新しい敵
クルミ村の村人達が山チューを引き連れてクルミ村に帰った後、疲れたノブリとコブリは宿を取りにクルミ村に帰ります。
まだ夕方ではないので回復アイテムの補充も兼ねて村のバザーを見て周ります。
今回は回復アイテムの補充だけでなく、痛んだ剣や杖の買い直しもあり、ちょっと手痛い出費です。
買い物終わりにハンター協会の掲示板を見ると、取り戻した空飛ぶねずみ布団を狙う新たな敵、ロイコーが張り出されていました。
クルミ村で大切に保管されているのを知ったロイコーが村の周りを何度もうかがうお尋ね者として張り出されているのです。
まだクルミ村は被害にあっていませんが、ロイコーは元から近畿の方面で悪さをしているA級首でした。
他のハンターや、村人達に追い返されているもののクルミ村以外から盗んだ郷土品、交易品は多く、強さもあり並みのハンター一人では太刀打ち出来ないとの事でした。
その掲示板を見たノブリは、
「ウォッ、強そうな奴だな。ハンターが一人で勝てないとは危険な奴なのな」
コブリも続けて、
「山チューの事もあるし、ハンター慣れしてると怖いかも…」
と、ポツリとこぼします。
そこにクルミ村の村長がやってきて、
「ノブリさん、コブリさん。山チューの退治ありがとうございました」
「是非、ロイコーも村に被害が出る前にやっつけて下さい。お願いします!!」
「ロイコーは表情が読めないのでなかなか倒せず、捕まえることが出来ないそうです。どうかお二人の実力で捕まえて下さい!」
と、念入りにお願いをされるのでした。
山チュー戦でみせた本気のノブリとコブリに隙はなさそうですが、ロイコーの強さも確かな様でどうなるのか分かりません。