インターミッション:チビ猫、リスケをする
今回は、ギミックの見直しに、けっこう苦労しました。
なんどもなんどもみなおして、かえてためして、解決したのは、けっこうギリギリ。
ちょっとでも、ライブエリアをつくりたかったけれど……
ざんねん、想像するだけで、おわってしまいました。
『スポーツの日』10/10、『ハロウィンシーズン』10/15。ライブエリアは『10/31』、とすすめていこうと予定していたけれど、それはちょっと、むりかもしれません。
また、想像していなかったバグがおきちゃったら……
それこそ『将棋倒し』的に、できなくなっちゃうかもしれません。
予告は、おやくそくです。
チビとしては、それはきちんと、まもりたいのです。
そのためには、無理な予告は、しちゃいけないのです。
だから、次の日の、お夕飯のあと。
チビチーム作業班にくわえて、チビのおとうさんおかあさん、そしてヒロさんのそろった『チームフルメンバー』のまえで、チビは『ごめんなさい』とあたまをさげて、こういいました。
「こんかいの、さぎょうじょうきょうをふまえまして……
10月アップデートの、リスケをさせていただきたいです!」
チビとしては、だいぶゆうきをふりしぼってのことでしたが……
「ワガハイたちも、それがいいとおもっていたにゃ」
ミーコさんがだいひょうして、ひとこと。
うん、とうなずくみんなのまなざしは、ほっとしたような、あたたかいものです。
「ぐたいてきに、どうするかはもう、かんがえてあるのかにゃ?」
「ありがとう、みんな……!
あのね。スポーツの日の、まえだおしをやっぱり、やめて……
13日に、スポーツの日のも、ハロウィンシーズンも、いっしょにしちゃうの。
それだとライブエリアどうじリリースは、さすがにぜったいむりだから、10/31に、できるようにしたいです。
もし、きゃくせきがむずかしかったら、ステージとそのまわりの、かざりだけでも、つくりたいです!」
「うみゅ、それならよゆうもでそうにゃ。
みんなはどうにゃ?」
「ひにゃさんはもんだいナッシンにゃ~。
ハロシーにマストなのは『かぼちゃ』。あと、秋シーズンとしてマストなのは『ぶどう』にゃ。
モデルの『分離』をすればいいだけにゃから、むずかしくないにゃ。
ライブエリアは、チビちゃん自分でつくりたいんだよにゃ。
わかんないとことかあったら、いつでもきいておくれにゃ!」
「マリーはそのあいだに立ち飲み酒場をちょっとすすめますにゃ。
そうそう、『まかないしすてむ』のメニュー候補を、いくつかピックアップしておきますにゃ。
モデルの調達も、おまかせにゃ☆」
「ワガハイはまず、今回のワールドせつめいの予告を、かきかえておくにゃ。
でもって、ざっくりしたスケジュール表もつくっておくにゃ。
というか、こうなることも予測して、草案はもうできてるからにゃ。
あと調整したら、共有するにゃ」
チビチーム作業班のできるっぷりに、ヒロさんがおどろきと称賛の声を上げます。
「みんなほんと、すごいね!
僕の百倍、『しごでき』かも……」
すると、チビのおとうさんが『いえいえ』とおててをふります。
「いえいえ、ご謙遜を。
ヒロさんのお噂はかねがねうかがっておりますよ。
ミーコさんとのご婚約いらい、一層その働きぶりに輪がかかったと。
我々もみならわねばと、いつも話しているのですよ?」
するとヒロさんは、あの、えっとといいつつ、ぱっと赤くなっちゃいます。
そのとなりで『けんそんしないスタイル』のミーコさんは、どどんとむねをはります。
「それは、ヒロさんだからにゃ!
ワガハイもヒロさんにまけないくらい、花嫁修業にスパートをかけるのにゃ!」
じつはこのふたり、婚約はしているけれど、お式のよていは、ぜんぜんなのです。
実質『ひにゃさんの旅路をたどる旅』が、新婚旅行になることは、かくていですけれど……
ふたりとも『結婚資金もまだたりないし、ねこまたになる方法ももっと、しらべたいし』『ワガハイは人間としての花嫁修業が、まだまだにゃ』といって、式場をしらべることさえ、していないのです。
けれど、ヒロさんとミーコさんは、まだしりません。
ふたりには絶対ないしょの、極秘プロジェクトがもう、ひそやかに動き出していることを。
もちろんチビたちは、そんなこと『おくびにも出し』ません。
かわいく元気に『えいえいおー』して、ひっそりこっそりと、ことをはこんでゆくのでした。
次回は『チビ猫、ハロウィンシーズンをむかえる』10/13投稿予定です!
同日ワールドアップデート予定です。
あわせてどうぞ、お楽しみに!