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ノブリコブリが来た  作者: pon
1-3章
19/37

vs.ロイコー

トップハンターのノブリとコブリは村人達にロイコーに関わる情報を聞いてまわり、翌日に決闘を申し込む事を決めます。


ロイコーを追い払えた別のハンターの話では、強くて太刀打ち出来ず村人を呼んで追い返すのがやっとだったと聞きます。

そして何より戦闘中、最初から最後まで無表情だったと聞かされるのでした。


ーそして翌日、


村の出入り口から村の外へ向かってノブリとコブリが大声を出します。

「ロイコー!!ねずみ布団を狙うなら俺達を倒さないと手に入らないのな!」

「決闘で決着をつけようよ!!」

と、ロイコーに聞こえる様に声を出します。

辺りはシーンとしてますが、2~3分程すると、

「今の声は誰が出した…決闘だ…」

と、ロイコーが現れます。


ロイコーの出で立ちは腰に剣を携え、左手には盾を持ち、いかにも強そうな姿をしていました。

村人達が村の中から見守る中、決闘は始められようとしています。

負ける訳にはいかないノブリとコブリは最初から全力を出す様です。


ノブリとコブリの姿と闘気を見たロイコーも最初から全力を出す事を決めた様です。


「闘いのなかでこそ、分かる物がある…」

と、剣に手をかけるロイコーが決闘の火蓋を開けます。

いきなり魔法の詠唱から始めるコブリと闘気を剣に蓄え、音速で剣の闘気を飛ばすノブリにロイコーも自身の闘気を剣に宿し迎えうちます。


ノブリの闘気剣とロイコーの闘気剣はなんと互角です。

お互いの中央で二つの闘気剣は打ち消し合います。

そして魔法の詠唱が完成するまでに攻撃したいロイコーは、コブリが魔法を唱え終える前にコブリに攻撃し、魔法の詠唱を中断させます。


ロイコーはノブリ、コブリよりもスピードが速いのです。

それは鍛えた山チューの素早さよりももっと上でした。


かつてない強敵のスピードに翻弄され、ノブリとコブリの本気でもなかなか怯む事の無いロイコーはまだ表情一つ変えていません。


「なら」

と、コブリが魔法から杖の打撃をメインに切り替え、ノブリに必殺剣を出させる隙を作ろうとします。

ノブリもコブリの作戦にすぐに気づき、抜刀の構えをとります。自身の最大最速のスピード剣を繰り出します。

コブリの杖の連打に手数を奪われていたロイコーはノブリの必殺剣を直撃で喰らうのでした。


膝をつき、苦しそうな表情を見せるロイコーですが、ノブリとコブリもアイテムのストックがありません。何度かロイコーが仕掛ける攻撃にダメージを追い、苦しい闘いとなっていたのでした。


二人は村の人達に応援を呼び、倒しきれないロイコーを捕まえてもらうのでした。

体力に余裕のない厳しい状態で外す事の出来ない攻撃をしっかりと決め、ハンターの名に相応しい働きを見せて村の人達に勇気を与えていたのでした。


やっぱり二人はトップハンターです。



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