されるらしい。


 私は第一班。料理の後にお茶入れ、掃除と洗濯。休憩入れて礼儀の試験。


 最初の課題は一品料理。


 評価対象は見た目と味。



 適当に野菜らしきモノを手に取る。


 齧る。


 あ、これ人参だ。


 色は白く、大根の様な大きさだったが、味は人参だった。


 他の食材も適当に選んで齧ってみる。


 判別できた食材は、最初の大根の様な人参、キャベツの様なタマネギ、そのまんま長ネギ etc etc。


 トマトの様な生姜を齧った時点で判別は諦めた。



 普通に涙出た………



 肉や魚介系は生で齧る訳にもいかないし。


 まあ、適当に作ろう。


 齧り判別した食材を適当に集め、肉は未知数なので避けて、魚介系で固める。


 これまた何の卵かは分からんが、味は大して変わらないだろうと思い使う事にする。


 米はあった。


 乾燥させて蜂蜜やら色々な栄養食と混ぜて兵糧にしたり、粥にして病人食や離乳食として使われているらしい。



 一般人はあまり食べないとの事。



 魚貝や野菜を同じ鍋で下茹で、その間に鍋でご飯を炊く。


 これでも独り暮らしで自炊、バイト先で厨房を手伝っていた経験がある。


 料理なら適当にやっても、それなりのモノが出来る。



 即席魚介系ダシ汁をフライパンに出して煮詰める。


 水分を出来るだけ飛ばしてからじゃないと、ベチャベチャになって味も見た目も悪くなってしまう。


 ご飯が炊ける頃合いを見て、野菜を切り始める。


 ダシの水分がそこそこ飛んで来たところで野菜を炒めつつ、魚介を適当に切って入れる。



 火力も申し分ない。



 まあ、何とかなりそうだな。


 周りからの視線も気になり始めたし、さっさと仕上げてしまおう。


 そして、完成した料理はゲイルが待つ部屋へと運ばれて行く。



 予想してた人、その通り、炒飯作りましたよ。


 味見はしたが出来はそこそこ、不味くはないが、やはり何かが足りない味だった。



主人公最強までどれだけかかることか^^;


感想とか待ってます

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