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チビ猫、さくらもちの葉っぱをつくりはじめる

 きのう、チビチームのみんなは、いっぱいいっぱい、しらべものをしました。

 きょうからはいよいよ、チビがブレンダーでモデリングをします。

 まず、おひにゃさまのファイルをコピペ。

 あたらしいほうのなまえをかえて、スタートです!


 ひとりめは『さくらもちにゃん』。

 きものをけして、さくらのはっぱでたてにくるっと、つつみます。

 といってもこれは、なかなかにむずかしそう。

 さくらのはっぱには、まるみがあるし、はじっこにはぎざぎざも、あるのです。

 きものや、たまごのからのように、ナイフツールでちゃきちゃきっとつくっちゃうのは、ちょっとむりそう。

 しかもそれで、まるい『にゃんたまちゃん』をくるっとつつむなんて、できるのでしょうか?

 だいじょうぶ。つつむのは、カーブでできます。

 まずはあたらしいファイルで、はっぱをモデリングしてしまいましょう。



 じゅんびとして、はっぱの『だいたいのかたち』を作っておきます。

 12頂点の円をひとつ、ぽんとだして、ひだりはんぶんをけして(みぎのほうが、ぎざぎざをつくるときに、やりやすいのです)、たてに長い、たまごがたに変形。

『ガイド円』となまえをかえました。


 ただ、そのまんまだとちょっと、作業がしにくいので……

 オブジェクトモードで右クリック>変換>『カーブ』とすすめたら、プロパティエリアの、たてにならんだメニューから、カーブマークをおします。

 そこにある『深度』に0.001をいれて、ふとくします。

 そうしたら、ちょっとだけ下に移動。Zのあたいを、びみょうにマイナスにします。

挿絵(By みてみん)



 これで、じゅんびはオッケー。

 はっぱのはじっこの『ぎざぎざ』と、それをふやしてならべるための、カーブをつくりましょう。

 今回は、タワーの大階段よりもちょっと、むずかしいけど……

 だいじょうぶ。チビはもう、『カーブ』の考えかたを、わかっています。

 ずばり『さいしょはカーブもならべたいものも、どっちもうごかさず、左から右へのびてくよう、つくること』!

 いさんで、作業にとりかかりました。


 まず、3Dカーソルがワールド原点にあるのをかくにんしたら……

『ガイド円』のいちばんさいしょの角より短いくらいの、ちいさめのベジエカーブを追加し、すかさずもっとちいさい(すくなくとも、いっこ目のとくらべて1/3より、小さいほうがいいようです)ベジエカーブを追加。

 さいしょのを『はいちようカーブ』、あとのほうのを『ぎざ』となづけます。

挿絵(By みてみん)


『ぎざ』にモディファイア『配列』と『カーブ』をつけます。

『カーブ』の対象は、『はいちようカーブ』です。

 すると、『ぎざ』が分身します。


 ねんのため、ちゃんと関係づけができてるかチェック。

『配列』の『適合する種類』で『定数』をえらんで、『数』のすうじをふやしてみます。

 すると『ぎざ』が右にずんずんふえたので、だいじょうぶです!

挿絵(By みてみん)



 いちど『数』を2にもどして、いよいよ『ぎざ』のかたちをかえます。

 つくるのは、はっぱのはじっこの『ぎざ』。ぎざぎざひとつのかたちです。

『制御点』をうごかして、ねこのおみみのかたちのような、まるくて、つんとしたカーブをつくります。

挿絵(By みてみん)


 リアルのおおきさにすると、たぶんちっともみえないから、かわいくおっきく『デフォルメ』です!

(それでも『ぎざぎざのさきっちょが、ちょっと糸みたくなるの』や、『不整重鋸歯』については……

 こまかすぎて、みえなそうなので、今回はやめとくことにしました)


 ここのこつは、いくつかあります。

・とんがってるとこは、したがわ、みぎむきに。

・『細分化』で、『制御点』をふやして、ちょうせつすると、やりやすい。

・とがったとこの『制御点』のハンドルは、できるだけみじかくするといい。

(制御点をえらんでスケールツールでぎゅっとちぢめると、らくにできます)

・まず、全体のかたちをつくってから、オブジェクトモードのスケールツールで大きさをかえるのが、らくかも。


 いいかんじのかたちができたら、『配列』のせっていも使って、もうすこし調整します。

 理想のかたちは『つぎの『ぎざ』と、一点だけがさわってる』カタチなので、これをめざします!


 まず『配列』の『マージ』にチェックをいれて、0.0001くらいの、ちいさいちいさい数字を入れます。

(これがおおきいと、『ぎざ』のかたちが、かわりすぎてしまうためです)

 そして、『配列』の『オフセット(倍率)』のXのすうじをかえていきます。

 どーうしてもびみょうなら、制御点の場所も、かえちゃいましょう。

 セッティングが決まったら、つぎのところでいったんモディファイアをはずすので、『配列』の設定をメモっておきます。



 かくして『ぎざ』のかたちがきまったところで、『底』をダブルでつけます。

 これがついてないと、かんたんに・ぴったりと面を張ることができなくなるので、じみにじゅうようなところです。


 ひとつめは『ぎざ』につける、底です。

『ぎざ』についていた『配列』とカーブをペケボタンで『ないない』し、オブジェクトモードにきりかえ。

『ぎざ』を右クリック、変換>メッシュとすすめます。

 編集モードの点選択モードにきりかえると、頂点がいっぱいになってるはずです。

 もしも、頂点どうしがあんまりくっつきすぎてるのがあったら、『頂点を溶解』で、ちょっとだけせいりしておいて……


 いいかんじになったら、『さいしょとさいごのはじっこの頂点』をえらんで『F』をおし、二つの点をあたらしい、まっすぐの辺でつなぎます。

 これで、ひとつめの『底』がはれました。

挿絵(By みてみん)


 ここでいちど、ぜんぶの頂点の高さをZ=0にそろえます。

 いちど真横してん(効果がわかりやすいようにです)、編集モード、点選択にして、全頂点を選択。

 そうしたらSZ0エンターとキーをおして、すべての頂点のたかさをぺたんとそろえ……

『アイテム』『トランスフォーム』のZに、ゼロをいれます。

挿絵(By みてみん)


 そうしたら、もういっこ。

 はっぱの内側の面を張るための『底』もつくります。

 オブジェクトモードにして、『ぎざ』をコピペ。

 あたらしいほうを『ぎざそこ』となづけ、編集モード、辺選択モードでちょっといじります。

 底面の辺――『ぎざ』でさっきつくった、まっすぐな辺です――をえらんだら、うえのメニュー『選択』から『反転』をえらびます。

 そのままXを押して、削除メニューしょうかん。『辺と面のみ』をえらびます。

挿絵(By みてみん)


 すると、底面の辺だけが、がめんにのこります。

 ほんとうは、頂点たちがこっそりのこっているのですけれど……

 それはまだ、そのままにしておきます(※これを消すと、配列したとき『ぎざ』とずれちゃうから、ぜったい消してはダメなところです)。


挿絵(By みてみん)

点選択にするとこんなんなってるにゃ。



 そのとき、マリーさんのおなかがぐぐうとなりました。

 するとつられてか、チビとミーコさんのおなかもなりだします。

 ちょうどきりもいいので、ここでバックアップをつくり……。

 おひるをたべて、おやすみをいれることにしました。


冒頭あたりに『シュリンクラップ使うぜイエーイ!』て書いてたんですが、それだと結局できないってんであわてて直しました...( = =) トオイメ

いまさっきようやく『さくらもちにゃん』が実現できたので、安心して投稿できます^^

『法線交差……』が出ないでほんとよかったでござる!!!!

オレンジにゃん今日中に作れるだろうか。明日はテストワールドでのテストしなければなんですが(半泣き)


そんなこんなで次回はこのあとすこししたら投稿です!

『日向、デフォルメになやむ』

若干とりとめのないつぶやきです。

お暇ございましたら、のぞいてみてくださいまし。

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