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空の少女

作者: 神林 醍醐郎



彼女の頭は空っぽで


だから いつでも笑ってる


彼女の心は空っぽで


だから 他人を否定しない



貴方の頭は一杯で


だから いつでも溢れてる


貴方の心は一杯で


だから 他人に興味がない



貴方は彼女に言葉を注ぐ


縁から溢れた日々の悩みを


貴方は彼女に想いを注ぐ


口から零れた憎悪の露を



彼女はそれを受け入れる


彼女の頭は空っぽだから


彼女は微笑み頷き返す


彼女の心は空っぽだから



どんな苦悩を聞こうとも


彼女の笑みは揺らがない


明日の朝には忘れてるから


どんな嘆きを聞こうとも


彼女は涙を零さない


心の底が抜けているから



彼女の心は空っぽで


だから 貴方を受け入れる


彼女の頭は空っぽで


だから 貴方が分からない。




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