日向、なんでお酒を飲むアニメーションなんかやっちゃったんだろうと(ちょっと遠い目で)振り返る
いやはや、むずかしかったですねえ(どっと息を吐きながらの一言)。
Studio. Dolphiiiinさんの神アセット『ビールサーバー(#cluster用アイテム)』に勇気をいただいて、自分でもさけつぎ→のみのみ、やってみよう! なんて調子ぶっこいたのが、一週間の苦闘のはじまりでございました。
びんとますとグラスのモデルはですね、これまた素敵アセットお借りしちゃったんでぜんぜんオッケーなんです。
(はい、こちらもStudio. Dolphiiiinさん製です……大感謝でございます!)
水面やたれ酒のモデルづくりもずずいとできました。
でもこれを動かす段になったらまーーーーめんどう!
そもそものみのみアニメーションは初チャレンジなんで、アニメーションつくってみては、やりづらいところに気づいて、ブレンダーにとりこんだモデルに変更を加え、それに沿ってアニメーションを調整しなおし……
って、全行程三回分くらい作り直したんじゃなかろうかこれ(※毎度のこと)。
最初のつまづきポイントは……
『飲み物を飲むアニメーションを作るときは、グラスや飲み物の『飲み口』にオブジェクト原点
を持ってくると、やりやすい』
これに、気づいてなかったこと。
正確には、途中までアニメーションを作ってみてから気づいたことです。
原点が真ん中だと、飲みアニメーションのさいに飲み物のスケールを毎フレーム『飲み口側』『底側』の両方調整せねばなりません。
このことに気づいたのは、グラスからお酒を飲むターン二口目でした。
この調整がほんともうもう、発狂ものに面倒だったのです。
かといってそこまでの『びんから注ぐ→ますからのむ→グラスから一口目のむ』を破棄するのは耐え難かったため、理由をつけて(※)オブジェクト原点を飲み口に変えた『モデル2』を導入し、以降の『のみのみアニメーション』を作りました。
(※ びんとか、コップからあふれる垂れ酒とか、ますのなかにたまるます酒とかをひとくちぶんごとオフにするのはめんどいから、モデルごと表示切り替えちゃえっというやつです)
つぎのつまずきポイントは、モデルの回転をうまく合わせられなかったこと。
なんでかますがころがりまくりました。
なんなら水面までえらいころがりまくりました。
どうも、ますの親となっていたエンプティを回転させたせい、っぽいかんじです。
(※ただ、グラスはこれで大丈夫だったので、原因は実のところ不明)
よって、ますそのものは、『シーンにおいてあるますの実体たるオブジェクトのみ』をコピペして、もとのモデルとの回転関係を断ち……
ますざけについても、このますと親子関係を付けず、位置とスケールをひとつずつ調節しました。
飲み物と器の親子関係、これを迷って試行錯誤したのもかなり時間を要しました。
ますのときとは逆に、親子関係を『つける』――すなわち器を飲み物の親にすると、飲み物の位置と回転が追従します。
グラスからお酒を飲む場合のように、アニメーションが長く、位置をこまかく調整する場合は結局こちらがありがたかったです。
回転については、それが可能なら、器の回転に数値をあわせると水平をキープできます。
(この試行がまためんどうで、なかばやけくそで『ユニティのアニメーションのパラメーターを、ほかのプロパティにまるっとコピペできないかなやってみようえいっ』とやったらできたので歓喜しました( ´∀` ))
ますとますざけは親子関係をつけなかったのですが、これは『器の回転の数値に飲み物のそれを合わせることで、水面の水平をキープする』ということができなかったためです。
なぜか、どうやっても、回転をあわせられず。
毎フレームぶん数値計算して打ち込むのは現実的じゃないので、それならいっそ親子関係ナシでエターナル水平キープしといてほかを調整したほうがよかったのです。
こちらは一気に飲み干すだけなので、アニメーションそのものも短くシンプルだったため、これでいけました。
スケールについてはどっちも、もう見て調整しましたが、ますやコップの壁面に片方のはじっこをあわせるだけなので、最初よりはずっと、ずっと、ずーーーーーーっと楽でした。
~つづく~
次回は『日向、なんでお酒を飲むアニメーションなんかやっちゃったんだろうと(ちょっと遠い目で)振り返る(2)』8/31投稿予定です!
立ち飲みアニメーションの仕上げがずれ込んでしまったのと、そもそも長すぎるので二回分に分けましたごめんなさい。
どうぞ、お楽しみに!