チビ猫、かしわもちにゃんたちをつくる(前)~葉っぱをだいたい、つくる~
(前)ってなんやと思われた方……はい、そのとおりでございます。
最初から(前)つけときゃよかったス(姑息)
チビのそうだいな計画があきらかになった、そのよくあさ。
ヒロさんをみおくって、みんなでいちばんにしたことは、『けんさくまつり』。
「カシワ」のはっぱの、とくちょうをしらべました。
ヒロさんの帰りまでに、だいたいのかたちをつくっておいて……
買ってきてくれたかしわもちとならべて、こたえあわせをする計画ですから、きょうもばりばり、がんばります!
さて、みんなで調べたとくちょうは、こんなかんじでした。
・はっぱのながさは、10~30センチ。
・ぜんたいがたまごをさかさにしたっぽいかたち。
・さきにいくほうが、はばがひろくなってくかんじ。
・つけねちかくは、しゅっとほそくつきだしてる。
・はっぱのふちは、とがったとこのない、おっきななみなみ。
・なみなみは、いれこにならない (単きょ歯)。
・側脈 (ななめの、みじかいようみゃく)は、8~12対。
・えだわかれしないで、ぎざぎざにはいってく。
・はっぱのおもては、こいみどりで、つやつや。
・うらは灰緑白色で、けがはえてて、ざらざら。
・はっぱのくきは、すっごくみじかい。
(参考:
Wikipedia さん カシワ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%AF
植木ペディア さん カシワ/かしわ/柏
https://www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8%91%89%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%82%AB%E8%A1%8C/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%AF/
葉と枝による樹木検索図鑑 さん
カシワ - ミズナラ - コナラ - ナラガシワ
https://elm3.web.fc2.com/top/ruijisyu-miwakekata-hoka/kasiwa-konara-mizunara-naragasiwa.html
ブナ科(落葉樹)の検索表
https://elm3.web.fc2.com/top/ruijisyu-miwakekata-hoka/bunaka-rakuyouju-kensakuhyou.html
)
これらを、あたまにいれて……
かしわのはっぱや、かしわもちのしゃしんもいっぱいいっぱいみて、モデリングスタートです!
はっぱのふちをつくるところまでは、さくらもちのはっぱとおんなじかんじです。
ここでの大きなちがいは、みっつ。
ひとつは『ぎざ』に『とんがり』がないところ。
もうひとつは、はさきのほうのぎざぎざがもっと、まっすぐはっぱの先方向へとむいてるところ。
だから今回は、いちど『配列』『カーブ』をつけてちょうせいし、あんばいをたしかめてから、『ぎざ』のかたちをきめました。
(つまり、『ぎざそこ』さくせいや、『ぎざ』じしんの面はり&ソリッド化は、そのあとにやります)
『ぎざ』を、やわらかいまるっこさにしあげて、『配列』『カーブ』を設定。
『はいちようカーブ』を、ガイド円よりもーっとうえまでひっぱって、『ぎざ』をもっとまっすぐうえに、むかせます。
ミラーをつけとくと、調整しやすいです。
せっかくつくった『ガイド円』と、大きさがかわっちゃいますが、だいじょうぶ。
はっぱのサイズは、にゃんたまちゃんをつつむときにまた、調節するのですから。
ここは、かたちを作るのに『ぜんしゅうちゅう』です。
ととのったなら、『配列』『カーブ』をいちどはずし、『ぎざそこ』作成。
『ぎざ』に、ここであつみをつけます。
そうそう、ちがうとこのみっつめは、はっぱのあつみを0.0005にしたこと。
さくらのはっぱより、あつくしたことです。
そうこうして『ぎざ』『ぎざそこ』のモディファイア適用まで、できたら……
『はさき』『つけね』パーツを分離し、いちど厚みをなくして、ととのえます。
『はさき』パーツはまーるく、ふとらせます。
さきのほうは、プロポーショナルをONにしてととのえて。
ふもとのほうは、手動でだいたいをととのえてから、LoopToolsの『リラックス』でなめらかにいいかんじに、ちょうせいしてもらいます。
さいごのしあげはやっぱり手動ですが、そこはきあいをいれてやります。
つけねのほうは、かしわもちをつつみやすいよう、すぱっときられているので、それにならいます。
もちろんりょうほうとも『全頂点Z=0』を忘れずにやってから、ソリッド化であつみをつけます。
さて、そのあとが、むずかしいところ!
『ぎざそこ』に面をはって、こまかく分割します。
さくらもちのときは、ナイフでたてたてよこよこ、と両面こまかくしたのですけど……
うっかり、いらない頂点をふやしちゃって、マージしなおしたりしてたのです。
だからこんどは、べつの『さえたやりかた』をためします!
あのあと、マリーさんがしらべてきてくれました。
ややこしいかたちのあなが、『ぱこっ』とあいたところに、細かく分割した面をはってくれるべんり機能が、Blenderにはあるのです。
それが『グリッドフィル』。
でもこれだけだと、『ぎざそこ』にはタテの辺しかいれられないので、あともうひとくふう。
スナップ機能をオンに、対象を『辺』にせってい。
『自動マージ(Auto Merge)』という機能で、『辺と面を分割(Split Edges & Faces)』をオンに。
そうしたら『いちばんうえといちばんした』以外の頂点を選んで、頂点を『押し出し』。
はっぱのまんなかをこえて、ぐっと左にもってって……
Yのところに0をいれて、水平にしたら……
そのままXキーで削除メニューしょうかん、いまふやした頂点をさくじょしてしまいます。
するとみごと、『たてたてよこよこ』ができあがりました。
もちろん、これまでの辺と、新しい辺のまじわる場所にちゃんと、あたらしく頂点ができてます!
あとは……
面をこうえらんで、細分化。
そうして、あつみをつけます。
ただし、この状態で『ソリッド化』をするとすっごいことになっちゃうので、面を『押し出し』いったくです。
おっとそのまえに、『自動マージ(Auto Merge)』をオフにします。
押し出すあつさがとても小さいので、オンのままだと、せっかく押し出ても、なくなっちゃうのです。
全部の面を選択して、Zマイナスの方向に『押し出し』。
最後は数字を入れてピッタリ-0.0005(※さくらのはっぱより、厚めです!)にしたら……
ぎざそこパーツ、できあがりです!
そこまでできたら、『つけね』のカットされてるとこが、Y=0にくるよう、はっぱ全体の高さを調節しておきましょう。
このあとは、ようみゃくたちを作って……
ようみゃくたちと、『ぎざ』に、『ぎざそこ』とあわせたおれめができるよう、カットをいれていきます。
バックアップをとって、おひるやすみをすることにしました。
案の定、思ったより簡単にいきませんでした。
そのためエッセイパートを一回お休みさせていただいて、こんなかんじの予定です。
4/25『チビ猫、かしわもちにゃんたちをつくる(中)~葉脈をつくる~』
4/27『チビ猫、かしわもちにゃんたちをつくる(後)~最終調整から配置まで』
4/29『日向、分割っぷりがゆるいからっていいもんじゃないと知る』(まとめ的なエッセイパート)
のんびりお付き合いいただけますと幸いです!