レベルアップとステータス
モンスターを探し、何度かあったが殆どが2撃。
たまに1撃とすぐ倒してしまうため、効果を試すことが難しい。
だが、もしすでに効果が現れ状態異常で倒していたとしたら?
そう思いもしたが現状調べるすべがなく。
ならば、レベルを上げることが賢明であると判断する。
レベルを上げれば、先に進めることができ、強い敵も現れる。
ならば効果を試すことなど簡単であろう。
そうして、敵を倒し続けること約4時間。奥に行けば行くほど、敵は強くなり、レベルも上がる。
しかし、ほとんど二撃の為、状態異常を見ることは叶わず。
このゲームでは、バッドステータスが相手に表示されるわけではなく、相手の状態などから判断する必要がある。
つまり、一撃、二撃で倒してしまうためどんな状態異常がついてるのか判断がつかない。
どのような効果があるかはわかっているが、どれほど効果が続くのか、その状態異常の効果はどれほど強いのか、どの程度の敵までなら効くのか、など試すことなどは当然ある。
本来ならば、自分の能力を把握することから始めなければいけない。付く状態異常によって、敵の対処法も変わってくるはずである。
ベーゼはモンスターを探しては倒していき、どんどん奥に潜っていく。
潜っていくにつれ、敵の数は減るがその分強力なモンスターが出てくるようになる。
ある程度倒したので、街に戻ろうとするが、戻れない。
(なんで戻れないんだ?ここが専用マップフィールドだからなのかなぁ。とりあえず、この森から抜けてみよう)
おそらくだが、この森が専用マップフィールドと呼ばれる、初心者の狩場だからだろう。
ならばこの森を出てから試してみたらいい。
ベーゼは来た道を引き返す。
当然、モンスターが襲ってくるわけだが瞬殺し、走っていく。
走ってる間に初心者と見られる人物たちがモンスターと戦っていたが、ぎこちない。
それも仕方がないのかも知れない。平和な国で暮らしていた者たちだ。
ぎこちなくて当然だろう。
それに対してベーゼは何故、あれほどの動きができるのか疑問であるが。
三十分ほど走り続け、なぜこれ程長い時間走り続けることができるのだろうか?と疑問を持つが、すぐにレベルアップの恩義だと理解する。
やはり途中からゴブリンなどは出てくる。
「すごいなぁ、レベルアップっていうものは」
そして、今のレベルになると剣を抜かずとも、蹴りや体術だけで倒すことができるようになってきた。
レベルアップはすごいものだとベーゼは感心する。
リアルではここまでずっと長く走り続けることなどできないし、いかに子供と同程度のゴブリンだろうと一撃で殺すことなど普通はできやしないだろう。こういうのもゲームだからこそであり、リアルでしようとしても普通は無理だ。
ならば、こういうのを楽しむのもこのゲームの楽しみ方の一つではないだろうか?
どれくらい走ったかわからないが、だんだんと明るくなってきて、森を抜けることができた。
20メートルほど遠くを見ると、一箇所に何人かが瞬間移動してきているのを発見する。
そこに転移してきてるのだろが、あいにくベーゼが来たときは人数が少なかった。
では早速、王都に戻るため、王都と書かれた文字をタップする。
すると来た時と同じような現象が起き、気がつけば広場に転移していた。
やはり便利である。転移というものは。
モンスターを沢山倒しているため、ドロップアイテムも結構あるだろう。
インベントリを確認すると、
・ゴブリンの角×31、錆びた鉄剣×8、ゴブリンの魔石×2
・フォレストウルフの牙×11、フォレストウルフの爪×11、フォレストウルフの皮×5、フォレストウルフの魔石×2
他にもグレイ・キャタピラーとか、ゴブリンメイジなどゴブリンの上位種らしきモンスターのドロップアイテムもいくつかあった。
「どうしよう。こんなにアイテムあっても、使い道わからないしなぁ」
ベーゼは使い道に悩む。これだけのアイテムがあろうが、使わなければただのゴミだ。
ならば、売るほうが賢明だと思うが、この件に関しては保留にしておく。
後々役に立つかもしれない。立たなければ売ればいいだけだ。
では、どれだけレベルが上がっているのだろうか。
名前:ベーゼ・カルネージ
種族レベル:Lv9不死族
職業レベル:Lv7葬儀屋
合計レベル:Lv16
HP:411/450:MP:900/900
STR:37↑27
INT:46↑36
VIT:37↑27
AGI:37↑27
LAC:10↑9
SP:70
スキル
埋葬Lv:1
剣術Lv:4↑3
格闘術Lv:3↑2
《オリジンエンブレム》
第一位階:死剣タナトス
初期ステータスと比べると、随分強くなっている。
各種パラメーターはINTが20、他は総じて10であった。
HPも100、MPは200と、レベルが上がる前に比べると雲泥の差である。
それに、SPと呼ばれるポイントも溜まっているようだ。
これは、初期職業のとき、重要である。
1ポイントステータスが100上昇と、種族レベルアップのときのステータス上昇とは比べものにならない。
早速、ベーゼはSPを振るう。
各種パラメーターに1ポイント、余った3ポイントをSTR、INT、AGIに。
INTは上げても魔法が使えないため意味はないが、この先使うつもりのため振っている。
VITをあまり上げないのは防ぐのではなく、受け流す、避けるといったことを中心にするためだ。
それにスキルも増えているし、レベルも上がっている。
だが、埋葬スキルは結局使わなかった。
完全に忘れてたな。
そんなことはもはやどうでもいいとばかりに、ベーゼは観光気分で、街をぶらぶらしたいなと思いながら、露店を見て回る。
切り替えの早いベーゼであった。
転移してきた場所は、中央広場の真ん中に噴水があり、噴水の前なのだが、中央広場を囲うように露店が出ている。
恐らくはプレイヤーがここに集まるため、露店を巡るプレイヤーも多いのだろう。
そのため、売り上げが上がるのだろう。
露店に出ているものは、武器やポーション、なんらかのの道具など。
強力なマジックアイテムはおそらくないだろうな。
そもそもあったとしても、買うことができない。モンスターを狩ったはいいがドロップアイテムを売っていないし、倒した際お金が入るのだが、初期金額の10000Gから、200Gしか増えていない。
防具を買おうにも殆どが5000〜なため、もうちょっと貯めてからにした方がいいだろうし、武器などはタナトスの方が断然強いだろう。
ポーションなどは今は必要ないし、必要な時に買えばいい。
これから先、必要になるものは沢山あるだろうから、ここで買わずに貯めておき、いざ必要な時に買えるように備えておく。
それがこの男であった。
ベーゼは基本一人の時無口で、人が出てくるのはもうちょっと後です。
次の投稿は来週の日曜日か、月曜日になりそうです。
脱字、誤字などあれば、よろしくお願いします。