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母と娘の真実

~外~

外では輝夜の祖母であり帆名嘉の母である由美子が行動を起こしていた

アペンテストが自身の弟であること

アペンテストと自身と娘は地球を犠牲に実験を行い開発した薬を

使って不老不死であること

自身の孫である輝夜がアペンテストに誘拐されたこと

さまざまな情報を全テレビ局に出した

その中に一際目立つ物があった

「誘拐されたのは元人気アイドルH,Kの実の娘である」と




~帆名嘉編~

「みんな!会えるのとーても楽しみにしてたよ!」


私はH,K 世界に知れ渡る今人気絶頂の人気アイドル

アイドルをしながら大学に行き 小学校の先生を目指していた

本名は満月帆名嘉という 母親は満月由美子 父親は知らない

現年齢19歳


「H、K~! サイコ~!」

今のは私の一番のファン 澄君だ 握手会やライブ、地下アイドルの時から

応援してくれている


「今日はみんなに伝えたいことがあるの」

「私、H,Kはこのグループを引退します」

そう言って私はアイドル人生に幕を下ろした 引退当時妊娠3

週 


妊娠相手の空牙は幼馴染で先輩

子供には私がアイドルということ隠し通すと夫と決めた


無事、可愛い娘を出産できた

「この子は輝夜、月野輝夜」

私達は籍を入れ私は『月野帆名嘉』になった

しかし幸せな時間はそう長くは続かないものだ

輝夜が6ヶ月になったころ

「帆名嘉、これまた届いたよ」

ある日を境に花束が届くようになった

しかも真っ赤なバラの花束

「また?気味が悪いわ 早く捨てましょ」

はじめは月に一回届く程度だった

今では週に一回のペースで届く

警察には相談しているが対応がはっきりとしてくれない

ある日の夕方、仕事帰りの空牙が一通の手紙が届いていると持ってきた

宛先は私だった差出人は不明 19歳の私にはなぜか好奇心を擽る何かがあった

〈H、K いや帆名嘉ちゃん久しぶりだね 娘の輝夜ちゃんは元気?〉

そんな出だしで始まったこの手紙

この文字は私のファン澄くんの字だった

「えっ?」「なんで?」 私は本名を公開していなかったし娘が居ることも

もちろん公開していなかった

私は手紙を落とし崩れ落ちた

「帆名嘉?!どうした?」夫の空牙が近づいてきた

手紙の内容すべてを夫に話した

「このまま私と一緒に居たら輝夜に被害が出るかも…」

帆名嘉は泣きながら空牙に伝えた

「離婚しよ 輝夜は貴方が育てて 輝夜に被害が出る前に私と離した方がいい」

「輝夜には お母さんは死んだ と伝えて」

「いや 帆名嘉を死んだことにすることはできない」

「俺が浮気して離婚することになったことにしておく」

そうして私たちは離婚した


空牙は毎年毎年輝夜の誕生日の7月7日に帆名嘉に輝夜の写真を送っていた

空牙一人では子育ては無理だと帆名嘉の母由美子が月野家に住み

輝夜を育てるのを手伝っている


私が21歳の時

アペンテストに招待され配下に着くことになった

顔は見たことがなかった

ある日アペンテストの執務室に来いと言われ入ると

私は驚いた 「澄くん?」

アペンテストとは私のファンの澄くんだった

「あぁ僕はH,Kのファンの八王子澄さ」

「君の元夫、空牙は悪い奴さ だから僕が引き離してあげたんだよ」

ここではアペンテストに逆らってはいけない

「そうでしたか ありがとうございます」

「うん!それで相談なんだけどねサジにならないか?」

サジとはアペンテストの配下の天職だ

「よろしければ」

私はそう言ってサジになったマイクロチップを注射で入れ込む

沢山の準備をしてサジが出来上がった

そして最初の任務が

記憶を消す薬の実証実験だった

実験体として選ばれたのが月野輝夜 娘だった

すぐさま空牙に連絡をして輝夜を守ることにした

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