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ノブリコブリが来た  作者: pon
1-3章
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vs.山チュー

山チューをおびき寄せる為に、村のはずれで良い匂いのコーンスープを飲み始めるノブリとコブリ。

二人はサンドイッチを軽食にコーンスープを頂きます。

すると辺りにコーンスープの匂いが漂い始め、森の中から山チューが登場します。

「こんな良い匂いのコーンスープを俺の縄張りで飲んでいる奴は誰だチュー!!」

「ゲゲッ!またノブリとコブリかチュー!!」


「さっ、早く昼食を済ませてと」

「頂きまーす」

バクバク、ゴクゴクと音を立てて昼食を食べる二人に山チューは怒ります。

「コーンスープには引っかかったけど、今度こそお前達二人に勝って、ねずみ布団で色んな所に行って盗みまくってやるチュー!」

「このねずみ布団は売らないんだチュー!!」


必至にアピールする山チューを相手にササッと食事を済ませたノブリとコブリは言い返します。


「山チュー、あなたの盗んで行く物は、皆が困ったり、盗まれて売られる事で盗まれた人達が損をするの」

「だから許さないんだな俺達は。基本だな」


「…うるさいチュー。俺が得をすればそれでいいんだチュー!!」

と、怒りの発声と共に山チューが二人に襲いかかります。


山チューは今回、戦いに備えて体を鍛えていた様で、ノブリとコブリのコンビネーションや陣形を駆使しても倒しきれません。

山チュー相手には珍しく、回復アイテムも使用しています。


「どうしたチュー!今回は俺の勝ちで良いんだチュー!!」

と、山チューの必殺技、グルグル回転アタックをノブリが喰らいます。


「グハッ!キツいの決まったな」

「すぐに回復しないとのされるな」

と、最後の回復アイテムをすぐに使い、体勢を立て直します。


「山チュー、あなた体を鍛えてきたのね。もう油断できないね」

と、コブリが杖で山チューに攻撃し、炎の魔法を詠唱し始めます。


「空を飛んで分かったけど、山チューあなたに空を飛ばれると思うと頭に来る!!」

そう言ってコブリは炎の塊を3連続で山チューに当てます。

「グオッ!」

と、体勢の崩れた山チューの隙を逃さず、ノブリが必殺技の闘気剣を繰り出し、なんとか山チューを倒す事が出来ました。


山チューは本気を出した二人に対して、

「…次に会うことがあったら覚えとけチュー。今回で少し勝てそうだったの忘れないチュー…!!」

と、悔しさを交えてノブリとコブリに言葉をぶつけます。


ノブリとコブリは、伝書鳩さんを呼びハンター協会に手紙をだすと、ヤレヤレといった表情で少しその場で休むのでした。



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