日向、カーネーションの花びらづくりをふりかえる
カーネーションのはなびらだけでですね……三日かかりました。
一週間しか準備期間ないのに!!!
いやー今回はマジにダメかとおもいました。
反省こめてまとめ、振り返っておきます。
・はなびらの先端のぎざぎざ
初日は調査で半日。これで1.5日かかりました。
第一案。ひし形を配列&エンプティ回転でふやし、外側のラインだけ(というかぎざだけ)取得しようとしました。
むりでした。
ブーリアンだと全部消えます。
期待のニューカマー・Intersectさんでもむりでした。
これで一日目はおわりました。
次の日。
はっぱのときにやってた『とりあえずぎざをつくって、カーブにそわせて配列する』方法でやってみました。
ぎざを前方『だけ』に向けることが、ちょっと無理なようでした。
ここは、以前みつけたテクニックで解決できました。
『チェッカー選択解除』です。
具体的には……
円の上側の頂点を選択
↓
『チェッカー選択解除』で、ひとつおきに選択した状態に
↓
選択した状態になってる頂点を移動ツールで移動
これで、弧状にすきまなくならんだぎざぎざが、できました。
・『ぎざ』に底を張る
さて、二日目にして無事にきざぎざができたので、各ぎざに底をはろうとしました。
簡単にできるだろう、と思ったら全然できませんでした。
ぎざぎざ引き出すまえの円と同じ大きさの円を重ね、ブーリアンしたんですがなぜか無理。
Intersectさんで『かたぬき』やろうとしても、無理でした。
うーんうーん。なんでやねん。
さっぱり見当つきません……
結果。妥協しました。
あらかじめ、円に面を張り、押し出しで内側に一層、追加しておけば、なーんもむずかしいことなく、そこから分離できるのです。
ぎざだけじゃなくすこし、内側に帯状のエリアがついたかたちにはなりますが……
このほうが花びらの『ふち』に着色した際、ちゃんと見えるようになるでしょう。
うんうん、これでいいのだ。のだ。(ちゅーかこれでしかできにゃーし!)
……と、そのときはあくまで『妥協』という気持ちでしかなかったのですが、のちに『むしろこのゾーン、もっと太く設定してもよかった!』と思いました。
花自体が小さいので、もうすこし太いほうが、ふちの色がきれいに見えたはずなのです。
ついでに内側にもう一層つけとけば、もっと内側で色がかわってるカーネーションとかも、つくれたなあ。
花びら部分全体の微調整をしている時点で、カーネーションの花写真を見たとき、そう思いました。
しかし、この段階からまた作り直す体力気力時間がなかったため、今回は断念。
『コフレ』作成の時には、そうして作ったカーネーションも添えたいものです。
ここまでを俯瞰すると、いままでみつけたやりかたに『こだわった』ことが、足を引っ張った。そんなかんじですね。
もっと早めに見切りをつけられれば、全体の所要時間が変わったことでしょう。
そこのとこのラインを、見極められるようになりたいものです。
・はなびらの下部分
二日目後半。
はなびらの下、ちゅっとのびてるほそながーい部分を作ったのですが、これまた苦労しました。
シンの白い部分だけはそのままにゅっとのばし、そのまわりの層をすべて、ぎゅっと絞ってよせて、とくりかえし、形を変えていったのですが、うーん。
なんかすごく、かたちもつくりづらいし、そもそも各層細かすぎて扱いづらい。
結局、三日目になり『全部絞るのはたぶん違う』と考え、シンのほかは二層までに限定。最外層のりんかくは、頂点押し出しで作るようにしました。
・中心部の細分化
二日目にここは着手しました。(つまり↑と同時進行)
まずは『距離でマージ』『辺と面を分割』を設定して、辺を押し出し、交点を作成する方法で中心部を分割しようとしました。
これはうまくいきませんでした。
タテヨコの順番によって、交差する辺が二本を除いてほとんど消されたり、面がかぶりまくったり。
しかたないので、面を押し込みで同心円状に分割しました。
そうして、どうにかこうにか全体を形にしたあと、あらためてはなひらの写真と見比べて、思ったのです。
やっぱり中心部……ちょっとこれは……ちがう。
じっさいの花びらはそんなんなってねえべ。
これはもう、いちから作り直そう。
だいじょうぶ、われわれには、こいのぼりをやったときに確立した『Intersectあんど辺と面を分割withゼロ距離移動かたぬきテクニック』がある!
で! 三日目! やってみた! ボロボロや! ええええ(泣)
原因は、『かたぬき用』を確保したタイミングにありました。
序盤に花びらの外側と内側を分離しますが……
その時点で内側を二つに増やし、『かたぬきよう』を確保していた、それがよくなかったようです。
すなわち、そのあとのいろいろの操作で、びみょーに内がわパーツが変形していたため、『かたぬきよう』との齟齬が発生。Intersectを使用した結果に悪影響を及ぼしていたというわけです。
そのため、かたぬき直前に『かたぬきよう』を複製・確保し、リトライしたらいいかんじにいきました。
それでもやっぱりいくつか、面や辺がかぶったり・欠けたりはないわけではなく……
『クリーンアップ>距離でマージ』や、手作業での修正は必要でした。
これ、規模によっては、むしろナイフで地道にタテタテヨコヨコのほうが楽な局面もあるかもしれませんね……。
それだけ苦労しておきながら結局、やってみたかった『しぼり模様』のカーネーションをつくるMPは残りませんでした。
これもコフレ作成時のマストです。( ..)φメモメモ
・いまいち全体の形が……もっとこう……つぶれてるかんじなんだが……
シンのまわりの造形でなんとかしようとしましたが、芳しくない。
ここはわりきって、細部を作ってから全部『統合』、拡縮しました。
完っ全に今更ですが、円を加工じゃなく、カーブでやればよかったのかも。
サイドのラインをカーブでつくる→メッシュに変換→軸のとこに中心となる線を入れ、そこを超えて押しだし、ヨコに分割された面つくる→あまりをカット→縦分割線をループカットでいれる→→天面にカーブをくっつけ→ぎざ作成
これならもっと、それらしい形になったかもです。
以上が今回苦労した、花びらづくりのふりかえりです。
ぶっちゃけるとがくと葉っぱも難しかったですが、花びらづくりにくらべたら楽なもんでした。全部一日でできましたから。
葉っぱは一度ハデに穴あいてて作り直しましたが。
そんなわけで、カーネーションの花をワールドにおけたのはアップデート前日の深夜でした。
ほんと今回はマジにだめかと思いました。
今回のこれを生かして、ばらがサクサク作れるといいです(切実)。
六月アプデは短期間に固まってる (しかもずらせない……)からスケジュールがタイトです。
極力前倒ししつつ、優先順位をつけて、進度によってはいくつかの仕様を切り捨てないといけないかも……というかんじです。
ってそれ、予告が固まらないから困るんだけどね!
余計なことは言わない、をモットーに、慎重に行こうと思います。
風邪をひき申した……
珍しく、ほんっっっっっとにめずらしく熱があります。
頭と左手の中指第二関節が痛いです。
知らんうちずつきとぱんちでもしたんだろーか。
ともあれ次回は『インターミッション:ちょっと過去の、ある夜のこと』5/17投稿予定です。
ちまきとよもぎ、どないしたん? にかかわるお話です。
どうぞ、お楽しみに!