チビ猫、やきそばの作り方を説明する
なんとかお盆のリリースがおわったあとは、チビチームはちょっとゆっくり、ひとやすみ期間です。
でも、そのまえに、ふたつばかり『しゅくだい』がのこっていました。
「じつは今回、カジノワールドの説明文が、一万字をぶっちぎりかけたのにゃ」
「ええっ?!」
ひとつは、ミーコさんからの提案ではじまりました。
(ばけねことはいえ、一万字をよんだりかいちゃうねこたちって、ちょっととっても、すっごいですけれど……
それはいったん、おいとくことにしましょう)
びっくりおどろくチビ、マリーさん、ひにゃさんをまえに、ミーコさんはしんけんなかおで、つづけます。
「アセットの紹介、更新履歴も長くなってはいるけれど、これはけずることのできないものにゃ。
つまりワガハイが下書きしている、機能説明、フレーバーテキストのあたりが問題になっているにゃ。
もちろん、ワガハイも圧縮につとめていくのにゃが……
今回の夏祭り進行で、カジノのせつびはぐっと充実したにゃ。
しかし、まだあそこには、さらにレストランエリアをつけにゃーならんのにゃ。
そうなってくると、小手先の圧縮ではきかないにゃ――それは、せつめいぶんだけじゃなく、ワールドそのもののようりょうも、にゃ」
そう、ことしの三月に、ミーコさんはいってました。
『『せつめいぶんがむずかしくなる』ってことは、ややこしい、ってことだからにゃ。』と。
つまり、せつめいぶんがおおすぎるってことは、せつめいしなきゃなものがおおすぎる、ということ。
つまり、カジノワールドにはもう、ものがおおすぎるのかも、しれません!
「そこでにゃ。
いぜんにもちょっとわだいになった『あれ』……
カジノ庭と、本館の分離を検討してみてほしいのにゃ。
たしかに、技術的なこんなんはあるのにゃ。
ハイサイドライトや出入り口を通じて、互いの様子は見えてしまう。
である以上、それを連動させたくなるけれど……
それには『外部通信』をつかいこなすことが必要になるにゃ。
けれどそれをしたところで、複数ルームがたっちまったら、どっちを優先するかがまた問題になる。『どっか知らんとこでとつぜん』昼夜いじられたらなら、こまることもあるはずにゃ。
カジノワールドも、ここまで大事に積み重ね、育ててきたワールドにゃ。一朝一夕にこたえはだせないはずにゃ。
このあとのなつやすみに、のんびりとかんがえてみてほしいのにゃ。
もちろんワガハイたちは、だいいちにチビのしたいことができるよう、がんばるしょぞんにゃ。
だから、とくにチビは、自由にかんがえてみてにゃ。
ワガハイからは、以上にゃ」
「ありがと、おねえちゃん。
うん、たしかにいまのカジノ、もの、おおいのかも。
チビ、かんがえてみるね!」
それは、チビたちさんにゃんも、なんとなくそう思っていたところでした。
しゅくだい・ひとつめをむねにしまって、ミャーティングはすすみます。
チビチームのもういっこのしゅくだいは、夏祭りのときのひにゃさんのおねがいを、かなえること。
そう、チビによる、やきそばづくりのかいせつです!
Blenderにゃんこ・ひにゃさんは、とくにテンションがたかいです!
チビはかわいくこほんとせきばらいをして、つくりかたをせつめいしはじめます。
「まずね。
めんめんのだいたいは、おそうめんとおんなじなの。
平面に、波テクスチャでめんめんつくって、そのかたちをかえて、ってやったの。
うえのカラーランプで、ふつうのとこはきいろ、いろのくらいとこはくらいきいろにして……
でもそれだけだと、めんめんのいちばんうえの『ぴかっ』がたりないから、したのカラーランプとカラーミックスをたして、白さを追加したの。
波テクスチャからだしてきた係数に、『減算』をいっこいれて、ぐあいをちょうせいつしてるの。
減算はね、さいしょ上のカラーランプのまえにもいれてたけど……
なんかイメージちがうから、そっちはとっちゃったの。
でね。
『しろいとこはたかい』『くらいとこはひくい』になってるから、カラーミックスから、バンプ、ノーマルってつなげて、しっかり立体的にしたの。
それがうまくいったら、めんめんのかたまりらしく、平面をへんけいしたの。
細分化して、LoopToolsの『円』でまーるくしたら、
プロポーショナル変形で、まんなかを、たかくして……
ぐーっと、よこながにしたら……
『ディスプレイス』、つけました!」
いままでふむふむときいていたひにゃさんが、ちょっとおどろいたこえをあげます。
「ほほう、『木目』にゃ!
いいのみっけたにゃー、チビちゃん!」
「うん!
いろいろためしてね、これがいっちばん、よかったの!」
「いいこころがけにゃ~。
いろいろためすの、だいじにゃからにゃ。
おかげでマリーもなっとくのめんめんになったわけにゃからにゃ、すばらしいのにゃ♪」
「えへへ、ありがと、ひにゃさん!」
そんけいするせんぱいにゃんこにほめてもらって、チビはニッコリです。
「それでそれで、具のほうは、どうやったのにゃ?」
「具はね、ひにゃさんがおためしチャーハンの具をつくってくれたときと、ほとんどおんなじほうほうなの。
さいしょに、めんめんをふくせいしてちっちゃくして、具をのっけよっかなってエリアつくってから……
まねっこして、シェーダーくんだの。
いちばんうえは、にんげんようのばあいは、たまねぎでね、ねこようだったら、はくさい。
つぎは、きゃべつ。
したふたつぐみは、にんじんと、おにく。
でもやっぱり、具のあるとこが、あのおっきさじゃ、ちょっとものたりないから……
逆に、はみでるくらいおっきくしちゃいました。
あとは、テクスチャベイクして、どうにゅうして、できあがりです!」
「おおー!」
ちいさなこねこの、こんしんのはっぴょうに、ねこたちははくしゅはくしゅ!
「どうかな、ひにゃさん。これで、だいじょうぶかな?」
「おうにゃ! じょうでき・えくせれんとにゃ~!
チビちゃんはすっかり、シェーダー使いに進化したにゃあ。
それにディスプレイスも、もう使いこなして。
おぼえたこと、おそわったこと。どんどん使って成長してって、たのもしいにゃ!」
「えへへ、うれしい!
でもね、それは、ひにゃさんたちのおかげなの。
ひにゃさんたちが、いっぱいおしえてくれるから!
だから、いつもありがとう!」
そのとき、ねこたちのはなさきを、いいにおいがくすぐります。
「にゃにゃ、これは……しおやきそばですにゃっ!」
「みんな、おひるよ~」
さらに、チビのおかあさんのやさしい声もします!
はたしてテーブルでまっていたのは、チビの『しおやきそば』そっくりの (もちろん、たまねぎじゃなくて、白菜がはいってるやつです!)おいしそうなやきそばでした。
「夏祭り進行、おつかれさま。
チビのしおやきそば、まねっこしてみたの。
夜はみんなで、たこやきパーティーにしましょうね!」
この夏祭り進行は、やっぱりちょっと、ハードなもので……
こねこのチビは、はやね・はやおきをこころがけていても、つかれをためているようすでした。
けれど……
うれしくおいしい『おつかれサプライズ・ファンアート』をまえにして、そんなの空のかなたに、けしとぶきもちです!
それでも、あしたは一日、まるっとおやすみ。
そして、つぎのしめきりは9/1の、コフレ<ゆきどけRe>です。
ここはいちどゆっくりとやすんで……
これからのカジノワールドの、ゆめをひろげることにしましょう。
次回は『日向、外部通信機能についてちょっと勉強してみた(※いうても参照先様ぺたぺた)』8/21投稿予定です!
どうぞ、お楽しみに!