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新生活

 「おねぇちゃーん!」

「穂希!」この子は月野穂希、私の妹 厳密に言うと異父妹かな

 私はアペンテスト(満月澄)とH,K(満月帆名嘉)の娘

穂希は月野空牙と月野帆名嘉(満月帆名嘉)の娘 そんな違いがある

まぁ私のお父さんは空牙、一人だから関係ないけど

「穂希、また亜薙のところから抜け出したのね」

 私は穂希を抱き上げそう言った 

亜薙は私の同級生でアペンテストの元手下

今は穂希の教育係をしている

「だってつまんないんだもん」

「お勉強は大事よ」

そんな話をしながら歩いた

「んっ、」

何かがおでこにあたった

「輝夜、前見て歩け」

柱と私のおでこの間には手があった

「蓮にぃ、」

この人は蓮、私のお兄ちゃん これも厳密に言うと異母兄になる

アペンテストが処刑されてから、19人の子供が見つかった

みんな母親は違うが父親はアペンテスト 

アペンテストには私を含め20人の娘、息子が存在していた

その子供の母親、16人はアペンテストへの忠実心が強かったのか

処刑と共に自殺をしていた

そんな訳でみんなを引き取ったのだ

お父さん〈空牙〉お母さん〈帆名嘉〉は一気に

21人の両親になったのだ(穂希を含めてね)

今の家族を紹介するね

長男 蓮 レン    24歳    五女 萌々和 モモワ 18歳

長女 愛梨沙 アリサ 23歳   七男 小夜 サヤ   17歳

次男 翔和 トワ   23歳   八男 優  ユウ   17歳

三男 瑠羽 ルワ   22歳   六女 卯月 ウヅキ  17歳

四男 和馬 カズマ  21歳   七女 菜鷲見 ナスミ 17歳      

次女 梨子 リコ   20歳   八女 雷嘉 ライカ  16歳

五男 斗真 トウマ  20歳   九女 芽衣葉 メイハ 16歳

三女 青葉 アオバ  19歳   九男 竜馬 リュウマ 16歳

四女 星 アカリ   19歳   十男 葵 アオイ   16歳

六男 玲愛 レア   18歳   十女 輝夜 カグヤ  14歳

                十一女 穂希 ホマレ 2歳

という感じの大家族

ちなみに私は中学校には行ってない 公務で忙しいから

おばあちゃん、もといエマニュエは行方不明、早く探さないと

「輝夜、さっきお母さんが呼んでたわよ」

そう言いながら穂希を奪ったのは

「愛梨沙ねぇ、それホント?」

「ホントよ 会議に来てないって」

「あ、忘れてる、! 愛梨沙ねぇ、穂希よろしくね」

輝夜は宮殿を駆けて行った

「…蓮、あの子反対に行ったわよ」

ドジは変わらない

「しょうがないさ、エルフリーデの宮殿 ヴィルフィリーは広いからね」  

宮殿内はまるで中世ヨーロッパに来たようだった

皆が皆ドレスに身を包み煌びやかに着飾る女

自分の魅力を使い自身を偽る月光の魔術師な男、、、


「遅れました、!」

そこには大臣と各神の代理がそろっていた

生存の神エルフリーデを咎められるものは誰もおらずそのまま会議に

移ることになった

「エルフリーデ様、ご報告がございます」

そう言ってきたのは月光の神の代理の者だった

「…いいわ、言ってみなさい」

「はい、実は…アペンテストの骨がアペンテストの物ではありませんでした」

会議室がどよめいた

「それはどういうことなの」

「はい、先月の会合にてエルフリーデ様に許可いただきDNA鑑定を…」

確か先月にルナッサムが嫌な予感がすると言っていたらしく

この代理に許可を与えた

「その鑑定結果が不一致でして…」

アペンテストの骨がある部屋に入れるのは私が鍵を貸した者のみ

処刑してから鍵を貸したのは先月のルナッサムだけ、か

処刑したのはエマニュエだから聞けないし、

「分かったわ、国民にはバレない様に」

『はい』

考えられることは三つ

一つ目はルナッサムかその代理もしくは

 両方が嘘をついているかもということ

二つ目は処刑の際既に他人と入れ替わっていたかも

 しれないということ

三つ目はエマニュエが手を貸し

 脱走または助け隠ぺいしたかもしれないということ


そんなこんなで会議は終わって家族が居るところに戻った

「あ、おかえり輝夜、会議間に合った?」

「ただいま、愛梨沙ねぇ、全然遅刻」

「輝夜おかえり~会議遅刻したの?」

「芽衣葉ねぇ、ただいま、うん大遅刻」

「輝夜は頑張ったよしよし」

「情けなくなるからやめて…」

芽衣葉ねぇは二つしか変わらないのにしっかりしてる

「愛梨沙ねぇ、芽衣葉ねぇ皆は?」

「皆ならお父さんのところ」

「そうそう、今日はサファリニ-でしょ、芽衣葉は寒いから行かないって」

「…サファリニ-ねぇ」

サファリニ-、それは100年に一度見られる流星群の名前

お父さんは天体観測が好きだからな

「輝夜は行かないの?」

「じゃぁ愛梨沙ねぇは何で行かないの?」

「…あ、お母さんに、言わなきゃいけないことがあるの忘れてるー、」

「あ、逃げた」

「あら?おかえりなさい、輝夜」

展望室から降りてきたのは

「…、ただいまお母さん」

帆名嘉だった

「さっき愛梨沙ねぇがお母さんに何か言い忘れたって何処か行ったよ」

「来てないわよ、?」

「やっぱり」

私は思う こんなに賑やかな大家族になれてよかったと

「輝夜、明日も公務か?」

「そうだけど、何かあるの?瑠和にぃ」

「何にもないよ、」

「…そう、」

明日はイフィリータス、アペンテストについて何か分かればいいのだけれど

深く考えてはいけないと思うが無理だ

「おばあちゃん何処…」

そんなことを思いながら眠りについた


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