過去の移住
ここからは私たちが生きている所について話そう
まずここは『地球』ではない ここは『海薬星』という地球から何億光年もの
離れた星だ 今の西暦は5928年 元号は海王 海王14年になる
次に話すのはなぜ『地球』から離れて生活しているかを話す
昔西暦2000年代までは地球でごく普通に生活できていたらしい
それが西暦3000年代に入ると世界各国が紛争や戦争 大地震や火山活動が活発に
なってきたというデータが残されている
その原因として挙げられているのがアマテラスのreincarnation
つまりアマテラスの転生と呼ばれているアペンテストという人が私たちが
『地球』から離れなければいけない理由の元となる人物だ
世界各国の紛争や戦争それの大本はアペンテストによる裏切り
寝返りが多かった
大地震や火山活動が活発になっているのはまたアペンテストの実験が行われた場
所だった
海薬星は地球からは見えないしもちろん海薬星からも地球は見えない
3212年地球外住居を求めて宇宙捜査官が地球をでた
宇宙捜査官が地球を出発して16年と7か月が過ぎたある日の午後
捜査官の一人 龍ヶ崎辰二 が国際連邦教樂に連絡をした
「こちら宇宙捜査官 地球人が住めそうな国を発見 空気 水 緑ともにあり
こちらのジェットでワープを5分ほど通った場所にあり 推測するには
何億光年もの先の星だと考えられる」
私たちの祖先がこの連絡を受けてすぐ移住の計画を進めた
しかし移住直前に世界大統領 一条リムルが亡くなった
この一件で誰もがこの計画が先延ばしになると思った
しかしアテンペストが「移住は先延ばしにはしない 計画どうりに進める」
そう演説をした 民衆はアテンペストの悪事をまだ知らない
だから完全に信じてしまった
「俺が先に海薬星に行って生活環境を整えてくる」
そういってアテンペストは地球を出た
二年後
アペンテストが地球に戻ってきた
「人間が住めるような生活環境を整えた 順次移住を進める 青札が届いた者
から国のジェットで行く」 そう演説し民衆の心をつかみ取った
権力の大きい者から順に青札が贈られた
天皇 各国を任されている大統領 国王などから順にだ
月に三回ほど移住用のジェットが発射される
その日は休みになる
そんな中、海薬星ではアペンテストが民衆を支配できる完璧的な世界が出来ていた
全国民が移住を終え生き物の移住がはじまった
そして地球は明かりも生命もない星になった
残ったのはさみしげな建物と小さな雑草のみ たったそれだけだ
動物も木々も人間も、もう地球には存在しない