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行ってらっしゃい

 自分が無職になってから半年が経つが、自分の同居人は月に一度か二度しか休みがないスーパーの惣菜売り場であくせく働いている。

 目が覚めると時刻は6時45分。春手前の朝日と青空が眩しい。同居人がパジャマから普段着に着替えている。今日も仕事だ。着替え終わった背中に声をかける。

「おはよう」

 同居人が振り向く。

「おはよぉ」

 柔らかい微笑み。緩んだ声。幸せを絵に描いたようなその顔が好きだ。

「行ってくるね」

 そう言って布団の中の自分にキスをする。一秒ほどで離れたその顔はやはり幸せそうなのだ。寝室から手を振る君に。

「…行ってらっしゃい」

 言って目を閉じて微睡みに身を任せる。ああ、幸せだなあ。


ご覧下さりありがとうございます。次回からは2人の出会いから最終的にこうなるまでの過程を書いていきたいと思います。

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