チビ猫、母に贈るカーネーションを咲かせる(下)
5.1~3をなんかいかくりかえして、何層ぶんかつくって、かさねて調整
さいしょは三層でいいかな? とおもったのですけれど、かさねてみるとやっぱり四層がいいかんじ。さっそく追加しました。
角度がびみょうだったので、この時点で調整してます。
編集モードでやる調整なので、ならびかたがおかしくなることはなく、安心してやります。
6.ぜんたいをととのえる(まんなかほど小さいけど、高さは高くなってる)
いちおうできたけど、なんとなくなにかがちがいます。
もういちど、よくしゃしんをみると、まんなかほどはなびらはちいさいけど、たかさはもりあがってます。
スケールツールでびちょうせいして、おはなぶぶんが組みあがりました。
あとは、くきをつけて、それを目安に、実物大にして……
球をきったりのばしたりして、がくとはっぱたちをつくったり。
15セグメントの球を伸ばし、3列だけ切りだす→花びらにそう三角ぶぶんを加工→配列&エンプティで5つ、くるっと。
はっぱは球を二等分ナイフで切り、半分を削除(マテリアルをつけて、分離<マテリアル)。
残したところを、プロポーショナル変形でカタチにします。
『茎を抱く』ので、そこはしっかり。
このだんかいで『ミラー』を使うと、かたちがこわれるので注意。
※向かいのはっぱをふやす時なら、使ってOKです。
葉っぱには、ソリッド化で0.0001厚みを付けます。
はなびらのマテリアルには『粗さ』をプラスして、すこしマットな質感にしてみます。
面の向きをそとがわにそろえたり、マテリアルをせいりしたり、わすれちゃいけないとこをこなしたら……
いちどユニティにいれて、みえぐあいとかに問題がないのをたしかめて、完成です!
床の間にぶっさしてしまいました。出来心だったんです。
(外だと緑が同化してチェックできないためです。)
ブレンダーファイルをコピペし、名前とはなびらのいろをかえて、いろんなカーネーションをつくったら……
おんせんのおにわと、タワーのさいしょのとびいしにうえました。
おんせんのこいにゃぼりちゃんは、いちどやねのえのひとつだけに。
タワーのティーテーブルのおかしをかえたら、テストワールドにアップデートして、ためしに歩いてみます。
もんだいは、ないみたい。
「やった……
これで、『おかあさんたち』にチビのカーネーション、あげられる!
おかあさんに、メールしなくっちゃ!」
おおきくおおきく、あんどのいきをはいて、ころんところがったチビでしたが……
すぐにげんきに、ぽんっとはねおきます。
「よっしゃ、おちゃとおかしの手配はおまかせにゃ~♪
これとこれとこれ! ポチッとにゃ♪」
「それじゃあワガハイは、リアルお花をちょうたつしてくるにゃ。
そうだにゃ、かすみそうとかがいいかにゃ。
ちょっとまってるにゃ、すぐかえるからにゃ!」
となればあとは『お姉ちゃんたち』のターン。
マリーさんはさっそく、通販サイトでおとりよせ。
ミーコさんは、ひとのすがたに化けて、お花屋さんに走ります。
それからすぐ、『ごしょうたい、お受けいたします』のうれしいお返事が返ってきました。
そうして、お約束の日、お約束の時間。
ピンポンとチャイムが鳴ると……
そこにはひさしぶりに会う、おとうさんとおかあさんがいました。
おかあさんをエスコートしたおとうさんは、とってもダンディーにきめています。
おかあさんもすっかりドレスアップして、まさしく『しんしとしゅくじょ』。
だいじょうぶ、きょうはチビもしっかり、おめかししてます。
ぺこんとおじぎをして、すうっといきをすいこむと、なんどもれんしゅうした『いらっしゃいませ』を元気につたえます。
「ようこそ、いらしてくださいました!
母の日のティーパーティー、たのしんでいってくださいませ!」
ふたりのおせきには、おとっときのおちゃとおかしが、いいかおりをさせています。
そのむこうには、かすみそうにかこまれた、ふたつのタブレットが、立ててあって……
そのがめんには、とりどりのカーネーションたちが、うつしだされています。
おかあさんが、こえをはずませます。
「まあ! このカーネーション、ほんとにチビがつくったの?」
「うん! じゃなかった、はい!
おとうさん、父の日には、おとうさんにばらをつくるからね。
たのしみにしててね!」
そのしゅんかん、おとうさんはぐっと、目頭をおさえてしまうのでした。
過去一……画面が美しいかもっ!
次回は『日向、カーネーションの花びらづくりをふりかえる』5/15投稿予定です。
今回の苦闘を反省込めて振り返ります。
おひまならのぞいてやってくださいませ!