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ノブリコブリが来た  作者: pon
1-3章
2/22

ミラド大王討伐

カチャっと鍵を開ける音がして二人は城の中へ入ります。外は昼間でしたが、城の中は明かりも灯っていて奥まで見渡せます。

二人は歩きながら城の奥へ進みます。

「オーイ、ミラド大王ー。ミレンつぼ割るのヤメロー。引っ捕らえに来たぞ」

「ノブリ、聞こえてないのかもね」

そういうと奥の階段の上からキィーと扉が開く音がして、少し冷たい風が入り口のノブリコブリ達の足元に届きます。

「余の城に無断で入りしはそなた達か…」

「ウワッ強えなコイツ!!」

「エー最悪なんですけど!!」

「お前がミラド大王だな!!」

ハハッと笑い声が聞こえた後に、

「いかにも!!」

と、言って魔法の矢が三本、ノブリとコブリに向かって飛んで来ます。

「ウオッ」「ヤバイ」

と、言って躱す二人ですが敵の強さにビリビリくるものがあるようです。

ミラド大王は階段の上からツカツカと階段を降りながら、ノブリコブリ目がけて魔法の矢を再び、今度は何本も放ってきます。

二人はギリギリでよけたり、魔法盾で凌いだりしています。

ノブリが魔法盾でいなしている間にコブリが、山チューの時に見せた呪文より更に強い呪文を唱え始めています。


「ムッ…その魔法を使えるとは…」

と、言ってミラド大王の足も止まります。

ミラド大王がマントで姿を隠そうとした時にコブリが、

「エグゼレイトサンダー!!」

と、呪文を唱えました。

頭上から青い稲妻を浴びたミラド大王は、少し衣服が焦げています。少しよろめいたミラド大王にノブリも今がチャンスと呪文を唱え始めました。

「ヌーッ…この威力は」

と、ミラド大王は後ろに崩れ落ちそうになっていた所を

「ハァーッ!!」

と、喝を入れ体勢を立て直しました。

ミラド大王がマントから剣を取り出しノブリを襲います。

コブリが杖で相手の切っ先を変え、ノブリに当たらないようにいなします。

「おのれぇー!!」

と、ミラド大王が怒り気合でコブリを3メートル程後ろに弾き飛ばします。


ノブリの呪文の完成と同時にミラド大王の必殺剣技ミラージュソードがぶつかり合いました。

ノブリの風の刃と幾重にも分身したミラド大王のミラージュソードがぶつかり合い激しい光となってお互いを吹っ飛ばしました。

城の入り口の扉まで吹っ飛ばされたノブリはダメージ大です。

同じく階段の中程で球状にえぐれた壁にミラド大王はぶつかっていました。ミラド大王もダメージ大の模様です。


コブリは自分の後ろに吹き飛ばされたノブリにミラド大王を見据えながら回復に向かいました。杖を片手に回復魔法を唱え始めると、ミラド大王がヨロヨロと立ち上がろうとしています。

自分の剣を片手にその剣を礎にして立とうとするミラド大王。自分でも回復アイテムを使おうとするノブリ。

コブリはその様子を見て回復魔法を攻撃魔法に切り替えてミラド大王を成敗しました。


「フーッ…ヤバかったな。マジで」

「ウン…」

ノブリが久々に敵に追い込められてコブリもビックリ。

コブリはミラド大王を縄で縛りあげると、自分に回復魔法を唱えます。


山チューとミラド大王を討伐した二人は少しクタクタになりながら伝書鳩さんに連絡をお願いしヤークドックの村に引き返す事を決めました。

二人の連携でつかんだ勝利。やはり二人はトップハンターです。



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