個人企画に参加してみた ①と②それと③ +バンダナコミック01作品
すべて見透かされていたようだ
菊池祭りを楽しむ方へ。この作品は中身が滅茶苦茶なのであまり深く考えずに読む事を願います。
私は菊池繁美。菊池の門の門番をしていたものでした。残念な事に菊池を追放された。正確には菊池の門下生を辞めさられたの。
──辞めさせられた理由?
それは私が弱すぎるから。踏み台にもならない、ドアマットの下に敷く滑り止めの方がマシだって。菊池の門番より、繁美だけに雑草むしりがお似合いよって笑われ……てはいない。
おかしいわ。私は菊池としては腕は立つ方。だから門番していたのに。多分菊池信者の貢物を横流しして、おまんじゅうを買って食べていたのがバレたんだ。美味しかったわ、あのおまんじゅう。
「わたしだっておまんじゅう食べたいのに〜〜〜」
神のお怒りまで買ってしまい、追放の憂き目にあったわけ。ゴロンゴロン雷が落ちましたとさ。
──はい、認めます‥‥私が全面的に悪いです。天罰覿面、待ったなしです。
もうすぐ菊池祭りの出店が百店舗を迎えるなかで、私は焦ってストレスを貯めていたのかもしれない。おまんじゅうではなく、メロンにすれば良かった。
──あの方……種ならぬネタを蒔いてる天然の天才かもしれない。
それはともかく、追放ものの自称ドアマットヒロインとしてデビューするのならば、菊池祭りの百店舗目の記念マットを踏みたいじゃない。
菊池の門を破門になっただけ、まだ菊池を辞めたわけじゃない。菊池の暖簾は自由にくぐれる。世に菊池の名を知らしめるためにも、私は負けるわけにはいかないのよ。
──あれっ、そんな話だったっけ?
全店舗踏破して来た私だからわかる。老舗の菊池屋様方は人気の主力商品を提供して満足している。高品質だからね、覗いた瞬間ドアマットから動けなくなる。
怖いのは菊池に魂を奪われた、菊池店の強者店主達。多角戦術で次々と支店を増やして、菊池の虜を築いている。勢い半端ない。
「奥さん見ました? また菊池の新しい店舗がオープンしたそうよ」
「えぇ、もちろん見たわよ。色々楽しいお店があって悩んじゃうわよね」
そんな町の奥さまの声が聞こえてくるくらい、菊池祭りは大盛況。菊池が増殖しすぎて溢れ返っている。
──菊池の波に乗って、踊れよ唄えよ菊池♪ 踊る菊池に踊らぬ菊池、同じ菊池なら踊らにゃ損々♪
駄目だわ。こんな阿呆なお店を記念の百店舗に出すわけにはいかない。菊池の門を追放された私だけど、ドアマットから成り上がるなんて無理でした。
そもそも踏まれるために作られたものだから、踏まれないために成り上がる必要ないと思うの。
マットはマット。下敷きと違って天を透かしてみるよりも、天に干されるのがお似合い。
────なんて殊勝な事を言うと思いまして? もう頭から足の爪先までどっぷりたっぷり菊池が詰まってる。マットはマッドなのよ。泥だけに。
おまんじゅう買ってしまった私には、ざまぁする資格はない‥‥むしろされる側。そしてそれは見事に起きた。
このお店を百店舗狙いで出そうと狙っていたのに……恐ろしい方。まさに慧眼いや神眼。菊池を着服する事は許されないと知った‥‥。
割烹着て煮て見て下さいよ。この意味わかりますから。増えるワカメと腹減る菊池。謎の言葉と有名な捨てゼリフを残してを残して、この辺りで退散するとしましょうか‥‥。
キィ〜〜ッ覚えてなさいよ〜!!
お読みいただきありがとうございました。
ジャンル不明な内容なので、その他にさせていただきました。