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狩猟の見学が決まった

休憩部屋で幸せなひとときを過ごし、私はお風呂に浸かりながら、今後のプランを考えることに。


現代では残されていない、ボアスア、強いてはすべての先住民族がたどった壊滅への道。


例えば私が来た初日にダデイ集落への戦士団員の増員をしなかった場合、ひょっとしたらダデイがそのままバロッチの手に入ってしまったかもしれない。それが本来の道だったのであれば、決して私が推測したような、異民族だけがすべての原因とは限らないのである。


入力パラメータが多すぎる…リアルじゃリアルだけど。


集落を細かく見て回るよりも、細かいところに関しては長老やシャーマン、戦士たちを信じて、まとめて報告してくれる形にし、私は大体の状況が分かればいい。


それよりもいち早く周辺部族への接触や、既に各地に多少なりにいるかも知れない異民族と早期の接触を果たしたほうが、今後の計画を立てやすくなるのだろう。


うん、そうしよう。本来の長老会議は細かいことまでいちいちチェックするつもりだったので数日間掛かるだろうと想定したけど、新しいやり方だったら一日もかからずに済むはず。


そして産業や環境改善の方法は、私がその場で図面を添えて指示を出す形で、どうしても現場に行く必要がある時はまた後日いくように調整してもらおう。


よし。



お風呂から上がり、私は新しいメイクを試した。


西暦では年末年始なので、それに合わせる形で濃いめのピンクと白の組み合わせで顔の色合いを整えた。


マスカラとアイラインで少しだけパッチリ感を出す。


髪はワンカールパーマのショートヘア、色はカシスピンク。


最後はシルバーのアクセサリーと白ベースの服装で統一する。イヤリングはCブランドのトリニティ、ネックレスはT&Dブランドのペンダントを付けた。


で、出口を作っちゃえば外の時間が流れるから、再び休憩部屋に戻り、このタイミングで出口を作った。


作るときに外が見えるよう指示を出したので、透明の扉のような出口が現れた。


少し覗くと、遠いところの川にドバくんらしき人影を発見した。


とりあえず横目で気にしつつ、タピオカミルクティを飲みながら女性誌を読んで、ドバくんが終わるのを待つことに。




何冊か最新の女性誌を読み終えて、ちょうどタピオカミルクティも空っぽになった時、ドバくんは他の男性陣との入浴が終わったようで上陸した。


あっ、ちょっとモザイクを掛けなきゃ。


急いで扉の景色をボヤけさせて、私もゴミを消去してもう一度身だしなみをチェックし、向こうが服を着終えたタイミングを見張って禁忌の地を出た。



『よ〜ドバくん、終わったみたいだね』


ー『あっ、ナオ様、なんでここにいるんですか?まさか待ってくれたんですか?』


『いや、適当に趣味に時間を潰しながらだから、気にしなくていいよ』


ー『あっ、は、はい。承知しました。』


『そういえば、隣の人達は、友達なの?』


ー『ええ、今一応戦士団の予備団員ですが、普段は猟師をやっています。』


『へええ、猟師か、じゃあ鹿とか狩るの?』


ーー『鹿もそうですが、熊も豹も穿山甲も狩ります。』


『ほう、なかなか勇猛だね、次いつ狩猟しに行くの?』


ーー『明日の午前中です。見学なさりたいでしょうか?』


『そうだね、明日の午前中なら行けそう、ちなみにどこで狩猟するの?』


ーー『明日は狩猟をして、取った獲物を北の集落に持っていく予定ですので、ここから遠くないところで狩りをします。』


『じゃあ待ち合わせは集落の北口でいいのかな?』


ーー『はい、朝食後に出発です。』


『やったー、ドバくん、明日、一緒に行かない?』


ー『はい、これってほぼ公務ですので、僕もご一緒します。』



こうして、私のはじめての狩猟見学が決まった。



猟師たちは、明日の狩猟場の事前確認をするため、私達とはその場で別れた。


『ねえねえドバくん、明日なにか準備したほうがいいものってある?』


ー『うーん、私達はあくまで見学ですが、ただそうですね、せっかくだから弓や投槍や盾とか一式用意しましょうか。』


『おお、いいね、お願いできる?』


ー『畏まりました。でもそういえばナオ様は神力があるからいらないと思いますが』


『いや、あれはいざというときにしか使わないよ、私はここの生活を理解したいので、できれば皆と同じやり方を一度経験する必要がある、そうすれば改善点や改良のアイデアが湧いてきやすいと思う。』


まあ私自身怪我はしないから神力使わなくても心配はいらないしね。もちろん周りの皆に危険が迫ってきたら私は迷わずすぐに使うけどね。


とにかく明日はワクワクする。


初めての小説なので、

言い回し、誤字脱字、文法の誤り、表現の改善などがあれば、

感想や誤字報告に書いていただくととても助かります。

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