日向、スケスケの悩ましさにうなる
なんかタイトルがえっちぃ? ハッハッハ、よくある優良誤認です。
『タワー2Fをシースルー可能にしちゃうぞ機能』実装にともない、タワー裏手側の壁ぎわに『目隠し壁』を取り付けました。
タワーを流れ落ちる滝の中にひそみ、見る者との距離に応じて己の透明度を変え……
ちいさな滝と花のコラボレーションを楽しませることも、近づいた時にはハンモック島をカバーすることもできる、すぐれものです。
しかしこれが、部分的にうまく働かないことがあるのです。
さんざんLOD設定を試して、結局オブジェクトをつくりなおして、それでも、ワールドアップロードすると肝心の場所で透けてしまう。
いやそもそも、見えてほしくない場所が見えたり見えなかったりする仕様がよろしくなかったのですが、いまさら引っ込められません。
というかむしろアバターちゃんの頭、めり込んでないかい? いま壁の向こうにすり抜けたよ?
見てみたら、目隠し壁にコライダーがついていません。
これが原因なのか?
とりあえずボックスコライダーつけてみました。
それでもだめでした。
問題になっているのは、二か所。
机の上から正面~斜め左を見たところ。
そして、本棚左わきの壁をアームチェアの背もたれの上から見たところです。
まず、机の上をどうにかしましょう。
今つけたコライダーのおかげでもう頭はめり込まなくなりましたが、ばっちしハンモックは透けている。
なんでやねん。それもピンポイント幅ぴったりで見えるとか何? (←ちょいおこ)
『おま環』といわれりゃそれまでですが、もはやどうしていいのかわからぬレベルです。
ので、本棚を机側にちょっと詰め……
かつ、机の上にコライダーを設置して、乗れないようにしちゃいました。
名付けて『机ガード』。1Fティーテーブル上の『テーブルガード』みたいな感じです。
こちらも、ちっちゃいアバターなら、ワンチャン机乗れるかも、なサイズにしました。
机の上に立つと、チビアバターの大きさでも階段にあたまぶっ刺さっちゃうし、これでよかったのでしょう。
いずれはなにか、いいかんじの垂れ壁に換装したいところです^^
ついで『本棚左わきの壁をアームチェアの背もたれの上から見たところ』にとりかかります。
LODの距離算出が……ナナメ位置からだとすっごい距離加算されてる感じ、なのですよね。
よかれと思って目隠し壁に着けてみた『メタリック』も、ワールド上では反射がなく、むしろ透け感がアップしてしまっている感じです(こちらはおそらく、Clusterワールドにおけるライティングの制約によるものでしょう=どもならん)。
距離など設定やり直し。
芳しくありません。
思い切って、タワー裏手への飛び出しガード用バリアを、屋内にずらしてみました。
ちょうど、ガラス越しに滝が流れている、そんな感じになります。
つまり、客人が壁に近づきすぎないようにするためのたくらみです。
けれど三人称視点でカメラ引くとあらら、見えてしまいますね。
うーーーーん。
ここまで試して、ふと思いました。
そんなに人が入れるワールドじゃそもそもないし……ここまでニッチな視点なら、もう隠し要素として、見えてもいいかもなあ。
というか、ふたりだけでハンモック島で話したければ、新しくプライベートサーバ作るやん? ほかの人からはゼッタイ見えへんやん?
まーまーまーまーそーなんだけど……
とりあえず、いま透けるとわかった視点をユニティ上で再現。
あともう一度だけ、調整してみることにしました。
そうしたら、なんてことか!
階段上がったところにも、透けたりのぞけたりしてしまうポイントが見つかりました……それもふたつも。
ひとつはもっとも左の列のうえ、螺旋階段を登りきったところです。
極端なカメラアングルとか、大ジャンプの暴発で見えるだけではありますが、気になってしまったので、直します。
いろいろ試して(後述)、小さめの滝パーツをひとつ増やしました。イエーイ!
下の目隠し板とは離れているため、これまで見えていたこずえはちゃんと見えます^^
いまひとつのところには苦戦しました。
ちょうど机の上なので、机前に対応する透け防止の板を大きくして対応するのが、一番スマートっぽく思えました。
そのため『トランスフォームの値コピペ』で『でかくして、位置を合わせよう』としたら、なぜかとんでもないとこに行ってしまいます。ええええ。
もう透け防止の板じたい、作り直そうか……一瞬そう思ったのですが、そこにはひとつの障害がありました。
この時点で、二階の『裏手透け防止板』は四列あり、中央のふたつはそれ自身&隣接する列の、複数のLODグループで制御していました。
これが何を示すか。オブジェクトの作り直しが激めんどいということです。
それでもなんとか、すぐ前に立つと透けない状態にまで持って行きました。
ゲームモードで何度も確認し、よーしとワールドアップロード。
すると『そこだけ』透けます。
これもーどうせえっちゅうねーん……
さすがにしばし、ぼーぜんとなりました。
けど、動かんことにはどうもならない。
ので、面倒承知で透け防止用板を削除して作り直しました。
滝とまったく同形・同位置のものをコピペで三つ作成。つけてたマテリアルを適用。
これで、変形による悪影響があったなら、断てたはずです。
あとは、どうも複数のLODでこれを制御してる、というあたりがよろしくなさそう。
右列のLODグループから机前の透け防止板シリーズを外してみたら、やっとこさうまくいきました!
実を言えばレンズ操作モードでハンモック見られるポイントもまだ、あるのですが……いたしかたない。今回は妥協しよう。
と思ったら直してました。
ついでにがっちり滝の始点の位置もそろえました。会心の出来です。
ほんとうは『次回、オブジェクトからきれいにつくりなおしたい』と思っていたのですが、もうやらなくてよさそうな勢いです。
最後はコンマ1の数字を入力してみて執念の調整をしたのは無駄ではありませんでした。
しかしこうした位置合わせ系は、本当に神経を使います。
やはり、一番HPMPそして時間を消費する作業といっていいでしょう。
できてしまえば「やったー!」となるのですが……。
うん、やっぱり、何とかしたいものであります。
それでも、収穫はありました。
まずひとつ。
滝を増やそうとしたところで、Mobile WaterShader EKVのパラメータのいじり方をちょっと習得しました。
タイリングのパラメータにて、Xをちょっと。Yをいっぱい増やす。
すると、たてにサーッと流れている感じの水にできます。
コンマ1で模様が変わるので、こだわりがいがあります。
色彩もとても美しいし、さいきょうです!
おかげで、あきらめかけてた『海に流れ込むせせらぎ』を表現できるようになりました。
ハンモック島からの景観にまたひとつ、みどころがふえました^^
いまひとつは、天空カフェのアイデアがうかんだこと。
ふと思ったんです。この滝どっから湧いてきてんねんと。
まあ木から湧いてても別にいいんですけど、天空カフェ島から流れ落ちてきてたら、もっといいかんじじゃないでしょうか。
今回追加した小さな滝部分を延伸して、天空カフェ島をつないだらめっちゃよさそうです。
もういっそ、エリアだけ作ってしまいましょうか。オラワクワクすっぞ!
また、ちいさなことですが、着地ポジション、手を置くポジションに四角がついてたのをやっぱとりました。
メッシュレンダラー無効化でもダメなので、思い切ってそれ自身を削除しました。
ツリータワーは今日も育ってます!
次回アプデ用の『菜の花』づくりに夢中になってたらこんな時間です!
苦労したけどなんとかいけそうです、よかったよかった。
というわけで次回『インターミッション:チビ猫、はじめての取材旅行を楽しむ!』
3/19投稿予定です。
どうぞ、お楽しみに!