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先生がママでママが先生?!

今日から新学期

私の名前は月野輝夜そう今日から六年生

お父さんはシンガポールに出張で居ない

お母さんは学校の先生をしているらしい

お父さんとお母さんは私が小さい頃に離婚しているから

私はあまりお母さんの顔を覚えていない

お父さんに若い頃の写真を見せてもらったぐらいだ

今は家に私とおばあちゃんだけだ

「ヤバー、遅刻する!行ってきますー」

輝夜は玄関を飛び出して走って行った

~学校~

「おはよー、輝夜 今日もギリだねー」

輝夜の親友、蜜柑が居た

「そうだよー 遅刻ギリで玄関飛び出してきたわー」

「もー、輝夜らしいねー」

「なにそれ?!」

(キーンコーンカーンコーン)

二人の会話が弾んでいるとチャイムが鳴った

全員が席に着き全体が静まり返った教室に響いた音は

扉があく音だった

コツコツ とハイヒールの音を響かせながら

入ってきた先生は

教卓の前に立った

「綺麗な先生だね」

蜜柑が囁いた

「うん」

しかし教卓に立っている先生は何処か見たことがある人だった

そうお父さんが、小さい頃に見せてくれた離婚した

お母さんにそっくりだった

「はじめましてー6年生担任になりました 満月帆名嘉(まんげつほなか)

 です。一年間よろしくお願いします。」

自己紹介をすました先生

そう たしかお母さんの名前も帆名嘉

先生が一人一人名前を呼んでいく 皆の漢字が難しいという中

「月野輝夜さん」 このクラスの中で一番難しい漢字

をすんなりと読めていたのだ

皆は

「先生スゲー!輝夜の漢字一発で読めた先生初めてみたぞ」

「先生かしこいー」

と盛り上がっていた

しかし私は嬉しかった 怖かった

なぜなら本当のお母さんに会えたかもという感情と

どうして小さかった私と父を捨てて離婚届けだけを

残して何処かに消えてしまったのかという感情だ

「輝夜?輝夜!」

蜜柑の一言で正気を取り戻した

「あっごめん、考え事してた」

このことは皆に言えない

もちろんお父さんにも おばあちゃんにも

授業を受けて給食を食べて遊んだ

いつもどうりに過ごした 誰にも気づかれないように

下校の時間になった

「輝夜帰ろ~」

蜜柑が言ってきた時だった

「輝夜さんちょっといいかしら」と帆名嘉先生が私を呼び止めた

「はい」なんだろうと思いながら先生のあとに恐る恐るついていく

応談室? ってとこに連れてかれた

「最近ひなさんと仲良くできてる?」

「はい 全然仲いいですよ 喧嘩とかしたこととかないですし」

〈ビックリした~なんか、あなたのお母さんよ的なこと言われるのかとおもった~〉

「そうならよかった もう帰っていいよ」

私は黙り込んで教室まで帰っていった

「輝夜ー待ってたよー」

「蜜柑ありがとね 帰ろ~」

「輝夜ー、先生の話何だったの?」

「私にも良くわかんなかった」

「そなんだー」

いつものように公園で蜜柑と5時まで遊んで帰った

~帰宅~

「ただいま~」

「お帰り~」

「?」 その声はお父さんでもおばあちゃんでもなかった

廊下から歩いてきた人は紛れもなく

「帆名嘉先生?!」

「あたり~ もぉ輝夜も大きくなって」

そう私の憶測は当たっていたのだ

「なんでここに居るんですか?」

「だってここ私たちの家じゃないのー」

そう帆名嘉先生は私のお母さんだったのだ

「先生、知ってるよ 先生が小さい私とお父さんを残して何処かに

 消えたお母さんだってね」

先生は私を抱きしめた

「ごめんね 本当はお父さんが浮気して離婚になったのに

 裁判の時、親権をとれなくてあなたと離れざるおえなかった」

「もうすぐお父さんが帰ってくるからそのあとちゃんと話しましょ」

私は先生を信じたらいいのか それともお父さんを信じたら

良いのか分からなくなってきた

お父さんが帰ってくるまで静かにゲームをしてまった

《ピロン》

お父さんからメールで帰ると送られてきた

リビングにいた先生に言いに階段を下りた

「先生お父さんが空港についてタクシーに乗ってこちらに向かっている

そうです」

「よかった ママから連絡したからここに居るって知ってるから二階で

ゲームしてていいわよ」

そう先生に言われて二階に戻った


[30分後]

「ただいま~輝夜帰ったぞ~」

ガチャ という玄関が開く音とともにお父さんの

ただいまの声が廊下に響いた

私は階段を駆け下り玄関に立っているスーツ姿で手には紙袋を持った

お父さんに抱き着いた

「お父さん!おかえり!」

先生はロングスカートをひらひらとさせながらリビングから出てきた

お父さんは先生に恐ろしい顔をみせたとともに私を抱きしめる力が

より一層強くなったのだった

「どうしておまえがここにいる離婚のとき二度と輝夜に近づくなと

言っただろ」とお父さんがお母さんにキレた

「あなたが浮気をして離婚になったのに、、、、私はただ

 自分がおなかを痛めて産んだ子に会いたかっただけよそれだけなのに

 何が悪いの?」お母さんはお父さんに反論をした

私は話す方に顔を向けてきょろきょろとしていた

両親のけんかを目の当たりにしてそう、いわゆる夫婦喧嘩だ

「お父さん、先生一回ストップ!」

私は泣きたくなる気持ちをグッとこらえて会話に釘を刺した

『あっごめん』

二人は声をそろえてそう言って私の方を見てきた。

「、、、、、、、」

しばらくの間玄関で沈黙が続いた

「こんなところで黙ってても何もならないからリビングに行こう

 先に行っててくれ 俺は服を着替えてくるから」

そう言いだしたのはお父さんだった

お父さんは私の頭を優しく撫でて服を変えに行った

先生は私の肩を寄せてリビングへと連れて行った

するとすぐにおばあちゃんが帰ったきた

リビングのソファにお父さんとおばあちゃんに挟まれるように

座ったとたん、みんなに緊張が走ったのを感じた

おばあちゃんに入れてもらったココアを飲みながら

お父さん達が話す話を聞いていた

私は何だか眠くなってきたのか寝てしまっていた

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