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プロローグ1:灰色の空と少女の誓い

荒井熊と申します

初投稿ですのでどうか温かい目で見守ってください

### プロローグ:灰色の空と少女の誓い


「なぜ、戦争はなくならないんだろう……」


ガイア大陸。この星の半分を埋め尽くすほどの巨大な大地。

有史以来、この大陸が一つにまとまったことは一度としてない。大陸を四分する東西南北の諸国が、互いの領土と正義を剥き出しにして、数千年にわたり血を流し続けている。


この物語の舞台となるのは、大陸の西側に位置するアレクサンド王国である。


「お父様、お母様、ごめんなさい……。私は、何もできなかった。戦争が、私からすべてを奪っていった……私は、あまりに無力だった……」


誰もいない教会で、小さな手を合わせ、床を濡らすほど涙を流す一人の幼児がいた。

名は、マキ・クロフォード。


わずか3歳の時、北の大国「アスラン帝国」の苛烈な侵攻により、彼女の故郷は一夜にして火の海と化した。愛する両親を目の前で失い、幼いマキ自身も敵兵の刃に晒され、絶望の淵に立たされた。


その時、彼女を救い出したのが、アレクサンド王国騎士団の剣士師団長、マイク・クロフォードだった。


マイクは孤独になったマキを自らの養子として迎え入れ、実の娘のように深い愛情を注いで育てた。マイクは正義感に溢れ、部下からも慕われる優秀な武人であり、マキにとって彼は「優しき父」であり「憧れの英雄」そのものだった。


しかし、運命は非情だった。

南の大国「グラド帝国」との一年半に及ぶ大戦。その最前線で、養父マイクは帰らぬ人となった。

マキ・クロフォード、8歳の時である。


マキ「また……戦争が、私の大切なひとを奪っていった。尊敬する、あんなに偉大だったお父様まで……戦争が、奪い去ってしまった……」


降り続く雨の中、マキはまた、独り教会で泣いていた。

彼女の小さな心には、戦争への深い憎しみと、愛する者を守れなかった己の弱さへの絶望が、黒い澱のように溜まっていく。


この時、誰が想像しただろうか。

この泣きじゃくる少女が、数年後、ガイア大陸全土を震え上がらせる「西側諸国最強の騎士団長」へと昇り詰めることを。

そして、「誰も死なせない戦争」という、誰もが嘲笑う理想を掲げ、戦場を駆けることになることを。


マイク・クロフォードの遺品である一本の剣。

8歳のマキが選んだ道は、涙を拭い、血の滲むような修行に身を投じることだった。

世界観は中世風の剣と魔法の世界です

初めて小説を書いたので読みにくい点など

山ほどあると思いますが、

どうか末永く宜しくお願いします

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